近代を舞台にした歴史戦略シミュレーションゲーム、ヴィクトリア3 (Victoria3) のプレイ日記です。長くなってきたので分割しました
目次
〇 ロマノフ朝ロシアは平民に厳しいロシアです――②アメリカ崩壊
〇 ロマノフ朝ロシアは平民に厳しいロシアです――③経済圏拡大
〇 ロマノフ朝ロシアは平民に厳しいロシアです――④混迷のバルカン半島
〇 ロマノフ朝ロシアは平民に厳しいロシアです――⑤普墺戦争(←現在のページ)
- 目次
- 前回のあらすじ
- [12/23]~1858年・£110.9百万・67.9百万人・3位
- [12/24]~1858年・£109.7百万・68.0百万人・3位
- [12/25]~1859年・£115.0百万・68.5百万人・3位
- [12/26]~1861年・£122.8百万・69.7百万人・4位
〇 ロマノフ朝ロシアは平民に厳しいロシアです――⑥未回収のイタリア(更新中!)
※見出しは[プレイ日]~ゲーム内年代・GDP・人口・国家ランキング
前回のあらすじ
鉄道の建設が始まり経済の拡大に余念が無いロシアであったが、領土の拡大も留まる所を知らない。先の露土戦争ではモルダヴィア公国の宗主権譲渡とブルガリアの独立をオスマン帝国に認めさせ、バルカン半島におけるオスマン勢力追い出しの端緒とした。しかし、オスマンの盟友且つモンテネグロの宗主国である両シチリア王国は、講和の際ブルガリアを自らの傀儡とし、更にこの機にオスマン帝国との関税同盟を成立させるなど急速に勢力を伸ばし、果てはピエモンテその他を取り込んでイタリア王国を成立させるに至る
格下の宿敵が着々と力を付ける一方、格上の宿敵達がロシアに牙を剥く。オレンジ自由国に続いてトランスヴァール共和国も自らの支配下に置こうと動いたロシアに対して、フランスとイギリスが相次いでトランスヴァール支持を表明。3大列強が直接干戈を交える事態となる。ロシア首都上陸作戦を成功させる英仏であったがロシアの防御は堅く、それ以上の侵攻を阻まれ兵力をすり減らした結果、渋々ロシアのトランスヴァール支配を認めるのであった。一方敵の通商破壊に苦しめられ、フランスの軍備増強を改めて認識したロシアは軍拡を決意する
中央アジアでも領土を拡大したロシアの矛先は、オスマン帝国との休戦条約の期限切れに向けてバルカン半島へ戻ってきた。緊迫する情勢に乗じてギリシャを保護国化し、更にはモンテネグロを巡ってイタリアに要求を突き付けた結果…
[12/23]~1858年・£110.9百万・67.9百万人・3位
余計な介入してくる国も無さそうだし、出来なくなる前に追加で戦争目標を要求しておこう。まずはボスニアとイラクの解放*1
そしてブルガリアのイタリア傀儡からの解放(オスマンの関税同盟からの解放は良いや*2)
ちなみにブルガリアが従属国の移譲じゃなくて解放なのは食らう悪評が中々重いのだ。なので解放してから外交的に関税同盟か保護国にする*3
つーことで工作値をほぼ使い切って要求はこんなもんで
殆ど悪評食らわないから盛々だぜ
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今回使わなかったプロイセンへの貸しはちゃらにすることで向こうとの関係を上げよう
これでプロイセンとの関係MAXだぜ
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そんなこんなで開戦
オスマンとイタリアなんて楽勝だろうと余裕ぶっこいてたら
ペルシアの方からジワジワ攻め込めるくらいで*4ギリシャの方は相手の守りが堅いしコーカサスは下手したら攻め込まれる状況。全軍動員してさえこれかよ!
海軍が通商破壊してるのでそれでイタリアの補給路が壊滅すればガンガン侵攻できるんだろうけどそれまで時間がかかり、戦争支持度は若干敵の方が上回る始末。こりゃちょっと何とかしないと!ということで
手薄なイタリア領に上陸します。まずはサルディーニャ島を一気に占領
続いて飛び地のピエモンテに上陸。これらの作戦はたったの5個大隊with5個分艦隊で実施したので他の戦力に殆ど影響を与えずに済んで有難い
こちらは上陸即全部占領とはいきませんでしたが、敵の迎撃部隊が来る前に占領を終えることができました(その間敵軍の一部を戦場から引き離すことができたのも美味しい)
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こうしてロシアが何とか優勢を確保できた辺りでフランスに革命! …これ革命側に倍の兵力がいるのでメキシコやビルマが助けに来ても革命成功確実では?
