PCとDACをつなぐUSBケーブルを変えて音質が変わらないかちょっと試してみました。MAP-S1は特段ノイズ遮断機構があるわけではないのでケーブルのノイズ対策の効果が割と出やすいはず。
というわけで電気屋で見繕ってきたのが以下の品々
- ELECOM フェライトコア NF-59S
- LOAS USBケーブル ZUH-07BK
- ELECOM USBケーブル U2C-BF07BK
- ELECOM USBケーブル USB2-FS15
- GREEN HOUSE USBケーブル GH-U2B/1K
まず1を今使ってるDAC付属のUSBケーブルにつけてみる。低音がしっかりする一方で高音が抑えられるという結果に。フェライトコアは取り付けた部分のインダクタンスが増える、つまりコイルを繋いだのと同様の効果があり周波数が高いほど抵抗になるので、アナログ信号だったら納得の結果なのですが何でデジタル信号でこういう結果になるんだ…
しかし音質改善というよりイコライザ的な効果があるとわかったわけですが3と4もフェライトを使ってる製品なのでこの先どうなることやら。
気を取り直してケーブルを2に付け替え。こいつはケーブル長さ0.7mで特にノイズ対策のなされていないもの。音は何となくS/N比が下がったような感じ
3も長さ0.7m。金メッキピンと2重シールドに加えて2つのフェライトコアがついているのが特徴。1をマイルドにしたような音質の変化ですね。1では高音の余韻が死んでましたがこっちは抑えられていても割と自然な感じに。
4は長さ1.5m。特徴は金メッキピンとフェライト粉末を利用したシールド。強力なシールドがしっかりノイズを防いでるようで若干S/N比が向上した感じ。これまでのフェライトの効果と同様低音がしっかり鳴っていますが、一方で高音の伸びも失われずにそれなりを保っています。聴く音楽のジャンルによっては結構使えそう
5は長さ1m。金メッキピンと3重シールドが特徴で、信号線と電源線の間もシールドされてます。その効果なのか他のケーブルと比べてだいぶS/N比が高い。今後はこいつを使おう、うん。ところでS/N比が高まった結果、シャリシャリした硬いノイズがなくなったのと倍音が結構聞こえるようになったので音の味付けが以前より若干甘ったるい感じに。曲によっては元の付属ケーブルの方がクールな音でいいかも