近代を舞台にした歴史戦略シミュレーションゲーム、ヴィクトリア3 (Victoria3) のプレイ日記です。長くなってきたので分割しました
目次
〇 グレートブリテン帝国物語――⑤グレート・ゲームの趨勢定まる
〇 グレートブリテン帝国物語――⑨帝国の墓場へ(←現在のページ)
〇 グレートブリテン帝国物語――⑱火事場泥棒(更新中!)
※見出しは[プレイ日]~ゲーム内年代・GDP・人口・国家ランキング
前回のあらすじ
イギリス打倒と並んだ北ドイツ諸邦へのフランスの野望は、プロイセンとイギリスの関係を更に接近させる結果をもたらした。こうしてフランスに反発する両国の有識者が作り出した相互防衛条約はしかし、イギリスの対外戦争に直接フランスが介入する妨げにはならないという課題を抱えていた。勿論その逆には全く妨げが無いのでフランスのモロッコ侵攻はイギリスに粉砕される
一方西半球ではアメリカの勢力後退につけ込んで、イギリスがブラジル、メキシコなどを次々と勢力圏に取り込んでいた。更にスエズ運河の開通で一気にヨーロッパと近づいたアジアでは、アフガニスタンで燻り続ける火種にイギリスが薪をくべていた
[7/15]~1866年・£87.7百万・76.4百万人・1位
セランゴールに上陸作戦した部隊をそのままペルシアに転戦させる。予定通りホルムズに上陸作戦
普通にアフガン戦線で負けてるペルシア軍はそっちに部隊を割けるはずもなく、無抵抗で上陸作戦成功。すると流石に多少は部隊が送られてくる
厄介なことに間に挟まってる休戦オマーン領のせいで戦線が分裂しており、敵さんはきっちり両方に部隊を送っている。そこでこちらも部隊を分ける。こんなこともあろうかと各部隊に将軍を2人に増やしといて良かった~*1
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急にオスマンの従属国が勢力圏を離脱したという通知が来る
あー、オスマンが改革失敗で未承認国になって従属国が独立するやつかぁ。どうしたもんかなぁってチュニジアとリビアがオスマン色のままだぞ?
良く見るとオスマンの従属国はイギリス勢力圏に入ったままだし、そもそもオスマンの従属国のままである
単に従属国の種類が既承認国の従属国から未承認国の従属国に切り替わったので一旦離脱した扱いで通知が出たようだ。そもそも独立しないのが不思議だが、それはオスマンが従属国になってるが故か
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同じ利益集団が複数のロビーに所属してるのどうなの?というイベント。そもそも反露ロビーって軍だけだぞ
ということで、反露ロビーを離脱する選択肢を選んだら案の定反露ロビーが消滅した。余計な団体がいない方が良かろう*2
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相変わらずインドでは内乱が多く、今度は一度に2つの国で内乱が起きてる
反乱軍が動員を始めた結果、政府軍だけで平定できるか心配なのでペルシアとの戦争からちょっと部隊を割いて送る
いやー、ほんと将軍増やしといて良かった
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南アラビアで起きた内乱にオマーンが介入。もしかして味方する見返りって
やっぱりオマーンの従属国になってる!*3
これでイギリス勢力圏の国が増えて助かるぜ
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5年が経ったのでロスアルトスを従属化
親普ロビーがオーストリアに禁輸しろって言うのでやってやる
当然やり返されるのだが
すっかり忘れてたけどまあまあオーストリアと貿易してるなぁ
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だいぶペルシアがボコボコにされて
降伏
これで戦争が終わったのでこの前併合したセランゴールの領土をペラに渡して、マレー半島は大体統合できた
ペルシアから奪ったホルムズ州はマクラーンに渡しておく
民族も宗教も違うのでここらの従属国に渡しても結局差別されるのだが、マクラーンは法改正で差別を無くす余地があるので
[7/16]~1868年・£90.8百万・71.3百万人・1位
マクラーンに法改正をさせることは可能だが、それで改正できるかは非常に怪しい…
ところが国教がスンニのマクラーンでも普通にシーアの住民が差別されてないのでそもそも問題が無かった
いや何で国教を信仰する住民だけ受容する法制度なのに差別されてないんだ??(別に良いけど)*4
(追記)その後改めて見てみると普通に差別されていた。州を渡した直後だったので切り替わってなかったらしい
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ついさっきペルシアから領土を奪って良い感じに大きくなったカブール
ほぼイギリスのお陰なので滅茶苦茶友好的だが昨日の友は今日の敵。むしろ明日の従属国として都合が良いのだ
というわけで保護国化で宣戦。ロシアが敵に回りそうで怖いが、直接アフガニスタンに領土が繋がってないので兵を送り込めないから大丈夫だろう
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外交レンズを見てたら何故か1ヶ所だけ州の返還を要求できるとこがある
あー、ジョホールを征服したけど分離独立されたときに、イギリスの請求権がマラヤ地域に生じてるのか
