考察とは名ばかりで感想?

最近は主にゲーム(戦略系)と資産運用(株で食ってくぞ!)

仮想戦記(?)『中国分割』

最近ロシアが暴れていることから

プーチンを倒しても次の独裁者が出てくるだけ」

「ロシアに帝国主義的な構造があるのが原因」

「植民地として中央に搾取されてる地方を分離独立させないと駄目」

みたいな議論があるんですが、これって前々から言われている

「雑多な集団からなる広大な中国を統治するには独裁でないと無理」

「中国を民主化するには分割して中華帝国を終わらせる必要がある」

ってやつに似てて興味深いんですね。というわけで(?)今回は仮想戦記的に「中国を分割するならどんな感じになるかな?」というお話

中国分割論の思想的背景

そもそもの切っ掛けは分割された場合の中国の地図をたまたまネットで見かけて、興味を持ったので色々探したこと

https://kurutto115.tumblr.com/post/660839644587606016

kurutto115.tumblr.com

追加

その時に知ったのだがこれらの地図の思想的な背景として、実は漢民族は複数の民族の集合であり、各民族の国家が独立することが中国の民主化には必須であるとする諸夏主義というものがあるそうだ(諸夏とは中国本土とその諸侯の国々を意味する言葉*1

ja.wikipedia.org

中国語の「方言」は差異が大きくて別の言語と言えることや、「中国全体をまとめあげるには独裁が必須で民主化は無理」と中国人の間で考えられていることは前から知っていたけど成程ね…

中国の言語分布図あれこれ

仮想戦記(?)の設定作ってみました

ところで探せば色々見つかる分、それぞれの地図で違いがあるわけですよ。そこを見比べて、「こっちの方が良さそうだな…」とか「これは違うんじゃないか?」とか考えていくうちに、自分で考えた内容が結構な量になってきたのでまとめておこう&更なる検討を加えようとなったのです

こうして、中国分割・各民族独立するならこんな感じが妥当じゃないかという、近未来小説の設定みたいなものを作ってここにまとめました。いやー、カクヨムとかなろうでもあるようなやつですね*2。まあわざわざそっち行くのもアレなんでブログでやることにしましたが*3

中国分割の方針と検討方法

大枠は考えるまでもなく決まっているのですが、細かいところを考えるにあたっての方針は以下の通り

  • 勢力均衡のため、人口などのバランスを取る
  • そのため特に強みが無いのに周りと比べて小さすぎる国は無し
  • 少数民族はできるだけ固める
  • 国境が入り組み過ぎないよう、元々の省級・地級の境界を重視。基本的に県級以下には分割しない
  • なので多少は民族が入り乱れても元々限界があるので諦める
  • 交通網が寸断されないよう気を付ける*4
  • 飛び地は解消されるものとする

更に検討に必要なデータは次のように調べました

  • 人口データは中国語版ウィキペディアに2020年の国勢調査のデータがある
  • 言語は結局中国語版ウィキペディアの言語ごとのページに詳しい図や分布の説明があるのでそれを見て、次に地級行政区のページで言語の記述を見る
  • 民族ごとの人口は中国語版ウィキペディアに載ってる網羅的な最新のデータが2015年の上、県級以下の行政区ではほとんど触れられないので適当に試算
  • GDPも中国語版ウィキペディアに載ってるデータは年度がバラバラだったりするので適当に試算
  • 鉄道網も日本語と中国語のウィキペディアから。主要図→路線の記事で通過行政区をチェック
  • 道路網はグーグルマップとヤフー地図を確認*5

こうして考えた結果は白地図に色を塗って記録。白地図ウィキペディアにある県級市に色を付けて表示した地図から作りました

完成した設定

地図

一覧

国名 (読み) 人口 GDP (一人当たり)
台湾   2343万人 6681億ドル 30113ドル/人
香港   750万人 3695億ドル 49849ドル/人
チベット   869万人 533億ドル 6129ドル/人
ウイグルスタン   2585万人 2320億ドル 8973ドル/人
チャハル   943万人 968億ドル 10266ドル/人
満洲   8180万人 6437億ドル 7869ドル/人
幽燕 ゆうえん 4451万人 7528億ドル 16913ドル/人
晋綏 しんすい 6858万人 7362億ドル 10734ドル/人
涼夏 りょうか 2475万人 2164億ドル 8745ドル/人
秦隴 しんろう 5815万人 4762億ドル 8189ドル/人
商洛 しょうらく 13758万人 8148億ドル 5924ドル/人
斉魯 せいろ 9468万人 11148億ドル 11774ドル/人
膠遼 こうりょう 5817万人 7302億ドル 12553ドル/人
江淮 こうわい 7808万人 14703億ドル 18830ドル/人
荊楚 けいそ 5167万人 6116億ドル 11837ドル/人
巴蜀 はしょく 10485万人 11438億ドル 10908ドル/人
滇詔 てんしょう 4977万人 2793億ドル 5612ドル/人
牂牁 しょうか 9723万人 6966億ドル 7164ドル/人
湖湘 こしょう 5937万人 6076億ドル 10233ドル/人
贛鄱 かんは 4912万人 5397億ドル 10987ドル/人
上海   2489万人 6857億ドル 28429ドル/人
呉越 ごえつ 9390万人 17070億ドル 18179ドル/人
閩越 びんえつ 5585万人 8150億ドル 14593ドル/人
恪佳 かっか 4648万人 6378億ドル 13721ドル/人
広粤 こうえつ 7643万人 12972億ドル 16972ドル/人
瓊雷 けいらい 1632万人 1428億ドル 8750ドル/人

