今は資産が少ないのでシストレにフルインベストメントですが、将来もっと資産が増えたら色々分散した方がいいな~とつらつら考えていたところ、「インデックスファンド無しでも行けるんじゃね??」という一部の層を憤慨させる悪魔的発想に至りました
だって、アメリカの大学基金風に代替投資メインで行ったら伝統的資産の割合が少なくなるので、そこを実績のあるアクティブファンドにしても万が一のダメージ小さいですから、積極的にアルファ*1を狙ってもいいんじゃないかと
実際アクティブファンドはインデックスに勝てないと言われる中、実績を残している有名なファンドは↓のようにあるのです
特に「愛称:厳選投資」は有名なので、「勝てるファンドを選ぶのは勝てる銘柄を選ぶより難しい」とは言わせませんよ!
理屈だと勝ち続けるファンドは万に一つとでもいうべき確率ですが、実際に存在するのです*2。それにしても、日本人投資家は理論先行で実績をよく確認しない傾向があると聞いて納得しましたよ。そうでなきゃここまでインデックス万歳の風潮にならない
それに株式と違って債券やREITは必ずしも時価総額加重平均がベストではないという説もあるので、アクティブファンドが活躍する余地がありそうです
前置きは切り上げて、僕の考えたポートフォリオを披露しましょう
- 国内株 10%(国内株アクティブファンド)
- 海外株 10%(海外株アクティブファンド)
- 債券 10%(債券アクティブファンド)*3
- 不動産 5%(REITアクティブファンド)*4
- 貴金属 5%(純金積立)
- 未公開株 15%(株式投資型クラウドファンディング)
- 絶対収益手法 30%(シストレ、リキッド・オルタナティブ)
- 米ドル 5%(外貨MMF)
- 日本円 10%(定期預金、個人向け国債、貯蓄型生命保険)
参考までに、ハーバード大学とイェール大学のポートフォリオを貼っておきます
これらの大学基金を参考にしつつ、僕が考えたポートフォリオが違っているところは↓な感じ
- 新興国株には大きな割合を割かない。せいぜい海外株の中で投資するかもってくらい。だって最近リスクの割りにリターンが微妙なんだもの
- 不動産は少なめ。実物不動産への投資は面倒なので、REITオンリーとなるとリターンの割りにリスクが大きくなるため
- 天然資源はなく、コモディティは金をメインとする貴金属のみ。最近の事例から、原油が崩れて総崩れになる危険が明らかになったので
- 未公開株もそこそこ少ない。クラウドファンディングだと投資額の調整が難しいので
- 絶対収益手法が多い。シストレが主な収益源なので
- 現金が多め。リバランスを考えるとある程度の現金資産は有用だと考えるので。機関投資家と違って現金も結構ましな利回りで運用できますし
- 趣味で優待株とか鉄道債*5を保有するかも
ともあれ、これでインデックス投資のように誰でも真似できて、それでいてインデックスをオーバーパフォームすることができるはず!
数年後にはこのポートフォリオでインデックス狂信者どもに吠え面かかせてやるぞ!
(追記)
株日記にも書きましたが、インデックス投資の普及は市場に悪影響を及ぼしています。ですから、インデックスを利用しないこのようなインデックス・フリー・ポートフォリオは、これからの世の中に必要とされているのかもしれません。EGS投資のように、インデックス・フリー投資が推奨される未来もあり得る!?
以下、この前株日記に書いたものの転記
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年々盛んになるパッシブ投資ですが、盛んになりすぎて弊害が無視できなくなってきたようです
パッシブ運用で見逃されている落とし穴とは | ピクテ投信投資顧問株式会社
これ、日銀のETF買い入れの問題点として指摘されてるところと似たようなものを感じますね。このほかにも、皆が指数に沿って一斉に動くので市場全体のリスクが高まるという問題もあるそうです
群集心理の巻き戻し:ジェフリー・ガンドラック – The Financial Pointer®
もしくは銘柄全体が一斉に同じ方向に動くようになる問題
わが国機関投資家の資産運用行動について――金融市場に与える影響を中心に――
インデックスファンドは分かりやすくて便利ですし、アクティブ運用にただ乗りして金融業界から個人投資家に金を吸い上げてくれるので個人的には好きだったんですが
こう問題点が大きくなってくるとインデックスアンチに鞍替えしようかと思えてきました
ちなみに大物投資家のガンドラック氏は、歴史は繰り返すとして、近年割高になってる米国株インデックスが廃れ、アクティブファンドの時代に回帰すると述べています
パッシブ投資家になるな:ガンドラック – The Financial Pointer®
(追記)
インデックス・フリー・ポートフォリオの管理に便利そうなツールを発見!