株やFXなどでは様々な注文方法がありますが、その中でも逆指値注文は定番中の定番! どこの証券会社でも当然使えるやつですね
ところが最近気づいたんです。何と逆指値注文に普通とは違う使い方が!?
そこで今回は逆指値注文の意外な特徴を説明しつつ、それを活かした活用法をご紹介します
逆指値って?
価格を指定せずその場の値段で売り買いするのが成行注文、価格を指定してそれ以下なら買う/それ以上なら売るのが指値注文、価格を指定してそれ以上なら買う/それ以下なら売るのが逆指値注文…というのが普通ですよね
証券会社のサイトでもそのように説明されています
「逆」じゃなくてもOK
次の注文画面を見てください
現物株の買い注文で逆指値を選択、まではいいとして、「株価が3200円以下になったら3000円の買い指値注文」…おやぁ? 何だかおかしいですね。下がったら買うのが指値、上がったら買うのが逆指値だったのでは?
実は逆指値は発注条件の〇〇以上/〇〇以下を買い注文、売り注文問わずどちらでも選べるのです
活用して資金効率アップ
別にそれなら指値注文でいいのでは?と思われるかもしれませんが、実においしい活用法があります。例として最近自分が使い始めたシストレのストラテジーを挙げましょう
このストラテジー、毎日十銘柄程度に指値注文する割に約定するのは数日に一度というものなのですが、結果的に無駄に終わる指値注文に買付余力を割かざるを得ないため、他のストラテジーと併用する余地が全然ない!
そこで役に立つのが逆指値注文というわけです、「〇〇円以下になったら」という条件を使えば、ある程度株価が指値まで近づいて初めて注文が出され、それまで余力を使わない。その分の余力は他に活用できるわけです
他にも自分の注文をあまり前から板に出しておきたくない時などに使えそうですね
(追記)
今買付余力確認したら、普通に逆指値注文でも消費してました!
これでは意味がないではないか!
(追記2)
逆指値で資金効率を改善できないので、iTRADEの自動売買機能を利用しようと考え、課金して元が取れるか検討しました
仕掛けたい範囲を指定しよう
というわけで本題は終わりですが、ついでにもう一つ逆指値の活用法をご紹介しましょう。次の画像は「株価が3000円以上になったら3500円の買い指値注文」を出す様子です
つまり「3000~3500円なら買い」という注文ですね。寄り付き前に「上がったら買いたいけど上がりすぎてたら見送りたい」というような時に使えます
指数を条件にする
ちなみにauカブコム証券だと日経平均やTOPIXを逆指値の発注条件にすることができます
「それって逆指値か?」という疑問が脳裏に浮かびますが、ともかく「TOPIXが下がってたらこっちも下がりそうなので指値を出す」とかできますね
アプリでも逆指値
auカブコム証券のスマホアプリは、証券会社のアプリと取引ツール「kabuステーション」のアプリの2つがあって、後者は特殊注文が全然できないのですが、逆指値は普通にできます
「以上」と「以下」の両方選べるし、指数を条件にするのも自由自在です