※ 人口やGDPはあくまで2021年現在での数字

参考:

  人口 GDP (一人当たり)
日本 12615万人 50451億ドル 40089ドル/人
韓国 5183万人 16383億ドル 31638ドル/人
北朝鮮 2578万人 175億ドル 640ドル/人
統一朝鮮 7761万人 16557億ドル 21334ドル/人
モンゴル 335万人 131億ドル 3916ドル/人
中国 (略) (略) 10511ドル/人
ASEAN 66713万人 30021億ドル 4500ドル/人

国の人口順リスト - Wikipedia

各国の名目GDPリスト - Wikipedia

各国の一人当たり名目GDPリスト - Wikipedia

以下個別の説明

台湾

人口:2343万人、GDP:6681億ドル(一人当たり:30113ドル/人)、首都:台北、主要言語:台湾語(閩南語方言)、客家語、台湾国語*6、原住民諸語、標準時:UTC+8、

旗:

現在の実行支配地域(いわゆる自由地区、台澎金馬)そのまま。人口は東アジアではだいぶ少ない方だが、先進国だけあってGDPなら平均的な国一つ分ちゃんとある*7。旗は緑の台湾旗が独立派に広く使われているが、個人的には図案化がばっちりな台字翠青旗の方が島の形そのまま乗せてるのより格好いいと思う(日本統治時代に考案されて総督府が使ってた図案を利用してるのが難点だが)

香港

人口:750万人、GDP:3695億ドル(一人当たり:49849ドル/人)、主要言語:香港語(粤語方言)、英語、標準時:UTC+8、

旗:

もちろん都市国家単独。金融や貿易に立脚する小国家らしく東アジアでは最高の一人当たりGDPを誇るが、東アジアなので人口はルクセンブルクモナコというよりスイス並みである(そもそも一人当たりGDPもドイツ程度で金融立国な小国ほど高くはないのだが)。なので単独でもやっていけるだろう。マカオは多分無理*8。100年近く大陸本土とは異なる歴史を辿ったので独立意識も高い。独立派は英領時代の香港旗と紋章だけ取り出した獅子旗を使っているが、イギリス国旗入ってない後者の方が良いんでない?(イギリスと同君連合にでもなるのならオーストラリアやニュージーランドみたいなもんなので別だが)

チベット

人口:869万人、GDP533億ドル(一人当たり:6129ドル/人)、首都:ラサ、主要言語:チベット語、標準時:UTC+6、

旗:

チベット自治区青海省の大部分などを加え、一般的にチベットとされる地域のほぼ全てを領土とする。中国が分裂する状況なのでインドとの係争地を割譲し、元ブータン領は返還するという想定(①)。西寧市湟源県(②)は道路 (G109, G315) が繋がるようこっちに。甘南州ドゥクチュ県(③)が飛び出してるけど、道路は一応先まで繋がってるし、秦隴の鉄道(蘭渝線)にぎりぎりひっかかってないので良しとする。ムリ自治県(④)は道路の連絡がギリギリだが良しとする

チベット自治区単独ではチベット族が人口の86.0%を占めるが、他の地域を加えるとチベット族人口70.8%、漢族人口23.5%に低下する。まあより中国本土に近ければ漢族の移住の歴史も長いからしょうがないね。そもそも他と比べると少数民族の割合が圧倒的に高く、しかも単独の民族でこれというのは恵まれた条件ではある。国全体の人口は少ないが(それでいて面積はこの中で最大)。まあチベット自治区単独で365万人しかいないのと比べると倍以上に増えてそれでも大半がチベット族なので上々

一人当たりGDPは低い方だが、こんな山奥なのにモンゴルやフィリピン、ベトナム辺りと比べて倍くらいあるあたり、チベット人を弾圧しつつもチベットの開発は共産党も真面目に頑張ったのがわかる(人口が少ないのもあって絶対値だと他より一桁少ないが。まあその分増やすのも率を上げやすい。天然資源と自然エネルギー、観光に期待)。四川、ウイグル、ネパールへの鉄道が建設中なので、完成すると中国-インド間やインド-ヨーロッパ間*9を鉄道で結ぶ相当な交通の要衝になる

ウイグルスタン

人口:2585万人、GDP:2320億ドル(一人当たり:8973ドル/人)、首都:ウルムチ、主要言語:ウイグル語、蘭銀官話、中原官話、カザフ語、標準時:UTC+6、

旗:

領土は新疆ウイグル自治区ほぼそのまま。ただし、インドが領有権を主張しているアクサイチンは割譲するという想定*10。カザフ族やキルギス族が多数派の地域もあるが、漢族以外の人口割合を減らさないように他国への割譲はしないこととした。領土割譲はウイグル族人口が流出することにもなるしな。石油資源に加えて農業や工業が盛んであり、一人当たりGDPは中国の平均のやや下くらいはある。まあ台湾よりちょっと多い程度の人口なので、GDPの総額は小さくなっちゃうが

