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【Discord】自分専用サーバーが超便利!さっきメモしたのを忘却しなくなる意外な使い方

ふとした瞬間に閃いた画期的なアイディア、忘れないうちに携帯でメモできるの便利ですよね!

でも後でパソコンも使ってじっくり考えようと思ってたのに、いざパソコンの前に座る頃にはすっかり忘れてる… こんな経験、ありませんか? 思い出せるのはまた携帯でメモを開いた時。その状況じゃ思い出しても行動に移せなくてもどかしすぎる~

それじゃあもし携帯のメモが、パソコンを開くたびに「ここにメモがありますよ」とそっと知らせてくれるとしたら? そんな都合の良いこと、できちゃうんです。メモにあのDiscordを使うことで!! この記事では、スマートフォンで手軽に取ったメモの存在を、パソコンを使う時に確実に思い出せるようにするための、具体的な方法をご紹介します。

自分のメモ環境と「メモ忘却」という課題

本題であるDiscordの活用に移る前に、これまでの自分のメモ環境について説明しましょう。そしてそれ故の「課題」についても

メインはパソコンでObsidian、サブは携帯でGoogle Keep

まず自分がメインで使ってるメモ帳ソフトはObsidianです。高機能で応用が利くのが特徴で、パソコンでの情報整理に活用しています。一方で、携帯のメモアプリとしてはGoogle Keepが手軽に使えるので、メインがObsidian、サブにGoogle Keepという使い分けをしています

以前はパソコンも主にGoogle Keepを使っていたのですが、より高度な情報管理ができるObsidianに乗り換えました

kurutto115.hatenablog.com

この時携帯もObsidianにしようと思ったのですが、ちょっと多機能過ぎて携帯には使いづらい(設定ファイルがパソコンと同期されて共通になっちゃうし)。また、パソコンと携帯でスムーズに同期するには有料の公式同期機能Obsidian Syncを使うのが最も手軽ですが、課金に見合うほどスマホでメモを書かないので…

そこで、携帯ではシンプルで使いやすいGoogle Keepを使い続けようという結論に至ったのです

何故携帯でGoogle Keepを使い続けるのか

携帯のGoogle Keepアプリは、特に「とっさのメモ」や「ウェブクリップ」に圧倒的な強みを発揮します

ふと思いついたアイデアを書き留めるのはもちろん、ネットサーフィン中に「これ、後でパソコンでじっくり見たいな」と思ったウェブサイトのリンクを保存するのに非常に便利です。ブラウザ*1で共有ボタンをタップし、共有先からGoogle Keepを選ぶだけ。たったこれだけの操作で、閲覧中のページのリンクが保存されたメモが作成されます

他にも読みかけのサイトを一時的に保存したり、携帯に通知したいときのリマインダーとして使ったりと、Google Keepは欠かせない存在となっています

手軽さの代償、それは「忘却」

そんなGoogle Keepですが、一つ大きな課題がありました。メモしたタスクの存在を、パソコンを使う頃にはすっかり忘れてしまうことです。メモした時には「よし、これはパソコンで処理しよう」と思っていても、いざ数分後パソコンの前に座った頃には別のことを考えているので、さっきのメモは忘却の彼方。思い出すのは次に携帯でGoogle Keepを開いてメモを目にした時。しかし、その場にパソコンがないためすぐに行動に移すことはできません。そして、また忘れてしまう…

携帯でメモ作成 → パソコン作業までに忘却 → 携帯で思い出してもどかしい思いをする

この悪循環、どうにかならないものか

Discordを「メモ通知センター」にするという解決策

そこで白羽の矢が立ったのがチャットアプリのDiscordです。パソコンの起動と同時に開いている人も多いでしょう

「メモ忘却」問題の核心は、パソコンを開いたときにメモの存在に気付けないことにあります。ならば解決策はシンプル。普段からパソコンで使っているツールに「ここにメモがありますよ」と知らせてもらえば良いのです

なぜDiscordなのか?

