近代を舞台にした歴史戦略シミュレーションゲーム、ヴィクトリア3 (Victoria3) のプレイ日記です。長くなってきたので分割しました
目次
〇 グレートブリテン帝国物語――⑤グレート・ゲームの趨勢定まる
〇 グレートブリテン帝国物語――⑩ヒマラヤを越えて(←現在のページ)
〇 グレートブリテン帝国物語――⑱火事場泥棒(更新中!)
※見出しは[プレイ日]~ゲーム内年代・GDP・人口・国家ランキング
前回のあらすじ
アフガニスタン征服の総仕上げにかかったペルシアに待ったを掛けるイギリス。九死に一生を得たカブールの首長国であったが、これはイギリスの罠だった。ペルシアから領土を大幅に回復したカブールに対し、イギリスは一転ペルシアからの防衛を口実に自らの保護国となることを要求。そもそも十数年前にロシアのペルシア獲得を妨害するため、ペルシアがカブールの領土の大半を奪うのに加担したのがイギリスであり、二枚舌も手のひらを返すのも露骨である。こうして始まった第3次アフガン戦争に勝利したイギリスは、中央アジアへの足場を大幅に固めるのであった
続いてインドの西から東に転じ、マレー半島の付け根を押さえて植民地の飛び地を解消しようとするイギリス。しかしインドネシアを勢力圏とするオランダはこれを看過せず、蘭印の反乱も絡んで東南アジアは戦争に荒れる。南米ギアナから大西洋を挟んでギニア湾沿岸にかけて英蘭の領土が入り乱れるためここも戦争の舞台となるが、丁度ここに位置する英植民地シエラレオネで内乱が発生。スペインが介入しイギリスはヨーロッパの大国2つを一度に相手取る羽目になる
[7/17]~1870年・£97.3百万・71.3百万人・1位
流石に本土を攻められたオランダは降伏
しかしカリブのフランス語を話す黒人達の独立運動が始まってしまう
多分戦争でオランダへのタバコの輸出が止まってたせい*1
――――
港ができたタイミングに合わせてパナマ運河を作り始める
急に知らない陸軍部隊が現れたと思ったら、オランダがギアナで18個大隊も編制してたやつだった(被差別POPが主だろうによくこんだけ士官を用意したなぁ)
一方オランダは蘭印との内戦も終結。蘭印の権限拡大だけは認めざるを得なかったようだ
更にこの後各従属国の市場を独立させていて、本土と蘭印で産物が全然違うことからイギリスが貿易で稼ぐ余地が生まれていた(何かイギリスが蘭印から熱帯の農産物買ってオランダに売るみたいな構造が生まれている)
――――
カリブ黒人の内乱が始まる
名称としては「ハイチ蜂起」になるのかw(独立戦争に勝てたらハイチの領土に加わるわけだ)
その頃ロシアが日本に戦争を仕掛ける
ロシアの領土拡張は気に食わないので参戦してついでにロシア保護国のバーレーンでももらおうかと思ったが、日本側の要求がデフォルトの賠償金でロシア首都を占領しないとならず難易度が高い*2*3。よくよく考えたら100個大隊以上いるところに上陸作戦とかロシア艦隊の規模で成功するわけがないので放置しても大丈夫だ
――――
自由貿易の制定に成功!*4
これで新たに採算が取れる貿易を始めたりしつつ、次の法改正を始める
地主と農民が嫌う法改正の合間に教会くらいしか嫌がらない民間健康保険を挟む
――――
文明化の使命を研究したことでチベット遠征の決定ができるようになっていたのだが、戦争続きでやれなかった
オーストラリアの反乱が平定され、外交戦はありつつやっと戦争してないタイミングが来る
てなわけでヒマラヤ探検だ!
丁度いる探検家特性持ちの将軍が候補に出て来てくれてるのでありがたく遠征隊長に選ぶ
他の探検と違って隊長が死んだら終わりだぞ!って書いてあるの物騒だな…
何か遠征終了までの期限とかあるぞ?
なになに終わったらチベットもらえちゃうのかお得だな。へー、チベットと戦争になったら失敗なのか
――――
カリブの内乱がスタート
敵は全然いないので上陸作戦をやってさっさと終わらせるぞ
はい勝利
これでようやくこの前シャムに勝って得た領土を従属国に渡せる
マレーの州はマレー人の国に渡すとして
テナセリムはビルマへ
ビルマ人が結構いるので
――――
パラグアイを従属化
チベット遠征もしてることだしネパールを保護国化する
オランダで革命が発生(この前本土までボコボコにしてやったのが効いたか、それとも蘭印での利権絡みか)
革命軍に付いてやれば引き換えに保護国化くらい引き出せそうだが、休戦条約でオランダを相手にできない。代わりに恩義でプロイセンが味方している
政府軍にはシャムやアシャンティが参戦してきて面白いなぁと思ったらロシアだと!?
これ絶対保護国化を餌にしただろ! ほらやっぱり!!
