というわけで、2月末からの暴落に際して露呈した大失敗の反省会です
株日記の方にも書きましたが、何と3月の間だけで-4,177,647円もの損失*2を出す羽目になりまして。総資産の1/3が吹っ飛びました
こんなにドローダウンが出ないように考えていたはずなんですよ! なのにどうしてこうなった? 楽しい楽しい反省会の始まり始まり~
ストラテジーの実力
えー、ではまずこちらをご覧ください。3月分のデータも使ってコナーズ改良型逆張りのストラテジーを改めてバックテストした結果です
グラフの右上を拡大すると…
乱高下してるけど下がってない。むしろ上がってる!!
というわけなのです。2月末で一気に2日で100万以上下げながら、翌日には大体戻し、以降荒い値動きが続きながらも3月末には2月のピークから数十万上げて終えています
よかった… 今までにない値動きで、バックテストの想定を大幅に超える事態になってたわけじゃなかった*3
だから予想最大ドローダウンが10%以下って言ったじゃないですか!
じゃあ何故こんな事態に…??
信用2階建ての罠
はい。信用取引でシストレするにあたって、投資信託を買って代用有価証券(担保)にしてたせいで身動き取れなくなったせいですね
↑では、暴落で逆張り戦略がポジションを目いっぱい持つと、担保として拘束される投資信託を売却できない問題を指摘しました
一方、シストレに使う信用取引の面からすると、投資信託が暴落した時には買付余力が減り、シグナル通り取引できなくなるという問題が表面化しました
暴落した時こそ安値で仕込めるチャンスなのに、余力が減って買える額が減るので反発の恩恵を十分に受けられないわけですね
ああ恐ろしや信用2階建ての罠!
そもそも
ということで、ドローダウンは分散されると高をくくっていたわけですが、月次ではそう見えても、実際日次で細かく見ていくと暴落の影響は受けるんですよ! すぐ戻してるから大勢に影響ないだけで、暴落の時点でやられて戻せないと多かれ少なかれ食らったままだという…
あと、REITやETFは対象外の戦略なのにシス達でそれやるには自分でREITやETFを抜いたリスト作らなくちゃいけなくて、面倒だから後回しにした結果、
シグナルにREITやETFが出てくる→期待値が下がるのでREITやETFには仕掛けない→余力を余らせる
とかも良くなかったですね。まあそれ言うと年末には大体できてた空売りデイトレ戦略をさっさと完成させてれば、今年入ってから150万は儲かってたとかもありますから…
レバレッジ下げます
今回の暴落で気づいたんですが、「予想最大ドローダウンが10%以下」というのも簿価での話なんですね。つまり、含み損ではそれ以上に下げることもある
↑でも書きましたが、時価だとバックテスト期間中の最大ドローダウンが32.5%もあるので、1/3もってかれて最低証拠金維持率を割り強制決済という最悪のパターンは避けないといけません
そこで含み損を含む最大ドローダウンで最低証拠金維持率を保つレバレッジを検討しました。実績値が30%超なので50%のドローダウンで証拠金維持率30%をクリアしようとすると…
レバレッジは2.1倍になります(1次方程式を立てて解くのは略
なんか少ないな…?
よし、条件を緩めよう。最大ドローダウンは実績に近い1/3、証拠金維持率は追証を求められない25%とすると、レバレッジは2.8倍。うん。これくらいがちょうどいいな*4
ちなみに最大ドローダウンの実績値は東日本大震災の2営業日後なので、これに類する大規模災害が起こったら、数日後にドローダウンを1/3以上食らう恐れがあると考えた方がよさそうです。つまり、東海地震、首都直下地震、富士山の大規模噴火などが起こったら事態が収まるまでレバレッジを1~2.1倍に抑えるつもりです
ちなみに似たような話として、ボラティリティの増大に対してポジションサイズを抑えるという対応が、シス達公式ブログでも触れられていました
まとめ
以上、今回の反省点をまとめると
- 信用2階建てはしない
- レバレッジを適切に抑える
となりました。いやー、年収1年分近く、貯蓄額ほぼ2年分は手痛い授業料となりましたが、すぐに取り返して見せますよ! 何せ今の買いと売りのストラテジー2つを合わせた年間の期待値と同じくらいですからね*5