分割州のシャム領マラヤにまで請求権の効果が及ぶのバグだよw
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プロイセンと反米という共通点がある農民達が親普ロビーに入りたがっているので加入される
どうにもこのプレイだと農民とプチブルの支持が低くなりがち*5なので、ロビーに支持されることで農民の支持を上げられるのは有難い
イギリス市場は砂糖やコーヒーなどの生産が過剰なのだが、オランダ市場の方が余っ程なのでこっちに輸出して稼げることが蘭印にバレる
止めろー! ただでさえ値崩れしてんだぞ!*6
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結局ロシアが邪魔しに来ること無くカブールとの戦争がスタート
負ける要素は皆無なので粛々と戦う
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しれっとフランスがインドネシアに勢力圏を広げてやがる
「文明化の使命」の研究が完了。こいつは植民の機関をレベル4に上げられるようになるがそれはまだ後だ
パナマ運河が造れるようになるからなぁ! 事前調査に必要な行政力をひねり出さなきゃあ
(丁度イベントで警察のレベルが下がってたのと、利益の小さい貿易路を整理して捻出した)
更にアフリカの植民地国家を設立できるようになるが、戦争中は設立できないのでまた今度だ
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順調に戦争が進み
カブールは降伏。保護国化完了
これでグレート・ゲームのジャーナルの一つ、アフガニスタン一帯を従属国も交えて押さえるやつの条件を満たした。後は10年維持するだけだ
(このためにアフガン国家が1つに減るまで様子を見ていたのさ)
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んで、植民地国家を作ってみる。まずは特に施設を作ってないので直接支配できなくなるデメリットが薄い東アフリカだ
…何か内陸にイギリスのままの州があると思ったら、ここだけナイル方面なので植民地国家作れないのか
んじゃまあ譲渡しときましょ
んでまた植民地国家を作るには3ヶ月空けろと(妙に短いクールタイムだ)
ここで植民地国家の方針を決めるイベントが発生。選択肢によって違った形で植民地国家にバフが掛かると同時に利益団体の支持が大きく上がる
ここは農民、教会、地主の支持が上がるやつを選ぶ*7。ロビーによる支持アップと合わせて、これでこいつらの支持が下がる法改正に問題が無くなったな?
…良し。まずは保護主義を自由貿易に変更する
関税無くなると余ってる品を押し付けられたり足りない品を抜かれたりが悪化する問題はあるが、巨大なイギリス市場においては誤差だろう
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せっかく持ってる請求権なので有効活用しちゃおう
あ、これオランダがほぼ確で参戦するやつだ
それを嗅ぎつけたのか蘭印がオランダに自治権の拡大を要求
しれっとオランダ側で参戦させられてるビルマ(独立支援されるのも大変だな…)
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企業の繁栄度が下がってんぞと通知が来る。陸軍の攻撃アップは良い補正だったのになぁ
補正がもらえないなら他のやつに変えちゃおう。おっ、スエズ運河会社も使えるんだな
ギネスの効果良いじゃん!と思ったら設立できない
へぇ、こういう条件があるんだ
ともあれ駄目なら別のにしよう
体制派が増えやすくなるやつにした
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やっぱり参戦してくるオランダ
マレー半島に上陸しちゃえば終わりのこの前と違って、今回はタイの戦線で普通にオランダとも戦いになるだろうし、どうせならオランダにも要求して本気でオランダと戦おう。元々シャム領マラヤだけなんてショボい戦果に留めるつもりは無いし
ギニア湾岸にオランダ領がちょっとだけあって目障りなのでそこと、金やゴムのあるギアナをもらおうとした*8ら、「マラヤの欠片だけならとっとと渡した方が得」とシャムが屈服してそれしかもらえない
でも敵リーダー相手じゃないと1次要求にできないんだよな
というわけでセーブからやり直して、シャム南部テナセリムを1次要求に加え、オランダからは蘭領ギアナだけもらう
もっと欲張れないこともないが、悪評が20ちょっと超える程度に留めておこう
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選挙と法改正一緒にやってると、選挙の方のイベントでも法改正に影響するやつが出て来るんだな
親普ロビーに参加してる利益団体が多すぎるので抜けようかなというイベント
抜けられた方が余っ程支持が下がるので、ちょっと支持が下がるけど残留する選択肢を選ぶ
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シエラレオネで反乱発生。カリブの部隊に蘭領ギアナを占領させた後に鎮圧に行かせるか
シャムとの戦争が無事スタート
順当に英領インドとの国境から攻め込むだけでなくマレー半島に上陸作戦もするぞ
後は戦争が進むのを眺めるだけだと油断していたところに、シエラレオネの反乱軍にスペインが加勢しやがった!
