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オールフレンズはオールスターセレクションの再来ではない!――コピーライトを読み解く

いや〜、アイドルタイムプリパラ Winter Live 2017は控えめに言って最高でしたね!*1
そこで発表となった新たな企画「プリティーオールフレンズ」ですが、歴代主人公が勢ぞろいしたビジュアルにファンの多くは条件反射的にこう思ったことでしょう。
「これってプリリズASSみたいなつなぎ企画なのでは??」
となると必然的に次の結論が導かれるわけです。
「ようやく主人公チームが誕生したアイドルタイムを今年度で終わらせるつもりか!」
そりゃないぜタカラトミーさんよぅ!って話ですが別にそうと決まったわけでは全くないので、詳しいことがはっきりしないまま1月後半の続報まで悶々とする羽目に。
そこで何とかならないのかと思って現時点の情報からヒントを探った結果目を付けたのが「コピーライト表記」です。
結論から言えば、オールフレンズのコピーライト表記だけで以下のことが予想できます。

1.オールフレンズはこれまでと同様のテレビ企画ではない
  故にアイドルタイムが今年度で終了すると結論づけるのは時期尚早
2.オールフレンズはプリリズAASと同様のつなぎ企画ではない
3.オールフレンズは数年単位で展開される企画である

何でこんなことがわかるのか、これから見ていきましょう。

コピーライト一覧

オールフレンズのコピーライト表記からこのような情報を引き出すには、リズパラの歴代コピーライト表記が手掛かりとなります。というわけでテレビアニメと劇場版の歴代コピーライト表記を表にまとめました*2

プリリズAD (C)T-ARTS/syn Sophia/テレビ東京/PRA製作委員会
プリリズDMF (C)T-ARTS/syn Sophia/テレビ東京/PRD製作委員会
プリリズRL (C)T-ARTS/syn Sophia/テレビ東京/PRR製作委員会
プリリズASS (C)T-ARTS/syn Sophia/テレビ東京/PRR製作委員会
劇場版ASS (C)T-ARTS/syn Sophia/テレビ東京/PRR製作委員会
プリパラ1期 (C)T-ARTS/syn Sophia/テレビ東京/PP製作委員会
プリパラ2期 (C)T-ARTS/syn Sophia/テレビ東京/PP2製作委員会
プリパラ3期 (C)T-ARTS/syn Sophia/テレビ東京/PP3製作委員会
アイドルタイム (C)T-ARTS/syn Sophia/テレビ東京/IPP製作委員会
プリズムツアーズ (C)T-ARTS/syn Sophia/劇場版プリパラ
とびだすプリパラ (C)T-ARTS/syn Sophia/とびだすプリパラ製作委員会
プリパリ (C)T-ARTS/syn Sophia/映画プリパラ製作委員会
ぷちゅう (C)T-ARTS/syn Sophia/映画プリパラKS製作委員会
キンプリ (C)T-ARTS/syn Sophia/キングオブプリズム製作委員会
キンプラ (C)T-ARTS/syn Sophia/エイベックス・ピクチャーズ/タツノコプロ/キングオブプリズムPH製作委員会
オールフレンズ (C)プリティーオールフレンズ2018

いかがでしょうか? 何ともわかりやすい法則性が見られますね。これらコピーライト表記だけで上に書いた結論が出てくるのです。順番に見ていきましょう。

結論1:オールフレンズはテレビ企画ではない

ADからアイドルタイムに至るテレビアニメシリーズの企画は一貫して

(C)T-ARTS/syn Sophia/テレビ東京/〇〇製作委員会

という構成になっています。オールフレンズはこれと全く違ったものであることから、これまでと同様のテレビ企画ではないものと思われます。
特に映画と違ってテレビアニメは必ずテレ東が名を連ねているので、それがないオールフレンズがテレビアニメである可能性は低いものと思われます。
したがって、「オールフレンズが始まるからアイドルタイムは終了する」という予想はかなり見込みの低いものと言えるでしょう*3

結論2:オールフレンズはつなぎ企画ではない

プリリズASSのコピーライト表記はプリリズRLと全く同じであり、プリパラが始まるまで穴埋めとしてRLの体制の延長で動いていたことがわかります。
一方、オールフレンズの表記は従来の例とは異なるものであり、ASSの前例に則った企画ではないことがわかります。
オールフレンズがアイドルタイムと次の展開の間を埋めるための企画であるのならば、ASSと同様にアイドルタイムの体制のまま動くことでしょう。
このことから、オールフレンズは次へのつなぎではない全く新しい企画であることが分かります。

結論3:オールフレンズは数年にわたる企画である

オールフレンズのコピーライト表記にはなんと「2018」と年度が入っています。つまり、「(C)プリティーオールフレンズ2019」とか、「(C)プリティーオールフレンズ2020」なんて表記が今後出てくることが最早既定路線なわけです。まあテレビシリーズも毎年製作委員会が代替わりしてますから、複数年度にわたる企画だと考えればこの表記も納得ですね。
アイドルタイムが始まった頃には2020年の10周年に向けた企画を進めていくとの話もあったので、オールフレンズは10周年に向けて年度をまたいで続く企画なのでしょう。

*1:GYAOの配信に感謝。っていうか今からでも配信で見れる

*2:オールフレンズは先日公開のキービジュアル、他はアニメ公式サイトの記載による

*3:まあいざテレビシリーズ新作が発表されたらアイドルタイムの続編じゃなかったという展開の可能性はまだまだありますが