近世を舞台にした歴史戦略シミュレーションゲーム、ヨーロッパ・ユニバーサリス4 (Europa Universalis IV) のプレイ日記です。久々のプレイすぎて忘れてる要素が多すぎる… ということでオスマンと並ぶ初心者向け国家、カスティーリャでプレイして感覚を取り戻していきたいと思います
※見出しは[プレイ日]~ゲーム内年代・スコア(国別順位)
- [2/8]1444年・0点(6位)
- [2/9]1460年・54点(7位)
- 中略(別記事へ分割)
- [2/29]1685年・5032点(3位)
- [3/1]1692年・5472点(3位)
- [3/8]1697年・5813点(3位)
[2/8]1444年・0点(6位)
DLCはDharma、Golden Centuryの2つを除いた全部*1、MODは日本語化MODと地形テクスチャ改善MODくらいでスタート
何気に西欧の国でろくにプレイしてないので、神聖ローマ帝国とカトリック教会のシステムを今回で覚えよう。宗教戦争も。あとはイベリア統一して、地中海を支配して、アメリカを制覇して、アジアにも進出するんだ〜
とりあえず攻略wikiのカスティーリャのページを見ながらやろうと思ったら衝撃(笑撃)の記述が
初期の君主と後継者は無能(1-1-2/0-0-0)である。
えぇ…?
マジだ!?
そうなると史実ではどんな君主だったのか気になる…
フアン2世の治世は49年の長きにわたったが、それはカスティーリャにとって極めて不運なことだった。フアン2世は温和ではあったが、薄弱で周囲から影響されやすかった。彼は装飾以外には好みがなく、詩作・狩り・馬上試合などのような娯楽以外には興味がなかった。
2度の結婚にもかかわらずどちらの妻とも夫婦生活がなかったため、エンリケ不能王(Enrique el impotente)とあだ名される。貴族の台頭に対して抗することができず、国内の分権傾向が強まった。
うーん、これは暗君の臭い。フアン2世の方はまだうまくやった事績の記述があるが、エンリケ4世の方は20年以上の治世があるのに、日本語版ウィキペディアには結婚の話ばっかでやらかしエピソードすら書いてねぇ。で、エンリケ4世が不能王だった*2結果、妹の大正義イザベル1世女王が爆誕、スペイン統一なわけですな
ともあれ、このゲームの基本リソースとなる君主点がヤバいので、優秀な顧問を雇ってフォローせねば
よしっ、3人全員+2で揃えたぞ!
結果、軍事費削っても赤字で~す
(ここから要塞の維持費を削ればまだ何とか黒字になるが…)
しょうがないので最初からやり直し! 今度は全員+1にしてちゃんと黒字にしたぞ
軍事費MAXでも余裕で黒字なあたり、流石の大国である
――――
次は交易を見てみよう。モロッコとチュニジアの方面に商人を置いて、交易首都たるセビリアに交易力を送っているが
正直大したことないので、一人はセビリアに行かせた方が収入が上がる
さてと、艦隊もいるから交易保護させよう。ええと、大型船が洋上戦力、ガレー船が沿岸戦力で、交易保護や私掠船用は小型船だったな
そこんところしっかり小型船だけ別の艦隊にしてあるんだから抜け目ない。ジェノバ・ノードの方が交易力集まってるので私掠船に向かわせてみたりもしたが、セビリアで交易保護させた方が儲かるのだった
大型船と輸送船からなる艦隊はモスボールして維持費を浮かす
[2/9]1460年・54点(7位)
さて、初回のプレイは一度も時間を進めないで終わったが、まだまだこれからだ。お次は外交。宿敵を選ばないとならんところはEU4のシステムの上手い所だと思う
ま、あんまり強くなくて嫌われてるところ選べばいいでしょ
というわけで、向こうからも宿敵に指名されてる相手*3ばかり選ぶことになった。しかしイングランドからも宿敵と見なされてるのは、後々フランスと敵対するであろうことを考えるとなぁ*4
お次はナバラを属国にするお膳立てを進める。同盟を結び、婚姻関係を結ぶ
ここらでようやくちょこちょこ時間停止解除。しないと外交が進まないので
ナバラと関係を深める間に他にも同盟の輪を広げる。後々フランスと戦うのを考えてオーストリア、そして後で寝首を掻くとしても背後を固めるためにフランス
結構ギリギリなのでさっさと同盟結んどいてよかった。そして最後にポルトガル。こちらは向こうから同盟を申し込んでくれた
これでアラゴンや北アフリカのイスラム勢が下手に手を出して来はしないだろう
――――
ところでリアル世界では「不能王」と呼ばれているエンリケ王子だが
なるほどこれは性的不能。 ともあれこの無能が後継者なのは何とかしたい。とそこで参考になる情報が
なるほど、将軍に任じて戦死させてしまえばいいと!