オランダほどの大国をむざむざロシアに渡すわけにはいかない。しかしロシア側はプロイセン側よりおよそ200個大隊、戦時徴用も加えると250個大隊以上多く倍の戦力を擁する
日本への上陸作戦に向かわせたまま撃退され続けてる約50個大隊を抜きにしてもその優位は圧倒的
なのでプロイセン側に加勢したいけどオランダとの休戦条約のせいで無理!
ちょっと前のセーブに戻ってロシアの代わりに政府軍に味方しても今度はプロイセンと戦う羽目になるのがなぁ。正面から戦うのはキツいし、別に革命軍が勝っても損しないからって戦わずにわざと負けても友好国と敵対するのと戦争に負けるのはなぁ*5
別の方法を考えよう
――――
民間健康保険の制定に成功。これで保険機関のレベルを2上げられるが、今の行政力だと1しか上げられないのでもっと行政府を建てよう
続く法改正は自由放任主義! 地主と農民が怒るが程々の支持を維持できて助かる
あんまり支持が低くなるようならセネガル方面に植民地国家を作って、そこの方針決めるイベントでまた上げれば良い
――――
ネパールとの戦争がスタート
こっちは負けようが無いとして、新たに外交戦を始められるのでロシアとオランダを何とかしよう
ロシアがプロイセンや日本と戦ってる隙にオランダ解放で宣戦しようと思ったのだが、従属国の解放は従属国への要求になるのでこれまたオランダとの休戦が邪魔をする
そこで別の戦争目標でロシアに宣戦し、戦争目標の追加で従属国の解放を選ぶと
はい、オランダ解放を選べますw 合わせてロシアがアラビア半島に勢力圏を広げてジワジワ従属化させた国を全部要求しておいた
(どうせなら州の征服で一旦全部もらっておくことで、既存の従属国も含め民族と宗教ごとにまとめて数を減らしたいんだけど、従属国への宣戦って他の従属国は要求するまで出てこないから州の征服を追加で要求する対象にできないんだよな)
――――
無事ネパールが降伏
儲かる貿易無いかな~と貿易レンズで探していると何の前触れも無くザンジバルがオマーンから独立してるー!?
数ヶ月前のセーブからオマーンに入ってみると、成程初期君主が死ぬとオマーンとザンジバルに分裂するジャーナルがあるのね
だからってイギリスから独立するのはズルくない?
――――
何故か敵部隊が動き出したと思ったら、あれ?アラスカ以外に今回の戦争で戦線ってあったっけ??
あっ… ロシアがライン同盟を戦争目標に入れたからライン同盟も参戦したのでそれでオランダとの間に…
ロシアの戦争目標は割とランダムなので、ライン同盟が戦争目標に入ってない世界線を引くことで避けられるが、どうせ背後に上陸作戦すれば楽勝なので問題無い
いっそベルギーも同盟で呼んでしまおう。最早ベルギー-オランダ間に戦線ができてしまってもほぼほぼ影響が無い
ちなみにオスマンも呼べるが流石にそっちに戦線ができると厄介なのでやらない
――――
エクアドルを従属化して、これで勢力圏の従属化待ちは解消
ポンプジャックの技術が伝播
これで石油が掘れるけどまだ要らないなぁ(プランテーションを増産できる生産方式はもっと要らない)
[7/18]~1871年・£98.4百万・71.4百万人・1位
ロシアに便乗してスペインも日本に仕掛けているが、こっちも上陸作戦難しいだろうと放っておく
ロシアが余った外交工作ポイント消費して戦争目標を追加してたので、こっちもアラスカ請求権の放棄を追加しておく
これでアラスカの北側に入植できるようになる
ヨーロッパの様子はこんな感じで
開戦
その頃アフガニスタンではカブールが領土拡張に動いていた
――――
んじゃ早速上陸作戦を各地で行っていく
まずはオランダ*6。そしてアラビアでイエメンとバーレーン
アラビアは敵の領土が繋がってるようで間が通行不能地帯なので2ヶ所やらにゃならん*7
まあオマーンが上陸作戦してくれてるのでそっちに任せても良いんだが、せっかく部隊を準備してあるので
――――
何か貿易が無効になってる通知が増えたと思ったら、オランダが蘭印を参戦させたらしい
って従属国にやる「軍事アクセスを強化」って従属国を参戦させるコマンドだったの!?(「兵役を免除」の逆で外交戦に参加させるのかと思ってたわ) 何だよ今までフランスに攻められて「東インド会社がいればな~」って時はこれ使えば良かったのか
――――
今になってアフガニスタンの国が列強を頼るイベントが発生
このバフが無くても当然勝てる相手だが、しばらくしてちゃんとカブールが相手を併合していた
――――
はい、オランダ占領完了
部隊の配置を間違えてイエメンへの上陸作戦が遅れていたが、普通にオマーンの従属国との間に戦線ができてるのに気付く
そっち行かせた方が速いのでそっちから攻める
――――
