考察とは名ばかりで感想?

最近は主にゲーム(戦略系)と資産運用(FXで食ってくぞ!)

3つの南下政策――④ナイチンゲール女史ペルシアに征く

近代を舞台にした歴史戦略シミュレーションゲーム、ヴィクトリア2 (Victoria II) のプレイ日記です。長くなってきたので分割しました。ロシアでアジアの覇者となれ!

目次

(今度こそ)3つの南下政策

3つの南下政策――②北からのアヘン戦争

3つの南下政策――③東方問題再燃

3つの南下政策――④ナイチンゲール女史ペルシアに征く(←現在のページ)

3つの南下政策――⑤戦記ものの次は内政もので

3つの南下政策――⑥結局戦記物してるな…

3つの南下政策――⑦ようやく内政に専念

3つの南下政策――⑧オランダの落日

3つの南下政策――⑨決着! グレートゲーム

3つの南下政策――⑩中央アジア打通作戦

3つの南下政策――⑪北からのアロー戦争

3つの南下政策――⑫帝国の墓場

※見出しは[プレイ日]~ゲーム内年代・スコア(国別順位)

前回のあらすじ

kurutto115.hatenablog.com

オスマン帝国は形式上の属国であるエジプトからシリアを返上させようと試みていたが、アダナ周辺を奪還して以降はオスマンの勢力減退を目論むロシアがエジプトと同盟を組み、手出しが出来なくなっていた

しかし、ロシアがモンゴル征服を敢行し疲弊している今ならエジプトを見捨てるのではないか? 近代化と帝国の立て直しに燃えるアブデュルメジト1世は判断を早まった。予備役の動員とプロイセン他同盟国の兵力によって、ロシアは問題なく同盟を履行してみせたのだ

領土と兵士と威信とを失って最早オスマンが列強と見なされなくなった一方で、鉄道や工場の建設に邁進するロシア。正教徒の保護を名目にオスマンに圧力をかけ、アルバニアの農民蜂起に際して後ろ盾となって独立を成立させるなど、ロシアが近東への干渉を強める

それに対して、インド政策上生命線となる近東での他国勢力伸長を座視してはいられない国があった……

[8/22]~1845年・272点(2位)

おいおい、インド人のおかげで先進国最大の軍隊を持ってるイギリスと戦争とか勘弁してくれよ(彼我の兵力差は1.5倍だ*1

でも待てよ。どうせいつもの通りインドから大軍が攻めて来るが、広大なロシアを占領するのは大変だ。戦勝点を中々稼げない

一方向こうにはオランダとベルギーがいる

お、こいつらどう考えてもプロイセンにボッコボコにされるじゃん!

こうなりゃ作戦は決まった。ロシアはノーガードで英印軍を攻め込ませる→広大なロシアを占領するのは時間がかかる→その間にプロイセンがオランダとベルギーをボコボコにする→戦勝点がこちらのプラスに→ロシア侵攻で疲弊したイギリスは白紙和平に応じる。これだ!

――――

モンゴル攻めで100個連隊分から70個分に減少した兵力プールだが、エジプト防衛では損害を避け、兵士を増やす政策を続けたことで*2多少回復するまでになった

あまり役に立たない気もするが、動員には時間がかかるので今から始めておく

イギリスのやつも動員を始めているが、兵力畑の植民地人は動員できないので大したことはあるまい。ブリテン島で守りにつかせるのがせいぜいだろう

プロイセンも動員を始めているが、こちらは大いに戦力になってくれそうだ

――――

兵力が存在するかも怪しいモンテネグロが律儀に参戦してくれてて感動*3

更にこんな状況下でもセルビアアルバニアが同盟を申込んでくれる

流石に参戦を要請はしなかったが同盟はした。バルカン諸民族のロシアに対する友情に感激を禁じ得ない!

一方スウェーデンはイギリスに通行許可を出した

こいつ… フィンランドを狙ってやがるからな……

――――

露領インドは占領されるに任せるとして、放っておくと続いてペルシアに攻め込まれてペルシア軍が壊滅する*4ので、ロシア軍のほぼ全軍をペルシアに送り込んで迎撃に備える

一度試してみたところ、英印軍がペルシアに攻め込んだ頃にはプロイセン軍も到着するので、本気を出して会戦するには丁度いい。ペルシアの平地を集積地に指定したので、動員兵も自動で前線に向かってくれるぞ