将軍としての能力は平凡である
てか初期からいる将軍のめっちゃ平均値って感じの能力は何なのw
――――
こんな感じで初期の仕事はやり終えた。次はレコンキスタ完遂のため、グラナダをぶっ潰す段取りに…
って何やってんだキリスト教徒の同盟国!
…まあ、敵に独立保証してようと、こっちも同盟国だし本気で敵に回りはしないでしょ
ナバラとの関係を上げて属国にしたりしつつ、微妙に軍備拡張を進め…
ついに停戦切れ*5の時が来た! いざ戦争だ!
って時に、一度も戦闘することなく、初期メンバーの平均値将軍がこの世を去った
…何か出鼻をくじかれた気がしたが代わりの将軍を雇うとして、もうちょっとだけ待つ。人的資源が十分になり、ミッションの条件を満たす時を!
微妙に軍拡したのもこのためである。これで上アンダルシアへの請求権を獲得。グラナダ征服への大義名分を得た!
というわけで宣戦布告だが…
ってキリスト教徒の同盟国~!?
くっ、ポルトガルとの関係を上げておくべきだったか
というわけでポルトガルとも戦う羽目になってしまったが、まあグラナダは小さいしさっさと片付ければ良かろう。幸い他にはチュニスだけで、モロッコとかは手を出してこないし
というわけで速攻グラナダの軍勢を撃破したり、交易保護してた小型船の艦隊はオートで逃げるから大丈夫だろうと思ったら敵に囲まれて壊滅させられたりして戦いが始まった
――――
戦争の間にルネッサンス開幕のお知らせである
既に国内各地で制度の受容が始まってるし、国全体としてもそんなに後れを取らずに受容できそうだな
――――
一方の戦争であるが、微妙に手こずっていた。グラナダやチュニスはおろかポルトガルの軍勢でさえも、戦争準備万端なカスティーリャの兵力の前には楽々ゴリ押しできるのだが、ちょこまかとカスティーリャ領内を動き回るので、そちらの蝿叩きをしていたらグラナダの要塞を全然落とせない。まだ大砲の時代じゃないからな~ ま、こっちも要塞あるし、って余裕ぶっこいてたらポルトガルに一つ落とされた。今思えばもうちょっと軍を分けて、敵要塞から兵力を離さないようにしとけばよかったんだが
そうこうしてるうちにようやく対処法に気がついた。散々ポルトガル兵を蹴散らしたので、ポルトガルと単独講和する戦勝点が溜まっていたのだ
ポルトガルは後にイベントで併合できるし、大した戦勝点もないので賠償金だけで勘弁してやる
ポルトガルだけでカスティーリャを上回る犠牲者を出している。そりゃ講和を受け入れるわ
というわけで実は敵の主力だった*6ポルトガルが離脱し、こちらは安心して敵要塞の攻略に移れるようになった。まだカスティーリャ北部に占領地が残ってるが
まず首都グラナダを!
そして最後の要塞を落とし全土占領!
フハハ、見ろ! 倍近いキルレシオだ。そりゃこっちと違って大して戦争準備できてなくて戦力を小出しにしてくるんだから各個撃破されてこうもなる
こうしてアンダルシアの回収ミッションをクリア。次の戦いに備えて、甘い条件で講和したので今だ友好的なポルトガルと同盟を復活させ、枯渇した人的資源の回復を待ちつつ、残った兵は訓練させていたら
訓練中にエンリケ王子が死亡! 結局戦死しなかったと思ったらまさかの展開である。代わる後継者は…
よし! まともなパラメータだ。ちなみにエンリケ4世が失脚してアルフォンソ王子が出てくるのは史実である。リアルだと生きて在位中にすげ替えられそうになってるという
こうして上手いこと後継者を交代させることができたが、王位請求権の低い後継者が立ったことで第2次カスティーリャ継承戦争のフラグが成立。国難カウントダウンが始まってしまう…*8
そもそも国難カウントダウンが進む要因は現在フアン2世国王の能力値が低いからである。というわけでエンリケ王子と同じく退場していただくこととしよう
白兵パラメータが5! この人、王としては無能だが将軍としては有能もいいところである
そんなところに早速反乱発生! 領地獲得による過剰拡大と長引いた戦争による戦争疲弊で国内の不穏度が高まっていたのだ
3万もの大軍を組織する人的資源があるんだったらこっちに寄越せって感じだが、所詮反乱軍の士気と練度、倍の兵力差があっても正規軍の敵ではないわ!
