考察とは名ばかりで感想?

最近は主にゲーム(戦略系)と資産運用(FXで食ってくぞ!)

サンシャインの本筋を考慮すると4話を再評価せずにはいられない

予告のおかげでてっきりスカイツリーを破壊するものだとばかり思われていたサンシャイン9話でしたが、
驚いたことにまともな*1話だったのでずいぶんとまどってしまいました
今回の内容のおかげでサンシャインの本筋というものがいろいろとはっきりしてきたので
そのことについて考えて行きたいと思います

サンシャインの本筋とは?

9話放送後シリアス展開に驚く人が多い中、各所で公式サイトのストーリーが貼られ
「そもそもこういう話だからこれ!」というやりとりがなされました
と言うわけでここでも確認してみましょう。特に重要なのはラスト3行

みんなが目指すのはサンシャイン学園の卒業……
でも、将来の夢なんてよくわからない。
はたして、ルビーたちは卒業までに夢をみつけることができるのか?

キーワードは「卒業」と「(将来の)夢」ですね*2
よくよく思い出してみると、1話の時点で「来年卒業だから進路を決めないと」という会話がされており
卒業式で感動のラストを向かえそうないかにもな学園青春ドラマのパロディからストーリーが始まってることから
ラストが卒業であると予想することができます

9話のシリアス分のポイント

1話で進路について「そういうのまだ考えたくない」と言っていたルビーが夢について考え始めた
これが9話でストーリーが進んだ点ですね

ここで興味深いのが、ルビーが夢について考え始めたきっかけが自分で見つけた夢が御影君に無かったことである点
「一緒に夢見つけよう」の台詞の通り、ルビーの夢探しは必然的に御影君の夢探しとリンクすることとなり
恋愛面でのストーリー展開と密接に関わることが予想されます
どんな展開になるか楽しみですね

シリアスとギャグの共存する4話

9話はシリアス展開を中心にギャグをちりばめた構造になっており
これまでの回と比べてギャグが弱く感じられ、微妙な反応に…
(シリアス展開を予想だにしなかったのが原因なので、今後はシリアス回も落ち着いて評価されると思いますが)

ここを反省すると、思いっきりギャグをやりながら感動展開らしきものをやり遂げた4話が実は
ギャグとシリアスが渾然一体となって両立した良回だということがわかります
そして4話のテーマって「夢」なんですよね。サフィーとネジなんとか君の
ここで全体のテーマにつながっているという

3話ではガーネットの夢について描かれていますし、地味にシリアス展開の種がまかれています
1話でほとんど説明なしに作品世界に放り込まれたようなものなので
いろいろわかってから見直すと発見が多くでよいですね

これからはクラスメートの夢に注目して見ていくと面白そうです

おまけ

9話終盤のバスのシーンでは困っているルビーと対照的に皆が普段通り楽しくおしゃべりしてますが
普通にラブラが捕まりそうになったとかギャグをかましてくれてるんですよねw
この程度ぶっ飛んでるくらいがサンシャインの世界では普通で
現に私たち視聴者も慣れてしまって普通のシーンに感じてるんですよねw

そして悩むルビーに対して自分なりの答えを語るひなたは本当によくできた主人公の親友キャラだw
ルビーがもだえてる脇で花音ももだえてるのが面白いですね
夢に関していえば花音はひなたよりもルビーに近いところにいるということでしょうか

*1:サンシャイン基準では。後述する箇所を含め、やっぱりいろいろとおかしいw

*2:公式サイトがプレオープンの頃、作品紹介のラストに「夢を見つけよう!」と唐突に書いてあったのはこういうことだったのか