近代を舞台にした歴史戦略シミュレーションゲーム、ヴィクトリア3 (Victoria3) のプレイ日記……ではなく攻略メモです。割と初心者向け国家のくせにVic2で「沿岸州が少ないせいで植民ポイント足りねぇ!」となって面倒なベルギーですが、Vic3でも「沿岸州が少ないせいで船団が足りねぇ!」となると聞いてまたかよ!と思ったので対策を考えたいと思います
Ver. 1.03、日本語(+和訳修正MOD、フォント変更MOD、姓名順修正MOD)、難易度デフォルト、セーブ&ロードあり
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船団が足りなくて貿易に困る対策としては
- 列強の関税同盟に入る
- 征服や植民で沿岸州を手に入れ港を建設
- 陸続きの国と貿易する
の3つが考えられます
1は中小国の鉄板戦略ですが、関税同盟のメンバーは自分が貿易ルートに使える船団が半減するデメリットがあるのは注意した方が良いかも知れません
2は植民地を作ってそこに港を作るのが早いですね。1つの関心でも植民始めるだけなら複数の州にどんどんできますし。一方普通に領土獲得するのは戦争の必要がありますが、終わればそこの関心を恒久的に維持できるのが有利。港が欲しいだけなら州の割譲より条約港の方が悪名が少なく済みます
そして今回メインで試してみた3です。ベルギーはフランス、プロイセン、オランダという3つの大国と国境を接しており、これらと貿易協定を結ぶことで船団も官僚機構もノーコストで好きなだけ貿易できます。この方法なら
- 複数の市場に入り込める
- 余計な品目で相手市場の価格に合わせずに済む
- 転売で利益が出せる
- 関税で利益が出せる
と様々な利点があります。欠点は完全には相手と価格を一致させられず、思ったほど物品のやり取りが行われないところですね
ちなみに陸上貿易の強みは関税同盟に入っていても依然生かせますが、貿易協定を組めないので官僚機構コストがかかるのが難点*1。それと陸上貿易の判定基準は当然関税同盟の中心地と陸路で繋がっているかなので、イギリスの関税同盟に入ると陸上貿易できませんのでご注意を
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と、ここまでは机上の空論で考えただけなので実際に検証してみます。ベルギーでスタートし、関税同盟を利用せず港の追加もしない条件で貿易をやり繰りしてみましょう
まずは貿易協定を結びたい仏普蘭3ヶ国と関係改善を開始
デフォルトでオランダをライバル視しているのは逆効果なので解除します
影響力が足りなくなるので適当にドイツの小国をライバル視しておきましょう*2
後は貿易協定に繋がるようフランスかプロイセンを重視して貿易ルートを増やします。官僚機構が多少マイナスになってもベルギーは金持ちだから平気
ところでイギリスと最初から貿易協定結んであるんですね
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選挙が終わったら実業家を含む政権を樹立させ
自由貿易に法改正します
今回のプレイでは開始2年で自由貿易になりました
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オランダとは関係悪いし貿易額増えにくいしなので
融資して恩義をゲットすることで貿易協定を押しつける方向で
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こうして上手いことやってフランス、プロイセンから貿易協定を提案されました
フランスとは開始から1年、プロイセンとは開始から2年なのですぐでしたね
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開始3年半でオランダに融資の責務を負わせられたので、これで貿易協定を強制しようかと
「使う」にチェックを入れても「受け入れられる」って出ないぞ?
普通に断られました…*3
おかげでオランダとの関係が悪化したのでセーブデータからやり直し*4
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結局、関係改善してから貿易ルートをガンガン増やすという正攻法で問題ありませんでした*5
関係改善続ければ普通に敵視するの止めてくれるんですね
開始5年ほどでここまで終わったので大して掛からずに済みました
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こうして無事、周囲の3大国とノーコストでいくらでも貿易できる状態が完成しました
おかげで物資の不足とかも殆どなく円滑に商売できてますね
輸出入だけでもたんまり儲けてます*6
とはいえ最初は少々手こずったというか、スタート直後は自国やプロイセンの産業が立ち上がる前なせいか、プロイセンとの貿易が全然旨味がなくて焦りました。数年するとちゃんと収支がプラスになって貿易が成立するんですが
そこんとこフランスとは最初から良い感じに商売できるので頼りになります
ともあれ、しばらくは他の国とも取引しないと補いきれない(特にイギリスとの貿易は強い)ので大丈夫なのかと一抹の不安がありました。トリプル陸上貿易×貿易協定が完成しても、やっぱり沿岸州を増やして港を作りカバーできると有難いですね。特に転売でボロ儲けするならもっと多くの国とガンガン貿易したいところ
実際やってみて、確かに3ヶ国の市場でいくらでも商売できるのは美味しいのが分かりました。まあ手間で言うとやっぱり関税同盟入るのが楽だろうと思います*7