考察とは名ばかりで感想?

最近は主にゲーム(戦略系)と資産運用(FXで食ってくぞ!)

仮想通貨の連動性を探る――分散投資に効果的なのはこれだ!

仮想通貨こと暗号通貨に投資し始めてにわかリップラーになった途端にXRPが吹き上がったのでウハウハなくるっとです*1XRPXEMで半々持ってたら割とバラバラに動いて、合わせた価格変動が少なめになっている気がしたので、暗号通貨同士でどれだけ価格が連動してるか調べてみました。

分散投資の有用性

そもそも投資においてリスク回避のために分散投資とはよく言われるものです。特によく言われるのは株式と債券が反対に動く傾向があるので、互いに変動を打ち消してポートフォリオ全体が安定するというもの。
参考→分散投資にも理屈がある - 投資信託のガイド|ファンドの海
じゃあ暗号通貨のポートフォリオも価格の変動が連動しない組み合わせが有利なのでは…?

方法と結果

「暗号通貨の過去のレート調べるの面倒くさいなぁ〜」とか思ってたらcoincheckさんがやってくれました!
取扱い通貨の終値一覧ページが公開されました! – Coincheck blog
取扱い通貨の終値一覧 | 仮想通貨取引所のCoincheck(コインチェック)
表で出てくるからExcelにコピペして計算するだけだぜ!(それ以外の取引所や通貨に関して参考になるところ→仮想通貨の売却時(過去)価格を自動取得して確定申告に備える - 30歳からはじめる生きがい探し

というわけでcoincheckで扱っている通貨のcoincheckでの2017年の1日単位の価格変動について、各通貨の間の相関係数を計算しました。相関係数は−1〜1の間の値を取り、1に近いほど正の相関が強く(一方が上がるともう一方も上がる)、−1に近いほど負の強く(一方が上がるともう一方は下がる)、0だと全く相関がありません。

ポイント

予想通りどの通貨も多かれ少なかれビットコインに連動していて、ビットコインキャッシュでも逆に動くのが普通ということはありませんね。それでもビットコインキャッシュは連動性が少なく、リップルに次いで2番目に連動性が少ない。リスク、ネムがそれに続きます。というかリップルは他のどの通貨とも連動性低いですね。わが道を行く。そもそもビットコインは他の通貨とそれほど連動性が高いわけではなく、むしろアルトコインの間で連動性が高いという。ちなみに一番連動するのはダッシュビットコインキャッシュでした(何で…?)

まとめ

連動性が低い組み合わせほどリスク分散になるという考えから行くと、どの通貨とも連動性が低いリップルが恐ろしくオールマイティ。リップルを持っていればヘッジになるという結果になりました。後ビットコインキャッシュも有用。意外なことに、ビットコインも他の通貨との連動性が低い(というかビットコインキャッシュより低い)ので、アルトコインと合わせて保有するのがおすすめという話ですね。

*1:20日の夜に仕込んで寝て起きたら100円超えてた