そして戦いの経験からますます強くなる国王。もう引退して将軍専業になってくれ!
さて、ナバラを属国にしてから50年が経ち、併合できるようになった場面なのだが今度はグラナダ独立派反乱軍に正規軍がまさかの敗走している場面である。先の戦争で調子に乗って兵力を消耗した結果、相次ぐ反乱に対処することで更に兵をすり減らしていたのだ
慌てて要塞を機能させ、敵が占領を進められないうちに兵力の回復を待って撃破
ともあれナバラを併合完了! また領土が増えたぜ
中略(別記事へ分割)
長くなってきたので分割しました
[2/29]1685年・5032点(3位)
そろそろコロンビアのノルウェー領が広がってきたので「回収」に向かうとしよう
後からロシアが呼べるようになったので呼んだのだが、主力がアジアにいたのでスカンジナビアに来るまで結構かかっていたのだ
他の同盟国といえばポルトガルが新大陸でちまちま仕事するのは期待通りな一方、オーストリアはユトランド半島制圧したり、フランシュコンテやジェノヴァを攻略しようとしたデンマーク部隊を攻撃して壊滅させたりの活躍であった
入植中の土地を奪ったら既に900人以上人口があってすぐ自立したのでおいしい
ところで敵の主力であるイギリスがフランスと戦ってた直後を狙ってやったのだが、フランス本土で黒旗になってたイギリスの部隊が、どこに行くのかと思ったら北アフリカに現れて消え、今度は中央アフリカに現れてこちらが占領していた英領にようやく到着。復活して占領地を取り返したばかりかこちらの領土を占領し始めた
だが今更頑張られてももう遅い。おかげで敵さんは本土軍の半数にあたる3万弱の兵力を延々遊ばせざるを得ず、こうして復活してもこちらの主力を攻撃できない僻地にいるわけだw
ちなみにイギリス本土軍の残り半分は早々に北米で殲滅してやった
敵を各個撃破して戦争は優勢に進んでいるが、占領地に湧く反乱軍に手を焼くようになってきたので講和しよう。 ポルトガルがコロンビアの1プロビを寄越せと言うので奪えなそうなところが出てきたが、講和の条件をプロビの割譲ではなく植民地域について譲歩にすれば問題なくいただけた
北米南部のイギリス植民地もごっそりいただく
それでも戦勝点が余るので、とりあえずニューファンドランド島も割譲させた
敵兵力をかなり戦闘で削れてよかった
[3/1]1692年・5472点(3位)
イギリスやデンマークとの大戦争を終え、部隊を帰還・再配置してるところにオーストリアから参戦の要請
スイスを攻めるとな。要塞落とすの手伝ったりして、スイス全土併合と相成った
並行してスペインは北米に残された数少ない先住民国家を立て続けに3つ征服、もといイギリスの魔の手から保護した
さらに停戦切れを待って中米でも戦争。3ヶ国を併合した
マダガスカル島の不穏度が落ち着いた辺りで兵力をインドネシアに移動。マジャパヒトとマラッカ*9を攻める
東南アジア勢は新大陸と違ってそれなりな兵力があるので、こちらも全軍の半数、8万を用意した。それでも同盟国アユタヤがマラッカにやられて離脱
敵海軍も充実しているが、こちらの海軍も拡充されている。35隻の大型艦で制海権を握り、海峡の移動を邪魔させない。ついには敵の旗艦を撃破したぞ
戦勝点が100%近くなったので講和
今後を考えて攻めにくい離島を奪い、マレー半島にも足がかりを得ておく
[3/8]1697年・5813点(3位)
中米に残ってた4か国を一気に滅ぼし、大体メキシコを平定した
未入植地もあるし何だか邪魔な紫の植民地が見えるが… まあそれはそれだ!
――――
インドシナ半島へ進出。ベトナム辺りですっかりでかくなったチャンパから、沿岸部をもらっておく
マラッカノードを結構押さえてるので、上流にあたるシャムノードのシェアが早くもトップ。過半を押さえたというw
しっかしスペインが強くなりすぎて、そこらの小国では張り合いがないな。まだまだ完走までまだ長くてダレてきたし、オスマンにでも喧嘩売るか、それとももう別の国で新しく始めるか
――――
というわけでブルゴーニュで始めました