プロイセンがロシアと講和(オランダの反乱軍はまだ講和してないが、首都を取れないので負けるのは時間の問題)
これでロシアはプロイセンを攻めてた部隊がイギリス相手に使えるようになるが、今更彼らがアラビアに殺到し始めてももう遅い。到着する前に占領が終わった
すると今度はアフリカのオランダ領との戦線に向かい始める。そんなこともあろうかとアフリカに部隊を置いておいて助かった。と思いきや
こちらの占領がもうすぐ終わるというところでロシア軍が間に合ってしまう。どうしようこの圧倒的敵兵力
そんなときはやっぱりこれ! 背後から上陸作戦ですね
アラスカはカナダ軍が占領してくれたのでこれで戦線は全部消滅させた
と思ったらオランダの反乱軍が降伏して元は反乱軍の支配地域だったとこと戦線ができてるけど、内陸だからロシア軍が来れないので安心だ。ベルギー軍とライン同盟軍が始末してくれる
無事オランダ全土占領。後はロシアの戦争支持度が下がるのを待つ*8。ロシアの東の端に上陸して攻め上るとかも予定してたけど、今の状況だとロシアの全軍がすぐに向かってくるだろうから止めておく(代わりに日本上陸しようとしてる艦隊をいじめたりする)
――――
改良肥料の研究が完了
以前は大国だと基本余ってた穀物が、1.7からは不足気味なので助かる
プランテーションの生産が増える方式、生産する商品が既にだだ余りなので現状だと要らないと思ってたけどちゃんと利益は増えるんだな
様子を見て導入しておくか
――――
チベット遠征も当然色々なイベントがあるわけだが、この如何にも固定イベントという感じのついにチベットに入国するやつ、実は進捗が一定のところで発生するのではなく普通にランダムっぽい
このイベントの結果チベット側に発生するイベントで向こうが賠償を求める選択肢を選ぶと、そのまま外交戦→開戦→遠征失敗となり恐らく確定で詰みです。進捗バーをMAXまで進めても何も起こらずそのまま開戦したので(進捗MAXから最終イベント発生までに開戦しちゃった可能性もあるが)。1日後こっちから見て何も起こらなかったらセーフ
――――
装甲艦の技術が伝播。これで軍艦も帆船から汽船の時代に
既存の艦のアップデートは艦隊が寄港してる状態じゃなきゃいけないのだが、今はガンガン通商破壊させてるとこだから少しずつやっていこう
――――
チベット遠征が物騒なことになってる
悪評+12とか結構面倒なので3ヶ月待たされる方を選ぶ
まだ遠征が時間切れまで2年半あって3ヶ月くらい余裕だから良いけどさぁ
進捗がMAXで多分最後のランダムイベントで遅延って…
――――
自由放任主義の制定が完了。これで民間投資が更に捗るぞ!
気付いたらベルギーが列強になってた
一方オランダは非主要国落ち。そこから下は未承認国が並んでるので非主要国でも最下位だな…
未承認地域大国落ちしてオランダのすぐ下になってるオスマンも大概だが
――――
まだまだ降伏しないロシアを安全に攻撃するチャンス!ということで日本に上陸作戦してる艦隊を攻撃して勝った結果、ロシアは日本と講和した
スペインはまだ日本への上陸作戦を頑張っていて、ロシアと同時に相手させられた日本は少々苦戦していたが、ロシアがいなくなってからは普通にスペインも負けていた*9
日本攻略を邪魔されてキレたのかロシアが禁輸してきた。ロシアとの貿易は結構儲かってたのになぁ。戦争ってするもんじゃないね
――――
イオニア諸島の自治権を縮小して傀儡国に
このまますんなり併合できると良いんだが、セランゴールみたいに戦争になると他の従属国の独立欲求が酷いことになるからなぁ
――――
次の記事に続く
*1:英語を喋る黒人と違って被差別POPだしなあ
*2:ロシアを邪魔するだけなら白紙和平でも良いが、そうなると味方が音を上げるまで延々戦争が終わらないから困る。この前シャムから獲得した領土を従属国に分配したいのだ
*3:流石に大部隊が駐屯してるので上陸作戦が難しいロシア首都だが、今思えば近隣の無防備な地域に上陸→戦線ができて首都の部隊が迎撃に来る→手薄になった首都に上陸で行ける気がする
*4:これで一気に輸出入が増えたのか、数日して船団の消費が一気に5千ほど増え、半月程かけてプラスに戻っていったのが印象的だった
*5:マルチで相手も人が入ってるなら完全にプロレスで済むんだけど
*6:ロシアの兵力が対プロイセンに取られてるせいで普通に戦線から押し込めそうではあるが。まあこっちの方が手っ取り早いので
*7:オマーンが参戦してるのにそことの国境が戦線にならないのも同じ理由
*8:ロシア本国は無事だから下がりが遅いのが困る。従属国は本国が無事ならどんなにボロボロでも降伏しないし
*9:スペインは割と勝ててた時も艦隊に比べて陸軍が多すぎてデバフで負けてたロシアさぁ