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ジュエルペット サンシャイン37話から見える、ジュエルペットシリーズのテーマ

ジュエルペット サンシャイン37話が作品テーマの根幹に関わりそうな話だと思ったら、シリーズ全体のテーマがにじみ出てるのに気付いたというお話

37話ってどんな話?

今回はオパールを夢実現のための「道具」扱いしてしまったルビーが、彼女のことを一緒に夢を叶える「友達」だと気付くというストーリーでした*1。ここでポイントになるのは、途中に改心を挟みつつもルビーが一貫して夢に向かって一直線だったこと。沢山夢がある欲張りな感じはてぃんくる2話を思い出しますね

ジュエルペットシリーズのテーマとは

と、こうしててぃんくるのことを思い出して気付いたのです「もしかして今回の話って、サンシャインだけでなくジュエルペットのアニメ全部に共通する要素があるんじゃないか?」と。しかしジュエルペットシリーズ共通のテーマって何でしょうか。それは「自分の気持ちに素直になること」だと思います。そして自分の素直な気持ちの最たるものが「夢」、素直に自分の気持ちを伝えられる人が「友達」というわけです

実際にジュエルペットのアニメを振り返って考えてみましょう。1期のディアンはひとりぼっちの状態をこじらせた結果人間を憎むラスボスになり、みんなで力を合わせて元の心優しいディアンに戻したのが最終話、「キスキス♡ジュエルペットは友達」*2ですね。りんこさんに対する自分の気持ちをディアンがなかなか理解できなかったことや、ディアンの心の奥に眠っていた元のディアンと対話することで元に戻すのがポイントでしょうか

2期は引っ込み思案なあかりちゃんのお話。お母さんとの仲直りや、祐馬君への告白となかなか返事ができない祐馬君、アルマの歩んできた人生などなど、自分の気持ちを伝えることに関する話が盛りだくさんですね

そういえば回想で出てきた1年生の花音も友達がいませんでしたねー

ここでジュエルペット達が各期ではどんなものだったのか思い出してみると、これもまた興味深いですね。ダーク魔法にかかったものを元の姿に戻す1期*3。パートナーの本心を代弁する2期*4。自分の気持ちや夢*5にまっすぐな3期と、だいぶテーマに沿った役割を果たしているのではないでしょうか

そこで改めてサンシャインを考える(?)

花音が御影君の前であんまり素直になれないのに対して、最近ますます御影君に関する妄想が加速するルビーを比べてみると面白いですね。一方で花音が本音でいられるのはルビー。そして御影君もあまり本音をさらけ出さないんですよね。1期でお互い遠慮無く本音を言い合ってたりんこさんと七瀬が、それでも素直に伝えられなかった思いを伝えて=カップル成立してエンドなのを思い出しました

それにしても今16話見ると凄く感慨深いです。夢が見つからないルビーと、沢山夢があって叶っても叶わなくても次の夢を見ればいい、ずっと夢を追いかけていたいというサフィー。今回の、普通だけどいろんな夢があってそれを頑張って追いかけるルビーを見てからだと凄くじーんときます

おまけ

ところで今回改心してオパールに会いに行ったルビーですが、端から見ると身勝手なこと言ってるのに、声と絵の演技で友達への気持ちが表れてるのがすごいですね*6

それと今回、よいこ、わるいこ、ふつうのこのバロメーターになっている天秤の悪魔と天使が逆なのが深いですね*7。欲についてオパールが語るとき天使が映り、キレた花音が落ちるときだけ悪魔が単独で映る。ペリドットは自分のしたいことばかり考えてるけど落ちない、途中まで余裕で乗ってられる花音...

追記

そういえば先々週のプリティーリズムではあいらが夢について語ってましたね。「どんどんたくさん夢が増えてきて、宝探しみたいでわくわくしてきて」というところは、サンシャインの16話でサフィーが語っていたのと似てますね

*1:「一緒に、夢を」という関係は御影君とルビーの関係にも通じますね

*2:サブタイの前半と後半で何か違うぞw

*3:ラスボスのディアンも元の姿に戻りましたね

*4:ニコラとチターナがわかりやすい。4話のガーネットとサンゴ、31話のサフィーも

*5:欲望といった方がわかりやすいw

*6:ルビーはいつも以上に自分の欲にまみれてた分、もうちょっと反省を見せてくれた方がよかった気も。花音相手ならそこまで気にならないんだろうけど

*7:子供が天秤を知らないと考えると、選択された方が上がるようにするのは自然というのもありますが