そうなるとフランスの外交関係がリセットされるので迂回宣戦できないじゃん!って思ったけど、逆にメキシコ攻めてもフランス出てこないってことだから助かるな…
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ようやく通商破壊の効果が出てきてイタリア軍の補給が滞るようになり、ギリシャやコーカサスから戦線を押し込めるようになってきた
逆にこちらも敵からの通商破壊を受けたり、通商破壊してたら迎撃されたりする
とりあえず航路の護衛をして敵の通商破壊艦隊を迎撃する
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缶詰工場の研究が完了
これで不足していた加工食品の生産が増える! 逆に魚の消費が増えてそっちが足りなくなるので漁港を建てないと
次の研究はキニーネにしてマラリアに負けない植民地拡大を目論む*5
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ちょっとギリシャの戦線で押し返されたり、コーカサスでちょっと侵攻してから止まってるけどこのまま行けば勝てるだろうと思っていたら事態が急を告げる
ドイツ統一の主導権を巡ってプロイセンがオーストリアに戦いを挑んだのだ!
[12/24]~1858年・£109.7百万・68.0百万人・3位
現在の戦争に全軍をつぎ込んでいる以上、並行してオーストリアと戦争するのは厳しい。要求を全部通すのは諦めて、程々の条件でオスマン&イタリアと講和しよう
そこでオスマン首都上陸作戦を敢行する!
流石に首都は敵艦隊が防衛しているが、2つの部隊で一度に仕掛ければ、一方が迎撃されてる隙にもう一方が上陸することが可能だ
こうしてオスマン首都を占領してもオスマンは自分に対する要求を拒否するが、上陸でできた新しい戦線を攻めていけばすぐに首を縦に振るようになる。敵軍は既存の戦線を守るので手一杯で、新しい戦線には全く部隊を派遣する余裕が無かったのだ*6
ならば続いてイタリア首都にも同様に上陸作戦を実施
これでイタリアもボコボコにできるのでイタリアへの要求も通せるぜー!*7
ギリシャへの領土割譲はギリシャ巻き込む必要があるのでこの機会にやっとくとして、更にブルガリアの解放で講和を提案。モンテネグロは次に仕掛けるネタとして取っておく
オスマンから国家解放は結局この前のブルガリアみたいにイタリアの傀儡になるからまた今度で良いや
こうしてこっちは講和したけど、プロイセンとオーストリアの戦争がこれから10日ほどで始まります…
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少々時間を戻すが、勿論プロイセンから参戦するようお誘いが来ている
断るとプロイセンが屈服してドイツ統一の主導権をオーストリアに渡してしまい、最悪将来的にオーストリアがドイツ諸国を吸収してしまうのでそれは避けたい
戦況によってはイタリアがオーストリアに着いたりするが、結局はオーストリアと防衛協定を結んでいるベルギー、バーデン、モルダヴィアに、懐柔されたバイエルンとスイスが加わった。一方プロイセン側はロシアの他はチューリンゲンの数ヶ国にホーエンツォレルンとザクセン
なのだがそのザクセンで革命が発生
呼ばれたので加勢するが、こいつプロイセンの関税同盟加盟国とかでもないんで革命成功しても別にこちらとしてはどうでもいいな…
[12/25]~1859年・£115.0百万・68.5百万人・3位
すっかり忘れていたがオーストリアはイギリスと戦争中なので、通商破壊でガンガン商船を沈められている
まあオーストリアに必要な船団はかなり少ないのでまるで平気そうではあるが、やること無いのでこちらも通商破壊に艦隊を送り込んでおく
艦隊は別に良いのだが、陸軍は戦線に到着するのが戦争開始直後とかになるので大変(↑は開戦後数日の様子)
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少し戻ってロシアが上陸作戦を頑張っていた頃、フランスでは革命軍を何とか跳ね返していた体制側の防御が崩れ去っていた
それから1ヶ月してイタリア、オスマンと講和する頃には完全に革命側が勝利。元はルイ・フィリップの息子フェルディナン・フィリップが存命で七月王政が続いていたのが
革命で第二帝政に
ってルイ・ナポレオンじゃないこいつは誰だ!?
