今回はてぃんくるでは珍しいペット回でした。ペット回だったおかげで、パートナーのために頑張るペットとペットを応援するパートナーの構図がわかりやすく、この二者のあいだの絆がはっきりと描かれていましたね。相変わらずギャグ回はすさまじいふっとびっぷり*1ですが、子供向けらしくきちんとしたテーマがあります
今回のテーマはあきらめないこと。たとえ追い抜かれても最後まであきらめなかったルビーが勝ったというお話ですね。ここでポイントなのはニック以下3匹やディアンに抜かれたときにあきらめなかっただけではなく、鐘が落ちてきたときも逃げずに止めようとしていたこと*2。とことんあきらめない。そしてあきらめずに頑張ってる理由が、あかりちゃんがジュエルストーンをもらえるようにだとかプレーズの鐘が落っこちたからだとか、自分ではなく他人のためなんですね。これは「人の幸せは自分の幸せ」という、この作品のテーマにつながっています
この「人のために頑張れる」「あきらめない」というルビーの性格はあかりちゃんと共通しています*3。なるほどパートナーは心がぴったりというわけです。さしずめ今回のディアンのルビーに対するポジションはあかりちゃんに対するお姉ちゃんと同じようなものでしょうか
あきらめないといえば前回、沙羅が家族のことをあきらめない気持ちを取り戻したのも記憶に新しいですね*4
サフィーが初めは運動が苦手だからと運動会への参加をあきらめていたのにも注目。実際やってみると楽しかったわけで、これもあきらめない方がいいという話につながっています*5。そしてサフィーが参加した団体競技でルビーがディアンを追い上げるのも、「仲間は大切」というこの作品のテーマに通じてますね*6。その他すっかりあきらめてるやつのせいでディアンのチームが玉入れでぼろ負けとか、レオンだけ一切応援してないとかいろいろ細かいです
ところで
ルビーが勝ったところで気づいたのですが、基本的に一話完結のこのアニメは毎回必ずグッドエンドなんですよね。設定的に負けて当然のライバルが登場しても勝っちゃうし、アルマ編でも最後は希望のある終わり方をします