ガンダムAGE第1話を見たところ細かいところを丁寧に作ってる感じで好感がもてますね。
ということで気づいたことを適当に書いていこうと思います*1。
学校に行く前
フリットが司令と出くわすところ、声をかけるときは仲のいいおじいさんって感じなんですが、稼働実験の話を聞いたら「司令」って呼んでちょっとかしこまって敬礼したりするところは二人の関係をよく表していていいですね。この二人の関係を描いておくのは後半につながってくるので重要です
バルガスが登場するシーンでは、バルガスの乗ったロボが何故か腕の試験中なのにフリットの前に飛び出して来ますが、これって後半にバルガスが登場するときの、フリットの前に車*2が飛び出してくるのと対応していて無駄に細かいですね
またこの二人とのやりとりから、学校の場面と夜にエミリーと話をしてた場面の間にガンダムの稼働試験をしていたことがわかります。後で出てくる「立ち上がって歩くテスト」のことですね。本当にテストしたばかりで実戦に出せるか微妙な感じが強調されます
ところで、何でUEの襲撃予測を軍の人より先に学校の先生に見せるのかと思ったのですが、よくよく考えてみたらあのときフリットは学校に遅刻寸前で、先に軍の誰かに見せる暇はなかったんですね
ガンダムに乗るのを認める大人達
バルガスはあーだこーだ言ってた割に意外とあっさりフリットが乗るのを認めたような感じがしますが、これってフリットの覚悟を認めたのと同時に自分の覚悟の無さに気がついたからじゃないですかねぇ。登場したときに割といい加減な性格なのが示されてますし*3、フリットが「このままじゃみんな死ぬ」って言ったのはバルガスの「(乗ったら)死ぬかもしれんぞ」の返答なわけでメカニックのバルガスには戦って人を守る覚悟なんて無いわけですよ。でもフリットには軍人みたいなそれがあるという
フリットがガンダムのトレーラーに気づいたときのやりとりも似たようなもので、バルガスはとりあえず隠したのに対してフリットはガンダムを実戦に出すことを考えている*4。ここで、試験中の機体ではやられるかもしれないというのと、素人のフリットでは死ぬかもしれないというのの近さはポイントですね
しかし、朝バルガスが「勝手なことしないでよ」と言われたのはガンダムを隠そうというフリットの考えとは異なる行動をする伏線だったのでしょうか
また、ラーガンが乗ろうとするのに対してバルガスが「始めて乗る者にはリスクが高すぎる」と言っているのが、テストで乗ってるであろうフリットが乗るのにつながってますね
バルガスを説得したら次に説得するのは司令だけなのですが、基地のトップを説得してしまえば他の軍人は従うしかないので説得する相手として実に丁度いいですね。そしてここで事前に二人が親しいことを示していたのが効いてくるわけです。この司令がフリットの親代わりみたいなものなので(たしか)、これまでフリットの気持ちを受け止めてきた一番の理解者なので、
フリットのやりたいようにさせるのは自然ですね*5
フリットの素人っぽさ
今回の戦闘はガンダムをかっこよく見せるのではなくフリットの素人っぷりがよくわかるようになっていましたね。特にビームダガー滅多刺しでとどめを刺したのがそれっぽくていいです
フリットがガンダムを乗せたトレーラーのはしごを登るのに妙に手間取ってましたが、これもフリットの素人っぽさを表していたのでしょう