えーっとブルボン=コンデ家は断絶してルイ・フィリップの五男、オマール公アンリが家督を継いだので多分その長男ですね*8
つまりオルレアン家の内紛…ってコト!?
ともあれこれでメキシコとの条約が無しになって、メキシコに手を出してもフランスがすっ飛んでこなくなったし、ロシアと険悪だったフランスが滅んで融和的なフランスにすり替わってくれたわけだ。有難い限りだぜ
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とここでザクセンの革命で体制派の支持を撤回します。何故って?
せっかく仲良くなったフランスが革命側に回って敵になるからさ!!
一方ロシアに見捨てられた体制側はイタリアを味方に
やたら盛り上がってきたな…
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即時貿易協定締結可能に。でも関税同盟だってもう少しで誘えるくらいなので
貸しを作れば関税同盟できちゃいます
ちなみに外交的に保護国化するのは関係を上げても無理っぽいので関税同盟で満足しときます
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こうしていよいよ開戦
したけど中々戦闘に勝てない*10。相手は戦列歩兵とはいえ、防御してる敵に勝つには予想以上に兵力差が要るようだ。ロシアの兵力を以てしてもオーストリアは単純に数が多いので、そこにスイスやバイエルンが加わると両軍の数が互角に。しかも…
プロイセンのやつ自分から仕掛けた戦争のくせに軍を全く動員してないとか嘘だろ!?(週50千ポンド近くもの赤字が出てるようなのでそれが理由っぽい)
動員されてない部隊も地元の防衛には加わるのでそこら辺は心強いが、兵力がどっこいなのにプロイセンが積極的に動かないのは無理だろ! せっかくつよつよ将軍揃えてるくせによぉ! モルトケは飾りか!?
しょうがないので勝つのは諦めてできる限り負けない戦いをする。抜かれたら一気にやられかねないモルダヴィア国境、露墺国境、普墺国境はキッチリ固めて、余裕があればチューリンゲンの方もサポートする。あっちは国境が入り組んでるので攻め込む方に勢いが乗らないようだ*11
ちなみに海戦は程よい規模の艦隊が通商破壊に出てくるので迎撃して簡単に勝てる
(てか相手が戦列歩兵でも400個大隊くらい相手に攻めあぐねるってことは、戦列歩兵で600個大隊超えてる清にはこのままだと全然勝てないですね…)
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ちょこちょこ貿易路増やしたら、これまで結構余裕有った船団が足りなくなっちゃって困る
バリとの関係を上げて「親愛」までいけたので、恩義を使って保護国化成功!
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開戦から3/4年ほど防戦に徹していたら味方のナッサウが離脱*12
味方が減ったがこれで戦線が整理されて味方部隊が多少浮く! これで無防備なベルギー攻めるぞー!
ベルギーは意外と戦列歩兵なのでサクサク勝てる!
向こうも長引く戦争で疲弊してたようで、国土の半分くらいを占領した辺りであっさり降伏
これでベルギー侵攻部隊をチューリンゲン方面に戻せるから
そっちの防御が更に堅くなるな。ふふふ…
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資金援助の結果ワラキアに貸しが作れた。ワラキアは保護国化への賛意が-50を上回っているので
これで保護国化できる
お次はセルビア。まず関税同盟への拒否が程々なので
貸しにすれば関税同盟に入ってくれる
こいつは先に関税同盟に入れることで保護国化へのマイナスを減らしとかないと保護国化できなそうなので。後は貸しを返して借りを作って関係を「親愛」に上げれば保護国化できるはず
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トリアージの技術が伝播したけどただでさえアヘンが足りないんだよなぁ(後で中央アジアとかシャムとか攻めよう*13)
すっかり忘れてたけどオーストリアと戦争してたイギリスがオーストリアに上陸!(いや、先に戦争目標のオマーン攻めろよ)
駐在部隊を余裕でボコってたので慌ててオーストリアが部隊を送り返り討ちになりつつある。これでこっちのオーストリア兵が減って余裕が出ると良いなぁ
とか言ってたらモルダヴィアが降伏(こいつ地味に散兵で厄介だったんだよなぁ)。これで浮いた部隊を他に回せる
丁度プロイセンのくびれてる辺りが押し込まれてて押し返したいんだよなぁ。プロイセンの戦争支持度ついにゼロだし(首都が無事だからマイナス行かないとはいえ)
(ところでさっきボコられてたベルギーで革命起きてる。ザクセン=マイニンゲンでも革命起きてるけど手助けする余裕無かった。これでプロイセンの関税同盟から抜けられちゃうかな)
[12/26]~1861年・£122.8百万・69.7百万人・4位
何とかプロイセン国境で攻防を続けていたら不意に戦線にプロイセンの将軍が登場したのでもしやと思ったら
ようやくプロイセン軍が動員を開始! 遅ぇーじゃねーか!! だがこれで勝てる!