Discordを使ったことがあれば、サーバーアイコンやチャンネル名の横に表示される、あの白い「未読マーク」に覚えがあるでしょう。新しい書き込みがあるとすぐに分かります

この強制的に気づかせる力こそが、今回の解決策の最大のポイントです。この強力な通知機能を逆手に取り、自分自身にメモの存在を知らせる「未読製造機」として活用するのです

加えてパソコンとスマートフォンの両方から手軽にアクセスできる点も、Discordを選ぶ大きな理由です。携帯から共有した投稿がそのままパソコンで見れる。メモアプリでは当たり前のシームレスな連携が可能です

具体的な設定手順

ここからは、その「未読製造機」をDiscord上に構築する具体的な手順を解説します。少しトリッキーに感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば後は簡単です

1. 準備編:自分だけのサーバーを作る

まずはメモを管理するための個人用Discordサーバーを作りましょう。通常は他者とやりとりするのに使われるDiscordなので盲点かもしれませんが、実は自分一人だけで使うこともできるのです

  1. サーバーリストの下側にある「+」アイコン(サーバーを追加する)をクリックします
  2. 「オリジナルの作成」→「自分と友達のため」と進み、任意のサーバー名(例:「個人用メモ」)を入力して作成します

    (Discordを始めた時に「初めてのサーバーを作ってみよう」的なのがあるので、そこで取り敢えず作ってる人もいるかもしれません*2
    次に、このサーバーで特殊な機能を使うための準備をします

  3. 作成したサーバー名の部分を右クリックし、「サーバー設定」→「コミュニティ設定」→「コミュニティを有効にする」を選択します
  4. 画面の指示に従って、必須項目にチェックを入れ、設定を完了させてください

後述する「アナウンスチャンネル」という特殊なチャンネルを作成するには、このコミュニティサーバー設定が有効である必要があります

サーバーの右クリックメニューからコミュニティサーバーを設定する

1.5 補足:作成した個人サーバーを他人に見られないようにするには?

Discordのサーバーは、あなたが招待リンクを作成して誰かに教えない限り、他に誰も参加することはできません。招待リンクを一切作成・共有しなければ、そのサーバーはあなただけのプライベートな空間として保たれます

誤って招待リンクを作成してしまったか不安な場合は、サーバー設定の「招待」タブから現在有効な招待リンクを確認し、不要なものは削除できるので覚えておきましょう。また、サーバーの「メンバー」一覧を見れば、自分以外に参加者がいるかどうか確認できます。チャンネルを「プライベート」に設定することで、閲覧可能なメンバーを制限することもできます

2. 実践編:メモを通知させる仕組み作り

ここが今回の仕組みの最重要ポイントです。以下の手順でスムーズに「自分からの未読メッセージ」を送信する仕掛けを作ります

  1. チャンネルを2つ作成する
    • まず、メモを投稿するための「アナウンスチャンネル」を1つ作成します。(例:#📝メモ投稿
    • 次に、そのアナウンスが転送されてくる先の、通常の「テキストチャンネル」を1つ作成します。(例:#🔔メモ通知
  2. アナウンスチャンネルを「フォロー」する
    • 作成したアナウンスチャンネル(#📝メモ投稿)を開き、画面上部*3にある「フォローする」ボタンをクリックします
    • 送信先を選ぶ画面が表示されるので、同じサーバー内のテキストチャンネル#🔔メモ通知)を選択し、「フォローする」をクリックします

これで、未読を作り出す仕組みは完成です

チャンネル作成画面
「フォローする」ボタンの場所
フォローしたアナウンスチャンネルを受信するチャンネルを選ぶ

今後、スマホからメモを共有する際は、このアナウンスチャンネル#📝メモ投稿)に投稿します。投稿を長押ししてメニューから「公開」すると、その投稿はフォロー設定によって自動的にテキストチャンネル#🔔メモ通知)に転送されます

Discordでは、この「転送されてきたメッセージ」があなたにとっての「未読メッセージ」として扱われます。結果として、サーバーアイコンと#🔔メモ通知チャンネルに、あの白い未読マークが点灯するというわけです。

3. 仕上げ編:パソコンで通知に気付く設定

最後に、Discordのアプリを開かなくてもこの未読通知を絶対に見逃さないダメ押し設定です

  • デスクトップ版Discordの「ユーザー設定」(歯車アイコン)を開きます
  • 左のメニューから「Windows設定」を選び、「閉じるボタン トレイに最小化」をオンにします*4
  • 左のメニューから「通知」を選び、「未読メッセージのバッジを有効にする」をオンにします
  • Windowsの設定から「個人用設定」→「タスクバー」を開き*5、「その他のシステムトレイアイコン」からDiscordをオンにします

これにより、Discordウィンドウの「×」ボタンを押してもアプリが終了せず、常駐するDiscordアイコンがタスクバーに常に表示され、未読があれば赤いバッジで通知されます。パソコンを起動している限り、簡単かつ速やかに未読通知に気付くことができます

