31話が放送される前に30話感想を書かないと思ったけれど、てぃんくる全体における30話の位置づけに触れる前に全体の流れについて書いておきたいのでこの記事*1
このジュエルペット てぃんくる☆というアニメはあかりちゃんの成長を描いた作品です。そのためミリア達の成長を描いた話と比べてあかりちゃんに関する話が多くなっており、あかりちゃん以外のキャラのシリアス回は大抵あかりちゃん回の伏線として機能するようになっています。逆に言えばあかりちゃんが成長してさえいけば話が進むということです*2
そして作中であかりちゃんの成長がどのように描かれているかといえば、基本的に彼女を取り巻く人々との「和解」、つまり関係改善で表現されています。序盤から徹底的に友人、異性、家族との人間関係がうまくいっていないという問題が提示されていましたからね*3。この問題の解決がてぃんくる作中で描かなければならない「本題」なわけです*4
そんなわけであかりちゃんは周りの人と以前より仲良くなっていきました。UMA君*5と仲良くなり、お父さんのことを見直し、クラスに友達ができお母さんと仲直りしました。あとはお姉さんを残すのみですね。そして仲良くならなければならない相手に話の途中でアルマが加わりました。これでラスボスアルマと友達になれば全クリ、ジュエルペット てぃんくる☆ 完!の流れが見えました*6。異世界の体験をもとに元の世界でも成長、そして元の世界での成長をもとに異世界のラスボスを倒す! うむ、きれいな流れだ
しかしこれではジュエルスターとは何だったのかという問題ががが
これについては後で考えて書こう
おまけ
他キャラ放置といえばニコラの家庭の問題。根本的な解決になってないけどチターナが友達になってくれて良かったねで終わるでしょうね。本編でそういう扱いだったわけですから
29話感想でも書きましたが、あかりちゃんのマイナス思考みたいな解決しにくい問題は無理に解決しなそうですし