ということで、2年ちょっと続けたPRS投資を中断し、シストレに注力しようと思います
そもそものPRS投資がどういうものかという説明は↓の記事をご覧下さい
最近株式市場の下落で逆張り戦略が目一杯買付余力を使っているのですが、そのために以前から薄々危惧していた問題が表面化しました。余力を最大限使い切っている時、PRS投資とシストレとが両立できないという問題です。つまり、余力を使っていると代用有価証券として差し入れている投資信託を売却して他の資産クラスに乗り換えられず、逆に投資信託を切り替える数日間はシストレに使える余力が激減してしまうということです。今まではなかなか余力を使い切るような相場になりませんでしたが、実際遭遇してから検証してみると、そういう局面は定期的に存在し、しかもそういう時ほどシストレで儲かることがわかりました
両立ができないとなるとどちらかを選ぶわけですが、シストレを取ることにします。単純にこっちの方が期待リターン大きいので。そもそもPRS投資をこれまでやってきて、期待リターン*1ほど儲からないというか、期待リターンを算出する際の想定が実際とずれてることが思った以上に深刻だと体感するようになりました
そもそものPRS投資の問題点として、月末の基準価額で計算するけど、実際売るのはその翌日、まではいいとして更に買うのは数日後という問題がありまして。一方で、市場の上昇は大半が、取引が行われる日の一部に集中しているわけです
一月に数日のブランクでも、意外と大きな影響を及ぼす… 実際去年は市場の上昇ほど自分の運用利回りはよくありません。まあ相場が悪いときも下落が少なくて済んでるわけですが
ともあれ、この取引に必要なリードタイムを考慮するとリターンは思ったよりいかないでしょうし、そもそもこれを考慮したバックテストをしようと思ったら手間がかかる。一方で、リードタイムをなくそうと投資信託の代わりにETFを使おうとすると資産クラスによっては流動性が全然駄目なわけです
SBI証券なら代用有価証券の使い勝手が良いので、手数料無料になって、auカブコム証券がiTRADE再開しなかったらそっちへ戻るのも考えてますが、結局上記の問題は解決しないので、よっぽどシストレが上手くいかない場合でもなければ、PRS投資再開はないと思います
ただ、証拠金をそのまま預かり金で持ってるのももったいない気がするので、バイ&ホールドで何かしら投資信託を保有するかも。もちろん、PRS投資に比べてボラティリティが上がるので、変動リスクがそれなり*2になるようなポジションサイズ*3にしますが
ともあれ、現在持ってる投信を一旦売るわけですが、やるならその日の約定がなさそうだとわかった大引け直前に売るべきですね