考察とは名ばかりで感想?

最近は主にゲーム(戦略系)と資産運用(目指せ脱労働!)

【株シストレ】自分ヘッジファンド業務日誌:新しいストラテジー導入に向けて

株日記に書くと長くなるので、主に週末にシステムトレード関連でやったあれやこれやは単独記事にまとめています。目指せ!自分ヘッジファンド

今回は久々に他所からストラテジーを買って、中身の検討を始めました

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この前株日記にも書きましたが、システムトレードのストラテジー販売サイトでかなりよさげな奴を見つけたので、動かすためのシストレソフトと一緒に買いました。クレカの支払いにボーナスをつぎ込む予定です

そんじょそこらのストラテジーはバックテストでは威勢がよくても、フォワードテストでボロボロだったりして単なるカーブフィッティングなのを露呈するのがデフォですが、なんとこのストラテジーは3年以上フォワードテストして年換算リターン100%越えという恐ろしい奴。バックテストから半減したとはいえ、そこの差異がむしろ”ガチ”感を漂わせている。こいつは”本物”だな…?

長期のバックテストから分かること

ソフトの使い方とかストラテジーの中身とか色々確認して、まずは(と言っていいくらい最初にやったのは)ソフトに用意された最も古い時代から現代に至るまでのバックテストを、特に手を加えないプレーンな状態でやってみることでした。これでどれくらいそのまま使って支障がなさそうか探るぞ

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というわけで結果がこちら*1。ポイントとなるところに書き込んでます。途中から奇麗な右肩上がりですごいんですが、まず注目は水色の矢印を引いた期間。1990年から1998年の途中まで、ずるずると右肩下がりになっているという。やっぱりどんなストラテジーでも万能ではないってことですなぁ。相場の変化によって結果が出なくなったやつから結果を出してるやつに乗り換えるルールを作っておかないといけない*2

次に赤紫の矢印で示した2ヶ所。急に利益が跳ね上がってるわけですが明らかに怪しいな? というわけでトレード結果の一覧から問題の箇所を調べてみると、昨日まで400円だった株が一日で4000円になってるような事象が生じている。これは…株式分割…!

普通のチャートとかだと、過去の数値は株式分割調整済みの値になっているわけですが、この「システムトレードの達人」、低位株や値嵩株を除外するようなストラテジーを可能にするため、調整前の株価をそのまま使っている…! いや、そこは調整前と後のデータ両方をうまい具合に使ってほしいと思うんですが… まあしょうがない。そういうバグがあることは覚えておこう

月単位のデータも見てみよう

ともあれ「システムトレードの達人」はバックテスト結果の色々なデータをCSV出力できるので、表計算ソフトでデータからバグの影響を除いてしまえばいいのだ! ちょっと工夫すればVLOOKUP関数で月末のデータだけ抽出するとかもできるので便利ですねぇ。というわけで月々の損益をグラフにしてみましたよ

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ふむ。近年の傾向だとあのめんどくさい2018年も含めて月当たりの最大ドローダウンは10%程度、相場の傾向が変わっても最悪20%ちょっとを見込んでおけば良さそうだ。まあ、直近数年の相場を元に最適化するので、近年の損益よりちょっと下くらいを維持し続けられるんじゃないかなってところですが。ともあれこれならかなりの額を突っ込んでも安全そうですね

明らかになる欠点

さて、この結果通りに上手くいけば万々歳なのですが、そうは問屋が卸しません。確認を続けていくうちに、このストラテジーが抱える問題が明らかになってきたのです

そもそもこのストラテジーは3つのストラテジーを組み合わせたものなのですが、第2のストラテジーが低位株を狙っているところがかなり厄介。まず「マーケット・インパクト」の問題があります。自分の取引が株価に影響を及ぼしてしまい、思うように利益が上がらなくなるやつですね。これは出来高を元に1銘柄に振り向ける資金を制限し、その分仕掛ける銘柄を増やせば何とかなりそうなので、ひとまずは置いておきます

より問題なのは機会コスト。つまり指値が刺さらないので思うように売り買いできないという問題です。具体的に見ていきましょう

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はい、こちら一株18円! 1日で1、2円ほどの小刻みな動きが基本です。終値から1円下の17円で仕掛けたいところですが…

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17円には既に200万株ほど買いが入ってますね。ここで注文してもこの200万株の注文が全て通ってからじゃないと買えないわけですが、前回の出来高は130万株ほど。き、厳しい… 前々回なら230万株弱なので何とかいけっかなーといったところ

というわけで、

  • ストラテジーの最低株価をどれくらい上げれば、指値がそれなりに刺さりそうな流動性になるか
  • その場合、成績はどのようになるか

といったところを今後検証していこうかと

思ったより手ごわいストラテジーであった

ちなみにこの手のかかるストラテジーを除外して、残り2つのストラテジーで運用した結果は、3つの場合と比較してこうなります

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運用額300万円(固定)に対するここ3年ほどの累積リターンが、3つで運用すると900%近い一方、第2のストラテジーを使用しないと300%程度*3と1/3に減ってしまうのです

さらにストラテジー2つの場合のグラフをよく見ると

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実際にストラテジーを動かし始めた2016年初頭と、2019年後半にガクッと下がってるところがありますね… なんと、最大ドローダウンは約121万円! 300万しか運用してないのに…! じゃじゃ馬…!

そもそも元々のマルチストラテジーが、第2のストラテジーがメインで安定して稼いで、第1のストラテジーが時折大きくプラスし、この2つが買いポジのみなので第3の暴落時に売るストラテジーでヘッジするという構造。なので第2のストラテジーを頑張って機能するようにしないといかんのですよ

(追記)

というわけで、最低株価を変えるとどうなるのか検討しました

kurutto115.hatenablog.com

*1:300万円で単利運用した場合

*2:基本はある程度相場が変化しても結果を出し続けられる堅牢性が必要なのは前提としてそれでも

*3:それでも相当なリターンですが