近代を舞台にした歴史戦略シミュレーションゲーム、ヴィクトリア3 (Victoria3) のプレイ日記……の前に攻略メモです。プロイセンが暴れて消えていく運命にあるドイツ諸国…… そうでなくてもシリーズで相変わらず海への出口を手に入れるのが先決な内陸国や、労働力が不足しがちな中小国は早急に領土拡大したいですよね。今回は中小国向け初動拡張戦略を色々と検証していこうと思います
- 「小国」はまず「非主要国」になろう
- 内陸国には沿岸州がほぼ必須
- ブラジルの反乱に便乗
- 弱くても勝てる国家たち
- 植民地のために一工夫
- エジプトに攻撃されるオスマンを狙え
- 金山は直接支配と間接支配のどっちがお得?
「小国」はまず「非主要国」になろう
弱小国家なら数個大隊で倒せるだろう。余裕をもって最初から10個大隊を持ってるヘッセンで
と思ったら、関心が宣言できないので植民も遠隔地での外交劇もできない
どういうことなのか確認。宣言できる関心の数は国家ランクと海軍の規模で決まるので、列強は関心+4、大国は+3、非主要国は+1でヘッセンのような小国は+0……
おいこら、それじゃあ近くにいるプロイセンの手下仲間しか殴れねぇじゃねーか!!
というわけで、ランクが小国で同じとこに鴨葱がいない国はまず外征抜きの内政オンリーで非主要国にランクを上げるとこから始める必要があります
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中小国、それも周りに攻めてくる国がいない国は軍を解体してその分の費用を投資するのが定石
軍人が0人なら給料上げて軍部の機嫌を取っても0ポンドですしね*1
普通の中小国向け戦略ならこれで良いんですけど、よくよく考えたら軍の規模で威信がもらえるので非主要国へのランク上げに不利な気がするんですよねぇ
というわけで軍を解体して非主要国にランクを上げてみたのが↓
軍の規模を維持したままやってみたのが↓
というわけで軍による威信を捨ててGDP伸ばすのに全振りした方が良いようです
(多分プロイセン市場内で先に鉄鉱山や炭鉱を増やしたところが優位に立つ…?)
まあ他にも法改正とか利益集団の特性の効果とか逆に軍拡するとかもっと威信を上げるために工夫する余地は色々ありますが
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ところで州が1つだけの国はそこにとにかく布告をぶっ込めて良いですね
内陸国には沿岸州がほぼ必須
数年待ってたら出来ない戦略もあるので、最初から非主要国のザクセンで改めて始めます
初手で新大陸に行くぜーって関心が宣言できない!?
何と内陸国は隣接する地域にしか関心を表明できないシステムだったのです!
(そういえば、基本沿岸にしか関心付けられなかったもんな*3。つまり海路で行けなきゃ駄目ってことなので、そもそも海路にアクセスできない国は…)
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しょうがないので近場に沿岸州をゲットするしかない
というわけでリューベックを征服
ブラジルの反乱に便乗
これでようやく遠隔地に関心を表明できます。最初に狙うはブラジル
ゲーム開始時点でブラジルに対する反乱が発生しており、順当に行けばブラジルに負ける反乱国家相手なら、こちらが何もしなくても勝手に向こうで厭戦が高まって勝てるとの目論見
ちなみにテキサスも開始時点でメキシコと戦争してるので同じ戦術が使えそうなんですが、イベントでメキシコがあっさり負けるみたいなので…
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でもそもそもテキサスって兵力少ないし、メキシコと戦争してるタイミングじゃなくても普通に勝てるのでは?
試してみたらイギリス呼ばれたわ。こりゃ敵わん
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気を取り直してブラジルへ。南のピラティニ共和国は何故かフランスが付いてくる
なので北のグラン・パラに(てか開始時から独立してるから反乱国家扱いにならないので普通に外交戦仕掛けられるんだな…)
条約港ならあっさり渡してくれるでしょ
って戦争にならず折れるとは。ほんとにあっさり渡してくれたよ。無事アマゾン川の河口に条約港をゲット
やはりブラジル相手だけでもキツいのに他とも戦争は勘弁って話か。向こうは10個大隊ちょっとの兵力なのに対してこっちは20個大隊いるし
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ここからしばらくしてグラン・パラがブラジルに降伏、再併合されると
さっき獲得した条約港は晴れてブラジル市場への条約港となるわけです
まあ、ザクセンみたいな小国だとブラジル市場へのアクセスのハードルが下がっても全然ありがたみ無かったですが…
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何かあっさり向こうが折れたんで、条約港だけと言わずいっそ州一つもらって行けそうな気が
うおっ、マジで州一つ丸々くれた! てかこれでも無血で折れるんだ…
ちなみにここは勿論本来ブラジルの領土なので、それをかっさらって行ったザクセンはめっちゃ敵視されます(条約港だけもらってもこうなる)
まあこっちにはプロイセンが付いてるので全然怖くありませんがね
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こっちの兵力を10個大隊に減らしてもグラン・パラは折れるので楽勝ですが、そもそも相手はブラジルにボコボコにされてるところなので、もしやこっちが全く戦闘しなくても勝てるのでは???