うげー、こいつらジブラルタルに攻め込む気満々だよ
スペインの全軍、100個大隊以上が相手となると、イングランド駐屯部隊50個大隊でジブラルタルにこいつらを釘付けにしようとするより、ジブラルタルはノーガードでさっさとシエラレオネの方を片付けた方がこっちのダメージが少なくて済むな
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オランダ艦隊も片付けてシャム領マラヤに上陸完了。主戦線はオランダ軍も来るかと思ったら蘭印との戦争でそれどころじゃないらしく、シャム軍しかいない
蘭領ギアナを占領してカリブ駐屯部隊はシエラレオネへ。イングランド駐屯部隊は予備として西アフリカに移動させる
テナセリムの占領も完了し、これで戦争目標を全て押さえた
ここでシエラレオネの内戦がスタート
スペイン軍は全力でジブラルタルを占領してからアフリカに向かう。このタイムラグが重要だ
ここでスペイン軍はシエラレオネの政府軍支配地域と反乱軍支配地域の境界である主戦線に全軍を送り、イギリス直轄植民地との間にある戦線には部隊を送らないという痛恨のミス!
これじゃあ搦手から余裕で攻め込めるので、主戦線は程々に遅滞戦闘しときゃ十分(念のため予備戦力を主戦線に送っておく)
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パナマ運河の事前調査が完了
後はスエズ運河の時と同じく、イベントで現地との関係改善か請求権with関係悪化を選び、「決定」か戦争で土地を取得する
今回もイベントは関係をプラスする方を選び、「決定」で土地をもらう予定
今回は勢力圏入りの可能性も考えて事前に関係を上げといたので速いぞ
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シエラレオネの反政府軍支配地域を奪還完了
これでスペイン軍はスペインに帰ると思ったら、カメルーンとスペイン領のビオコ島の間に戦線があり、スペイン軍はそこへ殺到している!?(オランダとの戦線に紛れて紛らわしいんだよ!!)
こちらも急いで部隊を向かわせる
その頃オーストラリアでも反乱が発生していた(マラヤに上陸作戦やった部隊を送るか)
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カメルーン戦線にはこちらの部隊が先に到着した
良し、これならスペイン軍が来る前にこっちが攻め込んで占領を終えられるぞ!
この作戦は無事成功。スペイン軍にはお帰りいただいた
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その頃アジアではシャムが降伏
オランダはまだまだやる気なのでそっちの相手をしてやらねばならん*9
てかバグってオランダの従属国が後から参戦してきた上に、その中のポンティアナックが何故かリーダーになってやがる
ポンティアナックに上陸作戦を行うカナダ軍という面白い絵面
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いよいよパナマ運河の土地を取得
市場から孤立してるので先に港を造るとして
移住促進の布告を出そうと思ったら市場から孤立してるうちは駄目だと
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蘭印の戦争は戦争支持度でいうとオランダ側が負けてるらしい
オランダが無駄に元気なのでいっそのことオランダ本土に上陸作戦します
その頃シエラレオネ反乱軍が降伏
すぐにスペインも講和に応じた
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ボルネオ島南部はカナダが押さえた。アフリカのオランダ領も続々占領されている
ヨーロッパでもオランダ上陸に成功。このまま現地のオランダ軍を倒して占領していく
最近の情勢に乗じてスペインが蘭芳に手を出してるんだけど、蘭芳程度なら別に良いか
十分時間が経過したの中南米で勢力圏の従属化をやる
まずはメキシコ
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次の記事に続く
*1:この前フランスと戦争してるときに色々融通が利く方法として思いついた(だってAI国家は1部隊に2、3人いるのが普通なんだもん)。従属国の内乱とか1個大隊でも送れれば平定できたりするしな。将軍が死んだときに組織力が減らないという利点もある。ランダムで出て来る将軍を多めに引いとけば優秀な能力の奴が出る機会を増やせるのもある。難点は行政力の消費だが、今のイギリスでは問題無い
*2:定期的に「ロシアに禁輸しようぜ!」ってなって面倒だし
*3:イギリスが味方しても従属国になってくれないくせによう
*4:民族に関してはイラン系を受容できる法制度なのでおかしくない
*5:そいつらと労組以外の利益団体の支持は楽々稼げるんだが
*6:禁輸しても良いかもしれない…
*7:植民地国家のバフは他のが良かったが
*8:カメルーンの少々大きめのオランダ植民地は取ろうとしたら悪評が17.5も増えるので止めとく
*9:戦争目標にオランダも加えちゃったからしょうがない