【補足】他の「自分で未読を作る」手法との比較

ところで、Discordには他にも手動で未読状態を作り出す方法が存在します。↑で紹介した方法と比べて欠点がありますが、人によってはこっちの方が良いかもしれません

  • 自分の投稿を未読にする
    Discordには既読になった投稿を未読に戻す機能があります。そこで、自分で書き込んだメモを未読にすることで、パソコンに通知を表示することが可能です
    この方法は手軽ですが、再度チャンネルを開いて他のメッセージを投稿するとそれまでの未読が解除されてしまう欠点があります(まあ再度未読に設定すれば良いだけですが)
  • 他のチャンネルで未読にする
    メモを投稿するのとは別に通知用のチャンネルを作っておき、そこの投稿を未読にすれば、追加でメモを投稿しても未読は解除されません
    ただし、複数のチャンネルを跨いで操作する必要があるので、少々手間が増えます
  • メンションを使う
    上記の方法や本命の方法とも併用できるのですが、未読にする投稿を自分へのメンションにすると、通常の未読より通知が派手になるメリットがあります
    これは通知用のチャンネルを作ってそこを未読にする方法で特に有効です。他の方法だとメモを書くたびに自分にメンションする手間が増えますからね

【応用編】Discordメモ術が更に快適になる小ワザ

ここでこのDiscordを使った手法を、少しの工夫で更に便利で快適にするための小ワザをご紹介

スマホのショートカットでメモを高速化

スマートフォンのショートカット機能を活用し、メモしようと思ったら瞬時にDiscord(やGoogle Keep)を起動できるようにしましょう!

例えば、Android端末であれば「電源ボタンの長押し」、「電源ボタンの2度押し」、「指紋センサーの一定時間タッチ」といった操作に、アプリの起動を割り当てることができます*6。これにより「思いつく→即座にメモ→即座に共有」という一連の流れが非常にスムーズになり、快適です

リアクション機能で簡易タスク管理

通知チャンネル(#🔔メモ通知)に溜まったメモは、さながらタスクリストです。Discordの「リアクション」機能を活用して、各メモのステータスを管理してみましょう

  • 対応が完了したメモには「✅(チェックマーク)」
  • 重要度が高いメモには「⚠️(警告)」や「🔥(炎)」
  • 後でじっくり考えたいアイデアには「🤔(考え中)」や「👀(見てます)」
  • 対応を中止したメモには「❌(バツマーク)」や「🚫(禁止)」

このようにルールを決めてリアクションを付けておけば、どのタスクを優先すべきか、どれが完了しているかが一目瞭然になります

タイムスタンプをObsidian連携に活かす

Discordのメッセージには、必ず投稿日時が記録されています。これは後からメモを振り返ったり、他のツールにまとめたりする際に非常に役立ちます

特にObsidianのデイリーノート(日記)に日々の活動を記録している場合、この正確なタイムスタンプは情報の価値を大きく高めます。例えばデイリーノートプラグイン「Thino」などを使えば、「このアイデアは昨日の15時に思いついたものだ」という正確な文脈と共に、メモを転記・整理できるのです

(参考)この発想のネタ元など

参考としてアイデアを思いつく切っ掛けになった、Discordをメモなどで個人用に活用する記事を紹介します note.com embrabat-report.net

アナウンスチャンネルの使い方やコミュニティサーバーの設定の仕方はこちら note.com hedgehog.ryukyu

ついでにDiscordのチャンネルの種類とアイコンについてはここを見れば分かります scrapbox.io

まとめ

この記事では、モバイルでの手軽なメモとパソコンでの本格的な作業との間に横たわる「メモの忘却」という課題を取り上げ、その解決策として多くの人が日常的に利用しているチャットアプリDiscordの通知機能を「未読製造機」として活用する方法をご紹介しました

スマートフォンでとっさのメモをDiscordの個人サーバーへ共有する。するとアナウンスチャンネルの機能によって半自動的に未読メッセージが生成され、パソコンでその存在を強制的に思い出させてくれます。これにより、「メモしたのに忘れる」という、もどかしい悪循環を断ち切ることができるのです

皆さんも是非自身の環境に合わせて、この「自分だけの通知システム」を構築しその効果を実感してみてください

*1:自分はAndroid用のSleipnirを使ってます。カスタマイズ要素が多くて使いやすい

*2:自分は作りました

*3:下側にも表示されることがあるようです

*4:「システム起動時の動作 Discordを開く」、「最小化した状態で起動する」もオンにすると良い

*5:タスクバーの右クリックメニューからすぐ開ける

*6:どういう操作が使えるかは機種によるので悪しからず