軍備を全廃して確認します。やっぱりこっちが何もしなくても、向こうはブラジルに攻められてるのでドンドン戦争支持度が下がりますね
そろそろ0を割るかな~という辺りでグラン・パラがブラジルと講和
成程、よくよく考えればブラジルとの戦争支持率の方が早く尽きるに決まってる。こうしてこちらとの戦争は、積極的に決着をつけないと立ち消えになるしかないのでした
弱くても勝てる国家たち
続いて弱くて普通に征服できる国に手を出していきましょう
まずはハイチ。欲張らずに片方の州だけで済ませれば列強も見逃してくれるはず
はい、無血降伏
首都が無い方の州は初期状態では港が無いので、市場アクセスのため新たに作らないとならないのは建設力が小さい中小国にはちょっと厄介ですかね*5
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リューベックはドイツ文化なので2年で州を編入できるのは当然として、ハイチとかはヨーロッパ文化系統なので5年で編入できるのは盲点でした
ヨーロッパの国には狙い目かもしれませんね中南米。商品作物作ってヨーロッパにガンガン売れば分かりやすく儲かりますし、それでも未編入だと税金が取れないのが数年で編入できるので財政にも優しい
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お次はハワイ
初期のオセアニアはほぼイギリスしか介入できる国がないので安全安心です
植民地のために一工夫
ザクセンは初期状態で地主と一緒に実業家だったり知識人だったりが政権組んでたりして、影響力もニューゲームするたびに結構変わるんですが
「植民地再定住」の法律を通すため、軍部が政権入りしてる世界線を引きました*6
地主のリーダーが好戦主義で賛成してくれるのも都合が良いですね
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1と2/3年ほどの議論を経て可決
入植するのはオセアニアです。ハワイを取ることで関心を維持できるので
人口が一番多い州はタヒチなんですけど、それでも17万人しかいなくて産物もハワイとか取れば間に合うので微妙な感じが…
というわけで金が出るニュージーランドですね。って中小国の人口だと進捗が遅い!
1プロビ取るのに600日近くかかるのはなぁ。と思ってたら対策を見つけました
既編入州の人口が増えれば良いので、これまで征服した土地を編入すれば良いんですね。しかもこれ編入途中の州もカウントされるので即効性がある
エジプトに攻撃されるオスマンを狙え
オスマンがエジプトに攻撃される恒例行事が始まってたので便乗しましょう
エジプトに攻め込まれてるので開戦時点で何もしなくてもオスマンの戦争支持率がどんどん下がっていく
コンスタンチノープルすらエジプトに落とされる始末
こちらも負けじと上陸作戦を実施。オスマン艦隊はアナトリア方面を守っているので、そこから外れた州は上陸を邪魔されず、陸軍もエジプトとの戦線に向かっているのでノーガードなのです
そして北トラキアに上陸すると一気にコンスタンチノープルのある東トラキアにも占領地を広げられるので、首都州を占領するという相手の戦争支持率を0未満にする条件を満たせます
っと何か警告が出てますね
何で損耗が激しいのか全く説明してくれないのが困りものですが、これは遠征軍への補給網に必要な船団が足りてないのが原因です。貿易を関税同盟に頼った小国だと普段は船団要らないからなあ
しょうがないので交易所でPOPに稼がせるためだけの貿易路を無くして対処。それでも損耗が30%以上ある
その後は1回戦闘したらオスマンの部隊が来なくなったので好き放題占領地を広げていたのですが、急にオスマンの大軍が向かってきました
あー、エジプトとの戦争終わっちゃったのね~*7(てかあんなに攻め込んでたのにエジプト負けたんかい)
戦列歩兵20個大隊で守備すれば一つの戦線は維持できますが、問題はバルカン半島全部占領し終えてないと戦線が2つ以上生じるので、この倍の兵力が無いと守り切れないんですね
というわけで首都州を奪還されてしまって戦争支持率を下げられなくなったので今回は断念!(真似する場合はエジプトとの決着が付く前に終わらせられるようにしましょう)
金山は直接支配と間接支配のどっちがお得?
攻め取る先は↓のような地図を眺めてどんな資源があるかで選ぶものですが
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ついでに発覚した諸々について