チャハル

人口:943万人、GDP:968億ドル(一人当たり:10266ドル/人)、首都:ウランハダ、主要言語:モンゴル語、北京官話、東北官話、標準時:UTC+8、

旗:

中国のモンゴル族6百万人弱のうち4百万人強が内モンゴルに住むが、その数倍の漢族人口があるので人口3百万人強のモンゴルに無闇に領土を割譲するのは問題がある(内モンゴルモンゴル族の人口は17%程度)。東部のシリンゴル盟、赤峰市、通遼市、ヒンガン盟にモンゴル族3百万人強が集中しているので、ここだけで単独の国とする(モンゴル族人口35.8%、漢族人口60.6%)

県級行政区だと新バルグ左旗と新バルグ右旗が漢族の絶対数が少ないので、位置を考えてチャハルではなくモンゴルに(①)。満州里が孤立しないよう、新バルグ左旗の北端は満洲へ。赤峰市が朝陽市に食い込んでる箇所で、道路 (G16, S306) や鉄道(錦赤線)が寸断されてるからちょっとだけ幽燕へ(②)。瀋陽から真北に行く道路 (G25, G203) は一旦こちら側(通遼市)に思いっきり入っちゃうので、周辺を満洲に割譲(③)。逆に、ヒンガン盟に白城市が食い込んでるモンゴル族自治郷は、南へ行く一般道 (X430) が通っているのでチャハルへ(④)。吉林省との境界に沿って道路 (S207) や鉄道(平斉線)が走ってるところはちょくちょく境界をまたいでるが、上手いこと調整するのは厳しいのでそのままとした(⑤)

国名の由来は民国時代にこの辺りにあった察哈爾省*11、更にはこの近辺のモンゴルの部族、チャハル部から*12。多分通称は東モンゴル*13。首都のウランハダは赤峰市のモンゴル名。旗は元々内モンゴル人民党のもので、内モンゴル独立運動などで使われるようになっている

人口が少ないがモンゴルはもっと少ないのでこんなものだろう。おかげでGDPも少ないが、一人当たりでは約1万ドルと、内モンゴル、ひいては中国の平均と同程度を確保できている

満洲

人口:8180万人、GDP:6437億ドル(一人当たり:7869ドル/人)、首都:ハルビン、主要言語:東北官話、標準時:UTC+9、

旗:

色々あってかつての満洲国と比べると領土が控え目。満洲語は廃れているので東北官話の話者を主要民族とする国である。朝鮮族自治州や自治県朝鮮族以外の人口が2/3を超えるので割譲しない。そんなこんなで人口はそれなりに多いが、GDPはその割に多くなく、一人当たりGDPは少ない。かつてはロシアや日本が投資しまくってた地域なのに。むしろだからこそ、その後の開発が後回しだったのはあるか(そんななのに一番発展してる大連を取られてるのが…)。都市の規模は瀋陽ハルビンで同程度だけど国土での位置を考えて首都はハルビンに。旗は4色の部分が左上ではなく中央に丸の方が既存の図案と被らなくて良い気がする

幽燕

読み:ゆうえん、人口:4451万人、GDP:7528億ドル(一人当たり:16913ドル/人)、首都:北京、主要言語:北京官話、標準時:UTC+8、

旗:

主に北京官話を使用する地域の国(ただし赤峰市(①)はチャハルへ)。ちなみに北京官話は普通話の元になってはいても、多少は差異がある(訛ってる)らしい*14唐山市と秦皇島市、天津市北部(②)は冀魯官話の地域だが、人口のバランスと北京から東への交通網を考えてこっちに(北部の冀魯官話方言は北京官話に分類されることもあるくらい共通してるらしいし)。廊坊市の飛び地(③)は言語と交通網を考えてこっちに

国名は古代中国の九州においてこの辺りを指す州と、春秋戦国時代にこの辺りに存在した国に由来する。中国全体の首都であった北京を擁するという強みを持つため、パワーバランスを考えたのもあって人口は控えめだが、GDPは割と上の方であり一人当たりGDPも高い(というか人口の半分とGDPの8割が北京市だわ…*15

晋綏

読み:しんすい、人口:6858万人、GDP:7362億ドル(一人当たり:10734ドル/人)、首都:太原、主要言語:晋語、標準時:UTC+8、

旗:

主に晋語を使用する地域の国。南東部の形状がいびつだがしょうがない(隣接する強国の領土は減らしときたいしね)。濮陽市*16から南への道路 (G45) が分断されないよう、安陽市、鶴壁市、新郷市を分割(①)*17。国名は春秋時代にこの辺りに存在した*18と、民国時代にこの辺りに設置された遠省から(綏遠は清代にフフホトに設置された城の名前に由来する*19)。国の旗は他と同様に諸夏主義の運動家が考案したやつがあるが、ありがちなことにバリエーションがある。人口もGDPもちょっと多め程度で、一人当たりGDPは平均的だ。割と山の中な立地だけどしっかりしてる。北部は内モンゴルの地域なので、モンゴル族自治州やモンゴル族自治旗が設置されるだろう