戦闘が始まるまでは必要がないので陸軍予算を下げておく。これで金が貯まるので、いざ戦闘が始まる前に予算を上げても資金が尽きるまで猶予ができるわけだ*5

――――

ところで元々露領インドに部隊を置いてあるんだが、当然英印軍と戦える規模じゃないので逃がす。ただし行き先は輸送船でエジプト南部だ。何故かと言うと

この戦争でロシアやエジプトの兵力が削られるとエチオピアが宣戦してきてそっちとも戦う羽目になるからだ

普通に陸路で行こうと思ったらそういやエジプトとの間はオスマンだからロシアを通してくれるはずもなく。代わりにネジドを通ろうと思ったらそっちも通してくれない*6

ペルシアはイギリスと戦うと負けるのでエチオピアと戦ってもらえばいいじゃないかと思ったが、別の戦争に呼んでるので参戦要請できない*7

後は戦争になる前に開戦事由獲得工作を始めて、要求を追加したときの悪評を減らしとく

アフリカ植民の拠点にオマーンと戦争するつもりだったが、こっちでいいな

――――

早速英印軍が攻め込んできたがやっぱり数が滅茶苦茶多いなぁ

ゲーム後半でもないのに1プロビに10万人も詰め込みやがる。爆速で占領が終わるから消耗も思ったより少ないんだろうか

イギリス軍は律儀にカナダからアラスカにも攻め込んでくる

その頃プロイセン軍は低地地方へ向かい、海軍でオランダを殴っていた

案の定イギリス艦隊が出てきて返り討ちに遭う

エジプトへ向かう輸送船団の護衛をしていた主力艦隊がイギリス艦隊と遭遇

こちらは予算を下げていたので組織率が最初から低い*8が、向こうは指揮官いないし主力艦は半分もないので行ける…!

やったぜ勝利だ!

――――

その頃、フランスがブラジルに勝っていた

そんなことがあったせいか、ブラジルから同盟を申込まれるというまさかの展開に

南米に出兵するつもりはないのでお断りする

――――

イギリス艦隊が黒海に出没しているが、陸軍を輸送してきたわけではないようだ

これくらいは追い払えるくらいの艦隊をヨーロッパにも置いとくべきかなぁ。オスマン通らずヨーロッパからエジプトに陸軍を運べるようにもしときたいし

正面から英印軍と戦えないペルシア軍。アフガニスタンパンジャーブを通って敵の後ろに回るファインプレー(あっちからはこの2ヶ国に入れないからな)

早速遅れてきた藩王国の部隊を攻撃

エジプト軍はギリシアの島を占領し、本土へ向かっていた

エチオピアへの開戦事由ができあがったのだが、連中まだエジプトに攻めてこないな…

以前より上手く戦いを進められてるということだろうか? まあ後でこっちから仕掛けても変わらんな

――――

実証主義の研究が終了

次は陸軍技術を進めたいので、植民に必要な機関銃の前提技術で、発明で攻撃がアップする前装式ライフルを

そろそろ海軍技術を研究したいから、研究機関を海軍技術にマイナスな前衛的知識人から変える頃かな

――――

プロイセン軍が到着したので、反撃を始める

ふふふ、近代軍を怖がって攻撃に加わらない藩王国の軍が無ければ普通にこちらで対処できる物量だ。しかも向こうから攻撃を仕掛けるよう誘ったので渡河や陣地のペナルティを食らっていて、これは勝てるぞ!

というわけでここに戦争の転換点となる大勝利の戦闘結果スクショを貼るはずが、ミスってスクショする前にウィンドウを閉じてしまった。イギリス軍に3万人を超える被害が出たのは覚えている

ともあれ、同様に敵を誘っては

大勝利

大勝利!

またまた同じ手で

大勝利ったら

大勝利!!

いやー、藩王国の兵隊なら近代騎兵だけでも全滅させられるとは凄いな。イギリスの部隊にも全然遅れをとらない辺り、まだ軍事技術に差が付いていないようで助かる

――――

その間にエジプトを勢力圏に入れることに成功

当のエジプトはギリシアをボコっていた

非文明国の部隊に普通に負けるギリシア君さぁ

西ヨーロッパでは当初の予想通りオランダとベルギーがプロイセンの反撃に轢かれている

こうしてイギリス側の敗北が続き戦勝点は向こうのマイナス。講和に応じるようになってきた(てか1.5倍あった向こうの兵力がこっちと同等にまで減ってる… 100個連隊分ってことは30万人だ……)

――――

[8/22]~1845年・288点(2位)

さて、せっかく戦勝点を稼いだんだから白紙で和平するのは勿体ない。何かしらもらうとしよう。例えば植民地

ウッタルプラデーシュ州は人口最大(労働人口6百万人近くいる)。ここを切り取ればイギリスの兵力は激減するはずだ

更に人口が多いから農業生産量も凄い。生産されている品目も茶、果物、綿、染料とロシアが輸入に頼っているものばかりで都合が良い

イギリス本土を取るという手もある。インドより人口が少ないが、識字率が高く高度な職についている質の高い労働力は魅力だ

一緒に工場がついてくる。北西イングランド州は首都州と同じく6つもの工場があるのだ(ロシアはせいぜい州に2つなのに!)。流石はリバプールマンチェスターといった工業都市を抱えているだけはある

これなら本土の方をいただこうか。兵力は元々十分なのでそれほど人口自体を求める必要は無いし、ブリテン島に部隊を置いておけるのはかなり魅力的だ。次はもっと簡単にイギリスをボコボコにできるだろう。インドをいただくのはその時でいい

――――

ウッタルプラデーシュ州と違って北西イングランド州は戦勝点がギリギリであり、まだイギリスが首を縦に振らない。すぐに手を出せるイギリス側部隊と戦闘するより、いくつか州が解放されるのを待つ方が効率的だな(動員兵を投入したのが役に立ってるぜ)

ついにイギリス軍がプロイセン本土に上陸してるけど大丈夫… 味方は低地地方やギリシアでも占領を進めているから時間が経つほどこちらの点が増える(だがあんまりオランダをボコると両シチリアと順位が逆転して*9、列強になった両シチリアと同盟切らないといけなくなるので長引かせすぎるのも良くない)

ブハラの後ろ盾のペルシアが戦争してる隙を突くアフガニスタンという一幕を挟みつつ

1ヶ月半ほど経って戦争目標追加!