プロイセン軍が能動的な活動を始めた結果ドイツ西部で優位を作り出すことに成功
攻撃に出ても勝てるぜー!
こうしてジワジワと南ドイツに侵攻し、結果半年ほどでオーストリア側の戦争支持度も0となったことで、白紙講和が成立した
いやー、無事同盟国を守り切ることができて良かった(プロイセンから始めた戦争のはずなのにおかしいな?)
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オーストリアと戦争してる間に悪評がすっかり下がったので、結構悪評が大きいカリフォルニアを取りに行きます
結構粘ったもののメキシコは屈服
カリフォルニアは中々金山があるんで美味しい
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キニーネの研究が完了
次は衣類や家具の生産を増やせる機械化工房で
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気が付いたらランキングでオーストリアに越されていた(多分威信が伸びる社会技術取ったんだろうなぁ)
てか今のイタリアやアメリカレベルでも列強なれるんだ…。将来的にはイギリスやフランスボコボコにしてランキング1位を取りたいところだが
ちまちま軍拡して陸軍は他の列強と遜色ない程度になってきたけど、海軍は中々なぁ
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ビルマとフランスの関税同盟が無くなってくれたおかげでアヘンを大量に輸入できて助かる
続いてヒヴァの傀儡化で産地を取り込んでいくぞ(生産を増やしてくれるとは限らない)
無事屈服
中央アジアは介入してくるような国が限られてるので楽
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セレベスの植民地化が完了。そういやキニーネの研究終わったから、マラリアを無効化できてたんだった
というわけで次の植民先はどこにするか。ってもうイギリスやフランスがガンガン植民してるので深刻なマラリアがある土地しか残ってねぇ!
しょうがないのでニューギニアに入植。最近染料や砂糖が不足してきてる*14ので、その産地を取りたいのだ(砂糖だけならマラリアの無いオセアニアの島々で良いんだが)
ロシアの植民スピードならマラリアがあっても普通に植民進むので助かる
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ふと気付いたんですが
他の職業と比べて軍人の生活水準低くない??
道理でコーカサスとかバルト海沿岸の部隊や艦隊が戦争で兵士減ると中々回復しないわけだわ
給料を目一杯上げてもちょっと消費税取れば余裕なのでガンガン上げよう
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次の記事に続く
*2:貿易するのに便利だし
*3:外交的に保護国化しても悪評食らうけど、傀儡国を移譲させる1/4以下の悪評で済む
*4:今思えばこっちに部隊を集めて他は防御しときゃ良かった気も
*6:だったら最初からこうすりゃ良かったな…
*7:丁度イタリアの戦争支持度が0になるとこだったので、首都をどうにかしないとこれ以上下げられない
*8:史実だと1845年にコンデ公ルイ・フィリップが誕生。ゲームスタート後なので少々違った歴史を歩んだと考えれば、そんなに違和感無い
*9:貿易路に必要な官僚機構はどうせ数日で返ってくるので
*10:勝っても全然占領地増えない。負けたら結構持ってかれるのに
*11:向こうの要求にあるホーエンツォレルンとシュヴァルツブルクは速攻取られるのを防げないのが、戦争支持度としては厳しいが(もっと早くオスマンから引上げられてればなぁ)
*12:てかナッサウが参戦してたの今更気付いた…
*13:てか従属国への建設指示実装してくれ。ペルシアまだまだアヘン農園作れるのに
*14:従属国がガンガン作ってくれれば良いんだけどさぁ