涼夏

読み:りょうか、人口:2475万人、GDP:2164億ドル(一人当たり:8745ドル/人)、首都:蘭州、主要言語:蘭銀官話、中原官話、標準時:UTC+7、

旗:

蘭銀官話を使用する地域(新疆除く)を主とする国。回族が多い地域でもあるけど人口に対する回族の割合は17.1%*20。そもそも回族自体は中国じゅうにいて*21回族全体(中国全土に1.1千万人)に対してこの国に住んでるのは37.3%

固原市や臨夏州、海東市、西寧市(①)の言語は中原官話だが、回族などが多いのでこちらに(ぶっちゃけ人口やGDPが少ないのであまり他国に渡したくない*22)。門源回族自治県(②)はチベット族自治州の一部で中原官話使用地域だが、チベット族以外の自治県のと鉄道(蘭新線第二複線)の繋がりからこっちに*23*24。蘭州から臨夏州への高速 (G75, G1816) が遮られるので定西市から臨洮県(③)だけこちらへ。蘭州から東へ行く幹線道路が定西市の北をかすめる……きりが無いので地図には反映しない

国名は漢代にこの辺りに設置された*25と中世にこの辺りに存在した西大夏)から*26。人口が中々少ないのでGDPも然り。一人当たりGDPも少ない方だが、甘粛省の一人当たりGDPは5000ドルくらいで省級行政区別では中国最低なので、他の地域を合わせたおかげで相当マシになっている。宇宙センターがあるのが特徴なので、それ関連のビジネスが育ちそう

秦隴

読み:しんろう、人口:5815万人、GDP:4762億ドル(一人当たり:8189ドル/人)、首都:西安、主要言語:中原官話、標準時:UTC+7、

旗:

主に中原官話を使用する地域の西部(例によって新疆などを除く)。東の方と同一民族扱いじゃないのは地理的だったり歴史的だったりの要因なんだろうなぁ(パワーバランス的には分かれていてもらった方が都合が良いしな)。臨汾市と運城市(①)の言語は晋語が混ざった中原官話なのでこちらに。延安市(②)も過渡地域なので、領土の形状を(晋綏も)考えてこちらに。漢中市(③)は中原官話と西南官話の過渡地域なのでこちらに。三門峡市(④)は中原官話の中でもこっち側の方言が話されるのでこちらに。基本周りより国力が低い*27ので、こっちが大きくなるようにした(特に巴蜀と商洛は人口多いので)

国名はこの辺りを故地とした*28と、甘粛東南部辺りを表すから*29。人口は平均的、GDPは少な目。ということで一人当たりGDPも結構少ない。まあ内陸だしね

商洛

読み:しょうらく、人口:13754万人、GDP:8148億ドル(一人当たり:5924ドル/人)、首都:鄭州、主要言語:中原官話、標準時:UTC+8、

旗:

主に中原官話を使用する地域の東部。こちらに随州市が出っ張ってる部分で道路や鉄道が、、、済寧市の北に突き出ている部分に道路が、、、きりが無いので地図には反映しない。国名は殷王朝の別名である*30と洛陽、転じて都を表す*31から。中国文明発祥の地であり古都をいくつも抱えることを示す名称である。陝西省商洛市と被ってるけど名前の由来は違う*32。旗は魯国のものとして提案されてるやつとか五色旗を持ってきたが、五色旗に太極を加えたやつが良いんじゃないか*33

中原の中心だけあって東アジア最大の人口を誇るが、その割にGDPは低く、一人当たりGDPは最低クラスである*34。恐らく内陸という程でもないが沿岸という程でもないことから都市化と産業の高度化があまり進んでおらず、地形や気候が農業に適しているため農村人口が多いのだろう。河南省の人口が多い割に省都鄭州の都市圏人口があまり多くないあたりからもそれが窺える*35

斉魯

読み:せいろ、人口:9468万人、GDP:11148億ドル(一人当たり:11774ドル/人)、首都:済南(最大都市:天津)、主要言語:冀魯官話、標準時:UTC+8、

旗:

冀魯官話が使用される地域を主体とする国(幽燕に取られてる地域もあるが)。国名は春秋戦国時代にこの辺りに存在した国と、山東省の略称であるから(本来の魯は春秋戦国時代の魯国があった山東省南部なので商洛の領土なのだが、山東省全体を指して魯と言うのもありなので良し!*36

山東省が人口2位なだけあってトップクラスの人口を誇り、GDPでもトップクラス。一人当たりでも平均よりちょっと上で悪くない。旧首都北京を抱える幽燕に天津まで渡すと強すぎるのだが、逆に渡さないことでこっちを強化しすぎな感もある。まあ商洛を押さえるにはこれくらいでちょうどいいか。都市圏人口では天津が圧倒的で最大だが、北京とセットみたいな立地なので斉の中心地らしい済南を首都とした

膠遼

読み:こうりょう、人口:5817万人、GDP7302億ドル(一人当たり:12553ドル/人)、首都:青島、主要言語:膠遼官話、標準時:UTC+8、

旗:

主に膠遼官話を使用する地域からなる国(黒竜江省の端とかは流石に満洲の領土だが)。てか地理的に冀魯官話や東北官話と分かれてるのが面白い。国を分けたのは言語的な理由というより、確実に大国になる斉魯と満洲を削るためだが。なので小国になってもしょうがないと思ってたのにちゃんと国一つ分の規模になるのが中国大陸の恐ろしさよ…(形状はやたら細長くて海で分断されてるというハチャメチャな国になったが*37)。ちなみに青島、煙台、威海衛、大連と海軍基地の街をやたら抱えているので、たとえ小国でも米軍その他の拠点としてばっちり独立が成立するものと思われる

営口市と丹東市の間が邪魔だけど鞍山市全部を入れると他がぐちゃぐちゃなので膠遼官話使用地域の県(岫巖満族自治県)だけ分割(①)。通化市に対する本渓市(②)も一緒。ただし梅河口市と輝南県(③)は交通の関係で満洲へ。国名は南北朝時代からこの辺りに設けられた*38東半島*39から。国土は細長いが狭いわけではなく、人口も平均的な規模でちゃんといる。GDPも割と多い方で、開発の進んでいる沿岸部らしく一人当たりでもそこそこ高い

江淮

読み:こうわい、人口:7808万人、GDP14703億ドル(一人当たり:18830ドル/人)、首都:南京、主要言語:江淮官話、標準時:UTC+8、

旗:

主に江淮官話を使用する地域の国。南通市(①)は言語が特殊で呉語が混ざってたりする過渡地域だがこちらに。これで上海と国土が隣接できる(呉越は削っといた方がバランスとれるしな)。国名は長河の間に位置するこの辺りの地域を示す名称から。人口は結構多く、GDPは総額でも一人当たりでもトップクラス*40。発展してる沿岸部だけあって豊かな国だ

荊楚

読み:けいそ、人口:5167万人、GDP6116億ドル(一人当たり:11837ドル/人)、首都:武漢、主要言語:西南官話、標準時:UTC+8、

旗:

主に西南官話を使用する地域の東部。湖北省には江淮官話の地域も多いけど国境がごちゃごちゃになるのでほとんどこちらにまとめる。国名は古代中国の九州においてこの辺りを指す州と春秋戦国時代にこの辺りに存在した国から。提案されている旗は辛亥革命の際に湖北省で使用された鉄血十八星旗が元ネタか*41。人口もGDPの総額も一人当たりGDPも平均的。とはいえ沿岸部と競えるくらいの一人当たりGPDなのは、中国のへそとも言える位置にある交通の要衝、武漢を押さえてるだけはあるか。周囲の人口の割に武漢が大都市過ぎるのか、他の都市の人口は少な目

巴蜀

読み:はしょく、人口:10485万人、GDP:11438億ドル(一人当たり:10908ドル/人)、首都:重慶、主要言語:西南官話、標準時:UTC+7、

旗:

主に西南官話を使用する地域の西部。瀘州市と宜賓市(①)は南部にそこそこ少数民族いそうだけど微妙なので巴蜀のまま。楽山市は自治県があるのでそこ(②)は分割して滇詔へ(金口河区は自治県ではないが、そこそこ少数民族がいるし交通面の実質飛び地を避けるためひとまとめにした)。国名は古代中国において重慶付近の地名/国名が成都付近がであったことによる四川地方の別名から。商洛に次ぐ人口の多さで、その分GDPもトップクラスの大国。ただし一人当たりだと中国の平均レベルである

滇詔

読み:てんしょう、人口:4977万人、GDP:2793億ドル(一人当たり:5612ドル/人)、首都:昆明、主要言語:西南官話、イ語*42、標準時:UTC+7、

旗:

少数民族の多い山岳地帯で、特にイ族(彝族)の多い地域の国。漢族の人口は67.2%で、その他はイ族約7百万人*43、ペー族約1.5百万人*44、ハニ族約1.6百万人、タイ族約1.2百万人など。紅河州から屏辺ミャオ族自治県と河口ヤオ族自治県(①)を牂牁に分割しようかと思ったが、ベトナムへの鉄道が通ってるのでそのまま。昭通市(②)から南へ行く道路がギリギリ貴州省を通ってるんだけどどうしようもないなこれ*45(…よくよく考えたら国境線微修正されるだけか)

国名は古代に昆明周辺にあった*46と古代にこの辺りに存在した南*47から。人口はやや少な目程度だがGDPが大分少ない。おかげで一人当たりだと最下位である。貧乏だけど鉱物資源が豊富だし、水力発電の適地だし、ベトナムラオス→タイ*48ミャンマー→インド*49と通じる交通の要衝なので何とか…。あと観光がかなり有望。景勝地だし、標高がめっちゃ高いので避暑地に最適*50

牂牁

読み:しょうか、人口:9723万人、GDP:6966億ドル(一人当たり:7164ドル/人)、首都:南寧、主要言語:西南官話、粤語(広西平話を含む)、チワン語ミャオ語*51、トゥチャ語、標準時:UTC+7、

旗:

少数民族の多い山岳地帯で、特にチワン族(壮族)やミャオ族(苗族)などが多い地域。漢族の人口は53.0%で、その他はチワン族約1.7千万人、ミャオ族約8.5百万人、トゥチャ族約7百万人、プイ族約3百万人、ヤオ族約2百万人、トン族約2.6百万人など*52貴州省北部や広西自治区南部の市で漢族の割合が省区平均を超えるようなところも、少数民族人口が10%を超えていればここに入れることとした。少数民族の取りこぼしが減るし、いくら少数民族の割合増やしても複数の民族に分かれてるし、それに大国である巴蜀や広粤は削っておきたい。結果人口が大分多くなったけど、巴蜀や広粤とのバランスを考えるとこれくらいが丁度良いだろう。おかげで近隣に比べてやたら面積が大きくなったが(貴州省メインの国と広西自治区メインの国に分ければ面積も人口も違和感無くなりそうではある*53)。滇詔に対しては割と良い感じの大きさなんだけど(というか人口は滇詔に分けてやりたい感ある)

ともあれ、逆に湖湘の人口は増やしたいので言語的にみて桂林市北部(①)を分割。北海市(②)は少数民族少ないけど、広粤に渡すと瓊雷の領土が邪魔(特に高速鉄道がネック)なのでこっちに。清遠市連山自治県*54、永州市江華自治県、邵陽市城歩自治県と綏寧県、宜昌市五峰自治県と長陽自治県は交通も都合が良いのでこっちへ(③)。恩施州巴東県は武漢方面から現重慶市北部に行くルートに引っ掛かってて邪魔だが、全部を荊楚に渡すと逆に長陽自治県が巴東県南部に対して邪魔なので、珍しく県級行政区を分割して長江より北のみ荊楚とした(④)

国名は漢代にこの辺りに設置された牂牁郡から。人口は多いがGDPは平均的で、一人当たりだとだいぶ少ない(まあ貴州省単体の低さよりは大分マシだが…)。首都は貴陽と同規模だが少数民族が多いので南寧に。貴州省メインの国と広西自治区メインの国の旗は提案されてるけど、両方まとめた国の旗として提案されてるものは知らない(てか貴州省メインの夜郎国の旗格好いいな)

湖湘

読み:こしょう、人口:5937万人、GDP:6076億ドル(一人当たり:10233ドル/人)、首都:長沙、主要言語:湘語、標準時:UTC+8、

旗:

主に湘語が使われる地域の国。あんまり人口を減らしたくないので、懐化市で少数民族が少なそうかつ交通網を乱さない県(沅陵県、漵浦県)はこちらに(①)。国名は中国を代表する湖である洞庭*55湖南省最大の河川である*56から。人口は少々多めでGDPは少々少なめ、一人当たりだと中国の平均くらいである

贛鄱

読み:かんは、人口:4912万人、GDP:5397億ドル(一人当たり:10987ドル/人)、首都:南昌、主要言語:贛語、標準時:UTC+8、

旗:

主に贛語が使用される地域からなる国。安慶市(①)と池州市(②)は言語の面からこっちに*57。交通網を西と繋げるために黄岡市南部(③)はこっちに(安慶市も池州市も黄岡市も、この辺りの言語は江淮官話も贛語との中間方言だしな)。上饒市(④)の中心部は西部と違って呉語メインだが、呉越を強くしてもなんなのでこっちに

国名はこの地域を代表する河川である*58と、中国最大の淡水湖である陽湖(またはそこに注ぐ鄱江)から。人口は平均的な値のちょっと下、GDPも相応に小さくて一人当たりだと中国の平均程度である

上海

人口:2489万人、GDP:6857億ドル(一人当たり:28429ドル/人)、主要言語:上海語(呉語方言)、標準時:UTC+8、

旗:

現在の直轄市をそのまま一つの国にする。正直単体で強力すぎるので周りから独立させないとバランスが取れない(ただでさえ江淮と呉越は国力高いので、上海を足してしまったら…)。人口も台湾とか新疆レベルだし、経済力でも台湾レベルの規模があるので単独の国として十分すぎる。旗はかつての上海共同租界旗の図案を元にしていると思われる

呉越

読み:ごえつ、人口:9390万人、GDP:17070億ドル(一人当たり:18179ドル/人)、首都:杭州、主要言語:呉語(徽語を含む*59)、標準時:UTC+8、

旗:

主に呉語を使用する地域の国。国名は春秋時代にこの辺りに存在した国と国から*60。人口が多いがそれ以上にGDPが多く、韓国を上回って日本を除く東アジアでは最大である。一人当たりでも江淮に迫る数字であり、蘇州、無錫、杭州などの工業都市を抱える長江デルタの経済力が分かる

閩越

読み:びんえつ、人口:5585万人、GDP:8150億ドル(一人当たり:14593ドル/人)、首都:泉州(最大都市:汕頭)、主要言語:閩語(閩南語、閩東語など複数の言語に分かれる)、標準時:UTC+8、

旗:

主に閩語が用いられる地域の国。閩語は差異が大きく、異なる複数の言語からなるが、国は複数に分けるほどの規模がないのでまとめた。三明市寧化県・清流県は客家語圏なので恪佳へ(①)。逆に竜岩市新羅区・漳平市は閩南語が主流のためこちらへ(②)。国名は福建省の古名である閩越から(そもそも古代中国において南方異民族を指す越族/百越の中で、この地方のものが閩人であり、すなわち閩越と呼ばれたのが転じて閩*61・閩越*62も地名となった)。人口は平均的な割にGDPは多く、一人当たりでは中々の高さである。沿岸部であり台湾に近いこともあって投資が結構集まっていることを示す数字だ。都市圏人口が多いのは汕頭市だが、国土に対して位置が偏っているので泉州市を首都とした

恪佳

読み:かっか、人口:4648万人、GDP:6378億ドル(一人当たり:13721ドル/人)、首都:贛州(最大都市:深圳)、主要言語:客家語、標準時:UTC+8、

旗:

客家語が主流の地域からなる国。深圳市は元来客家語圏なのでこっちに*63。明らかに強い広粤から弱々な恪佳に大陸屈指の都市を移すのは理に適ってる。東莞市の一部が山に隔てられた深圳側でベッドタウンになっているので、鳳崗鎮、清渓鎮、塘厦鎮を分割してこちらへ(①)。ここを通る高速鉄道の兼ね合いもある。清遠市の中でも英徳市(②)は客家語が多数派なのでこちらに

国名は客家と同音の佳字をあてたものと思われる。人口はちょっと少ないがGDPは程々で、一人当たりだと割と高い。まあ人口の4割弱とGDPの6割強が深圳市なのだが(深圳をこっちにしといて正解だよ!*64)。今の深圳はあまり客家の街という感じでは無さそうなので、それ以外から選ぶと首都は贛州になる

広粤

読み:こうえつ、人口:7643万人、GDP:12972億ドル(一人当たり:16972ドル/人)、首都:広州、主要言語:粤語、標準時:UTC+8、

旗:

主に粤語を話す地域の国(まあパワーバランスを考えて、少数民族がそこそこいる地域は牂牁に渡したし、客家語圏にも粤語人口は結構いるが*65)。国名は三国時代にこの辺りに設置された州と広東省の略称であるから(粤は越と同音同義であり、古代中国において南方異民族を指す。それが特にこの地の民族を表すようになり、地名に転じた)。人口は結構多く、GDPはそれ以上に多い。一人当たりでも中々の高さである。これは呉越、江淮に次ぐ経済規模であり、流石は世界最大の都市圏人口を誇るメガロポリス珠江デルタの国だ(珠江デルタでも香港や深圳は別の国だけど)

瓊雷

読み:けいらい、人口:1632万人、GDP:1428億ドル(一人当たり:8750ドル/人)、首都:海口、主要言語:瓊雷語、リー語、標準時:UTC+8、

旗:

海南島とそれに隣接する雷州半島は言語的に広東と異なり瓊雷語が分布しているので別の国とした。瓊雷語は閩南語から別れた言語で、今では相互に理解が困難な程の差異が生じている(中世に戦乱から逃れて福建から移住した人々に起源を持つ)。また海南島に特徴的な民族集団としてリー族が1.3百万人ほど居住している。国名は唐代にこの辺りに設けられた*66*67から。人口もGDPもあまり多くなく、一人当たりGDPも低めである。リゾート地なので観光を頑張るっきゃない。それと中国が海軍基地を置く南シナ海の押さえなので、多分米軍基地とかができる

*1:中国、中華、華夏とほぼ同義の美称であり、そもそも「夏」単体でも「華」と同様に中国の美称として昔から使われている。「夏」の字義は「盛んであること」であり、中国最古の王朝の名前である

*2:この手のIF歴史の設定集みたいなの集めたサイト見たことあったけど見つからん。イギリスに植民地化された日本とかあったんだけど

*3:そういや昔から、ファンタジー異世界の設定だけとか、仮想戦記の設定だけとか色々考えてたなぁ。秀吉が明を征服して日本人の征服王朝が成立した結果日本が中国の一部になってる現代とか、フランスとドイツ/イタリアとスカンジナビアの立場が逆になってる近代とか

*4:別の国に行く間に追加で国が挟まるのはもう気にしないことにする。上海や深圳などで都市郊外鉄道の端が隣接都市にはみ出てるのも諦める

*5:中国を見るならヤフーの方が、地図がずれてないし鉄道や駅がはっきり表示されるし地級行政区の境界が表示されるしで便利

*6:普通話の元となった中華民国の国語が台湾で訛ったもの

*7:というか一人当たりGDPだと流石に香港とか上海でないと勝負にならない

*8:まあルクセンブルクモナコみたいになれれば良いが、結局はカジノしか産業が無いので…

*9:まあインドとヨーロッパはパキスタンからイランとトルコを通るルートが既にあるが

*10:これでウイグルチベット南部を結ぶルートはインドが押さえることになる

*11:領域はかなり違うが

*12:現在チャハル右翼前旗、チャハル右翼中旗、チャハル右翼後旗にその名を残しているが、これらの行政区はウランチャブ市にあり、察哈爾省ではなく綏遠省に所属していた。そのせいかチャハルではなく晋綏の領土である。また現在のシリンゴル盟南部は以前チャハル盟だった