同じ国に再度外交できるまでもう半月待って…

よし、講和できるぞ

ふふふ、見ろ、憎っくきイギリス本土のド真ん中がロシアのものだ!

――――

[8/23]~1846年・333点(2位)

いやー、終わった終わった。動員解除っと

だがここで少々問題がある。悪評が25をギリ超えちゃってるのだ*10

3ヶ月待つだけで25を割るので、何度か繰り返して運良く封じ込め戦争を起こされないのを狙う手もあるが*11、普通に国家解放で下げよう

何せ元からブルガリアは解放する予定だからね!

(アラスカに二つ自治領独立できるのも有用だなぁ。金山があるとはいえ、どうせ人口希薄な辺境で旨味が少ない)

というわけでブルガリア独立

今は2プロビしかないが、いずれは大ブルガリアにしてやるからな

「危機」が起こってくれると話が早いが

ギリシア人の方が盛り上がってるなぁ

――――

戦後処理が大体片付いたところで獲得した領土の内情をチェックしてみよう。ウワーッ! 工場がたくさん建ってるに留まらず拡張されてるー!!*12

当然それに見合うだけ働いてる工員が万単位でいるわけで、せいぜい千人単位なロシアとはえらい違いだ(しかし工場の種類が既にロシアにあるやつと被ってるのが気になる…)。北西イングランド州全体で工員が10万人近く、ロシアにはいない事務員や資本家もいる

というわけで資本家が新規プロジェクトに投資してるぞ!

(弾薬工場って微妙じゃない?? まあロシア本土だと工員が少ないから職人置き換えるだけで済むか)

衣服や鉄鋼、セメント辺りはこれまでほとんど職人が作ってたのをすっかり置き換えちまった

イギリスでも作ってるセメントの工場に、キエフの工員2千を投入してるのは勿体ない。一旦工場を閉鎖してガラス工場に行かせよう

イギリスから工場をせしめた結果、工業点がフランスやアメリカを超えてるw 総合点でもイギリスの背中が見えてきたなぁ

――――

そろそろ借金を返そう。今回はベルギーから結構借りてるんだな(戦争相手だったのに!?)

胸甲騎兵は時代とともに竜騎兵や驃騎兵の方が強くなるので置き換えていく(当然、素の騎兵もだ)

工場が増えたのもあって、工員に転職した結果移住するまで失業状態の国民が増えてきたと思ったら、ユーラシア大陸の東の果て、チュクチ沿岸に100人以上もいる!?

こいつら早速移住してきたイギリス人じゃん(何でこんな所に…)

人口が少ないのでイギリス人とプロテスタントが結構な割合に

その頃、アフガニスタンがブハラに勝利。ペルシア弱りすぎだろ

――――

結局両シチリアがオランダを上回ったのは一時的で済んで良かったんだけど、リューベックが列強に食い込んできてて笑うw(デンマーク攻めに失敗して二等国から脱落して以降復活してこないスウェーデン君…)

――――

次の記事へ続く

kurutto115.hatenablog.com

*1:あれ? 意外と差が無いな…。普通なら100個連隊差は絶望しかないのにね

*2:関税で国民の消費に負担をかける&兵士の給料を上げることで転職を促す+国力傾注

*3:日露戦争にわざわざ参戦するだけのことはある

*4:逆に今度イギリスと戦うとき(というかオスマンに仕掛けてイギリスが出てくるとき)はこちらから仕掛けてペルシアを参戦させないでおくと、向こうはペルシア領を通れないので盾にできるな

*5:ちなみに予算を一旦上げてから下げると、組織率があんまり下がらない部隊がいて不思議だったが、素の騎兵なので補給物資が安くても足りるというからくりだった。なので予算ゼロにするとどの部隊も同様に組織率が無くなる

*6:今度勢力圏に入れて通れるようにしとこ

*7:そもそもペルシア軍もエジプトまで行くのに苦労しそうだが。行けるなら余裕で勝てる兵力なのに

*8:しかも今更予算上げてもイギリスが補給物資買い占めてるから予算最低と変わらないっていう

*9:ベルギーもすっかり順位低くなっちゃって。この前ボコったオスマンは結構復活してきたな

*10:植民地割譲だったらギリギリ超えずに済んだものを

*11:それなら動員解除しない方が良かったな

*12:ほんとはもう一つ機械部品工場があったんだけど、ロシアに必要技術が無いので消えちゃいました…