さて、前の記事でてぃんくるの本筋について考えたらあることに気づくことでしょう
「この分だとこの1年であかりちゃんの物語はきれいに終わる!」
まあ来年新しい目標を持ち出すことも出来ますが、別にあかりちゃんが主人公じゃなくていいじゃんという話になるわけで。ここまでわかりやすく課題を設定してわかりやすく解決しているのを見ると、1年できっちり終わらせる意図を感じる気がします。あかりちゃんの成功を見るに、お話に適したキャラ設定の主人公で話もキャラも引き立つアニメを見たいですしね
そして他にも1年で終わると予想できる材料があります。正確に言うと1年で終わらせる理由と考えられるものですが
1年でリセットの戦略
実はこの記事のネタを思いついたのは↓の記事をたまたま読んだのがきっかけです
子供向けアニメはオタクアニメなんかよりももっと水モノだ。
人気が出ておもちゃが売れれば、2期があるなんてもんじゃない。
2年・3年とやってくことになる。
ぷっつり終わるラストなんて作ってられない。
むしろ『何年でも続けられる世界の構築』
が第一であり、全てだ。
実は佐藤順一監督にはクローザー適正がないのではないか、という懸念 - まっつねのアニメとか作画とか
深夜アニメなら1期が終わってから「さて2期はどうしようか」と考えても間に合いますが、全日帯アニメではそのまま続けなきゃならないわけです*1
そうして幸運にも成功したアニメは時に何年も続くわけですが、次第に長く続くことによる弊害が出てきます。うまいストーリーやおもちゃが出てこなくなったり、おかげでマンネリになって飽きられたり、何とかしようとしてもそれまで積み重ねてきた設定が足かせになったり新たな視聴者が入りにくかったり*2
そんなときに役立つのが「設定リセットして新キャラで始める」という手。戦隊や仮面ライダーで毎年やってるあれです。セーラームーンやどれみより長くやってるプリキュアも最近特にこの傾向が強くなってる感じです。なにせシリーズのブランドが定着すれば戦隊の様に延々と続けることが可能ですからね! ガンダムも宇宙世紀だけだったらここまで続かなかったかもしれません*3。プリキュアはSSで売り上げ激減という結果になったとはいえ、早い段階でキャラ取っ替えをやっといたのはシリーズ全体では+に作用したと言えるでしょう
ここでジュエルペットはどうなんだと考えてみると、ウィーヴの社長が1期が始まるにあたって
これまで『おねがいマイメロディ』シリーズを4年放送しましたが、『ジュエルペット』は5年を目標としている
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/03/26/jewelpet/index.html
なんて言うくらいですから、最初から長期シリーズにすることを視野に入れてるわけです。
そしてマイメロは最後の1年でキャラ取っ替えをやっていて、ジュエルペットも2期で早くもキャラ取っ替えをやっている。これは1年ごとに変えていく方針が固まっていると予想するのに十分でしょう
願望
ちなみに役割の終わった主人公でも脇役として再登場は可能。というかあかりちゃん達が好きなのでむしろ期待してるのですが、やっぱりどうせやるなら世界設定もお話に即したものに一新した方がいいよなぁ…
それに前作キャラがサブキャラで出てくるとグレートマジンガー以来*4の問題の危険性が…
ガンダムSEED DestinyとかなのはStSとか