*13:東モンゴル自治政府の例を考えると

*14:まあ日本の共通語と東京弁もそんなもんだ

*15:そして唐山市が人口の2割弱とGDPの1割強

*16:河南省山東省に食い込んでるとこ

*17:大体言語の境界に沿った

*18:そこから現在の山西省も晋と略称される

*19:ちなみにフフホトの中国名は、明代にフフホトを指して帰化城と名付けられたことと、綏遠城から帰綏という

*20:寧夏回族自治区単体だと36.5%

*21:河南省に全回族人口の10%近くいて新疆より多かったり、河北省や雲南省自治県があったり

*22:蘭銀官話と中原官話はそれなりに近縁だろうし…

*23:そもそも海北州全体でもチベット族の人口が7万人くらいで、総人口の1/4しかいないんだが

*24:これで東隣の天祝チベット族自治県チベットと隣接しなくなるが、チベット族人口が7万人弱で総人口の3割くらいの地域だし、回族も6%くらいいるから涼夏でいいな!

*25:五胡十六国時代には涼と号する国が立てられた(前涼後涼南涼北涼西涼

*26:寧夏西夏平定に由来する地名

*27:チベットや涼夏よりはマシだが

*28:そこから現在の陝西省も秦と略称される

*29:隴は現在甘粛省の略称としても使われる。ちなみに南北朝時代以降、現在の陝西省宝鶏市から甘粛省平涼市にかけて隴州が設置された

*30:この名は殷王朝の故地が商(現在の河南省商丘市か)であることによる

*31:ちなみに洛陽の名前は近辺の河川、洛水から来ている

*32:市内の商山と洛水に由来。後者は結局一緒かもしれん

*33:荊楚の旗として提案されてたけどw

*34:河南省だともうちょっと高いみたいなんだが

*35:次にこの国で都市圏人口が多いのが江蘇省の端っこの徐州市っていう

*36:そもそも冀魯官話からしてそういう意味で「魯」を使ってるわけで。ちなみに「冀」は冀州に由来し、ここでは河北省を指す

*37:まあアフリカとか旧ソ連とかで変な形状の国土は良くあるし大丈夫でしょ

*38:故に膠州湾の名前はこれに由来するし、青島やその周辺を指して「膠」と呼び、山東半島の別名は膠東半島である

*39:そもそも「遼東」とは遼河の東岸に位置することから付けられた名称。この川の名称は遼朝の名前の元にもなっている

*40:総額だと元中国2位だし、一人当たりだと元中国じゃ台湾、香港、上海でないと勝てない

*41:古代中国の九州を表す9つの星に、更に9つ加えて内地18省を表していた

*42:相互理解困難な複数の方言に分かれる

*43:他国も含めたイ族全体の人口は約1千万人

*44:他国も含めたペー族全体の人口は約2百万人

*45:高速は国境の審査がインターチェンジ降りた先にあれば素通りできるだろうけど下道は大変だ

*46:これに由来して雲南省を指して「滇」と呼ばれる。また、昆明にある大きな湖の名は滇池である

*47:かつて大理周辺に六詔と呼ばれる勢力があり、南部の「詔」の一つが六詔を統一したことから南詔と称するようになった

*48:鉄道も通ってるしメコン川の水路もある。鉄道はタイからと中国からで軌間が違う上にあと少しで繋がってないけど

*49:このルートだけ鉄道がまだ国境までしか通ってないんだよなぁ

*50:色々チベットと共通点あるけどチベットの方が多少は一人当たりGDPで上なのが…

*51:方言による差異が大きい

*52:他国も含めた全人口はチワン族約2千万人、ミャオ族約1.4千万人、トゥチャ族約8百万人、プイ族約3.5百万人、ヤオ族約3百万人、トン族約3百万人

*53:まあただでさえ貴州省は中国で一番貧乏な地域なので…

*54:連南自治県は市街地に近過ぎるから分断するのは止めとく

*55:湖南省の名称の由来。かつて中国最大の湖だった。現在最大なのは鄱陽湖

*56:この川に由来して湖南省の略称は「湘」である

*57:安慶市から南に行くのと池州市から北に行くのは、お互いが他国だと結構邪魔だし。池州市の北隣にある銅陵市周辺の交通はギリギリ池州市に邪魔されない

*58:そこから現在の江西省も「贛」と略称される

*59:徽語の他も方言は互いに通じづらい

*60:というより五代十国の呉越の方がまんまか

*61:五代十国の一つに閩国があり、現代における福建省の略称も閩である

*62:秦の滅亡により閩越国が立てられたが、漢に平定された。国名に越を入れたのは、王族が春秋時代の越の王族の末裔だったからとも

*63:経済発展による人口流入で一時期広東語が主流になったが、普通話普及政策が推し進められてそちらが普通になった

*64:なあに、幽燕における北京市とそれ以外よりは偏りが酷くない。なお深圳の一人当たりGDPは2.3万ドルある一方で、その以外の地域だと8千ドルちょっとになる

*65:逆に広粤にも結構客家がいる

*66:ここから海南省の略称も「瓊」である

*67:そのまま雷州市や雷州半島に名前が残る