インデックス投資は市場に良くない! というわけでそのうちアクティブファンドに投資するだろうけど指数に負けてるファンドに投資してもしょうがない。結果、アクティブファンドを調べているわけですが、ただでさえ長期投資なら株式100%がリターンを最大化すると言われている中で債券ファンド、それもアクティブファンドを調べるとか、我ながら酔狂なことをやってますなぁ
妥当なファンド探し
株式カテゴリで勝ち続けてるアクティブファンドを探すには、5年・10年のリターンランキングを見ればいいですが、債券ファンドでそれをすると転換社債とかハイイールド債とか、株と値動きが連動するファンドが出てくるんですよね
投資信託のモーニングスター|スナップショット[CBオープン]
投資信託のモーニングスター|スナップショット[米国優先証券オープン]
明らかに値幅が小さいだけで動きの方向性は一緒*1
これでは株と債券を組み合わせたアセットアロケーションには適さない。債券には債券らしい値動きをしてほしい。となると、やはりシャープレシオのランキングで選ぶのがよいでしょう。5年・10年のシャープレシオランキングを見て、1年・3年でも良好なランキングを維持している↓のようなファンドを探すのです
投資信託のモーニングスター|スナップショット[明治安田 日本債券オープン(毎月決算型)]
投資信託のモーニングスター|スナップショット[エス・ビー・日本債券ファンド]
投資信託のモーニングスター|スナップショット[モナリザ GS 世界債券ファンド]
投資信託のモーニングスター|スナップショット[MHAM USインカム毎月コース(H無)]
投資信託のモーニングスター|スナップショット[朝日Nvest グローバルボンドオープン]
投資信託のモーニングスター|スナップショット[野村 豪州債券ファンドCコース(毎月分配型)]
勝ち続けているかを確認
株式ファンドだとヤフーファイナンスのチャートですぐに指数が出せますが、債券やREITだと比較対象とするべきインデックスファンドを選ぶ必要があってひと手間もふた手間もかかります
ともあれモーニングスターのファンド詳細検索で、国内債券/国際債券と運用年数10年以上の条件で↓のファンドをベンチマークに選びました
投資信託のモーニングスター|スナップショット[三井住友・日本債券インデックス・ファンド]
投資信託のモーニングスター|スナップショット[外国債券インデックスe]
投資信託のモーニングスター|スナップショット[インデックスF海外債券(H有)1年決算型](ヘッジ有の比較用)
そして上で選んだ6つのファンドと比較したチャートがこちら、と言いたいところですが…
↓は毎月分配なので比較できません…
明治安田 日本債券オープン(毎月決算型)【12316014】:チャート:投資信託 - Yahoo!ファイナンス
同じファンドの年1回決算型↓は最近の設定だからなぁ。まあ設定来で安定して勝ってるから、OKか
明治安田 日本債券オープン(年1回決算型)【12311187】:チャート:投資信託 - Yahoo!ファイナンス
↓は長期のチャートデータがない! データがある範囲では勝ててるか微妙 比較チャートじゃなければ設定来からあるので
エス・ビー・日本債券ファンド【79311983】:チャート:投資信託 - Yahoo!ファイナンス
↓も分配金込みだからチャートで比較できないけど、分配金込みのグラフ見ると勝ててないな いや勝ってるか
モナリザ GS 世界債券ファンド【3531198C】:チャート:投資信託 - Yahoo!ファイナンス
↓は分配金込みだと直近でぎり勝ってそうなので、途中では完全に負けてますね… いや勝ってる??
MHAM USインカム毎月コース(H無)【4731101C】:チャート:投資信託 - Yahoo!ファイナンス
↓は分配金込みでも駄目みたいですね…
朝日Nvest グローバルボンドオープン【68311002】:チャート:投資信託 - Yahoo!ファイナンス
こいつ↓も微妙 いや、いけそうだ
野村 豪州債券ファンドCコース(毎月分配型)【01313039】:チャート:投資信託 - Yahoo!ファイナンス
とりあえずチャート見て分かったのは、純資産額が減ってるやつは実績が悪くて不人気で買われず、タコ足配当で駄目なやつってことですね。しっかし株と違って勝ってるファンドを探すのが債券は難しい…
余談
ところで「愛称:モナリザ」のサイトをみたらファンドマネージャーの紹介が載ってて感動
日本の運用会社もこれやるべきだよ。まあ別の運用会社に運用を任せてるファンドはそうもいきませんが
――――
ちなみにシャープレシオのランキングを見てたら、同じファンドでも毎月分配型の方が有利な場合が見られました。配当を別の企業に再投資するのが株式市場を適切に機能させるみたいなものですかね。知らんけど
(追記)
チャートで勝ってるか見る時に勘違いしてしまうポイント
- 比較チャートは±何%か表示
- 基準価額/1万は期間が比較チャートと合わないことが多い
- 基準価額1,2000円は設定来+12%じゃなくて+20%だぞ!
…もう資産総額増えてればいいんじゃないかな
ちゃんと電卓はじいた方がよいかも
*1:目論見書によると上昇リスクは株と連動しやすく、下落リスクは債券性が強まるので株より小さいと説明されていますが、それが発揮されるのは初期の基準価額近辺にとどまるようです。まあ原理的にはそうなるよな