去年春までは、エポスゴールドカード→MIXI Mへのチャージでポイント還元率2.5%とかいうウハウハな状況だったのですが、MIXIがポイントアップショップから除外されて全てが終わりました…
お手軽にあちこちで使えて高還元率だったのにたちまち過去の栄光に。そうそう変更が無いと思ってたのに青天の霹靂だったなぁ
エポスゴールドカードは投信積立のポイント還元も制度変更されてセコセコ稼げなくなったのでもう頼りにならない。ここでもっと良い感じの方法を見いだしました!*1 この方法なら三井住友ゴールドカードの年会費永年無料にも大いに役立ちます
(まあこの方法も、今度は予想通りに厄介なことになってはいるのですが…)
(画像は楽天証券のサイトより)
まとめ
三井住友ゴールドカード→au PAY→ (Apple Pay) →ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュ→投信積立で、ポイント還元率が何と3.0%!
(通常の支払いならANA Payで2.5%、楽天ペイで3.5%の還元率)
更に三井住友ゴールドカードの年会費永年無料の条件である年間100万円の利用(通称百万円修行)に対して、月5万円の積立によって投信積立だけで60万円を消化することが可能!
投信積立のルート概説
楽天キャッシュ→楽天証券の投信積立はこれだけだと還元率が0.5%しかなく、楽天カード→楽天キャッシュのチャージで0.5%還元されるのと組み合わせて計1%が前提って感じです
ところがここで楽天Edy→楽天キャッシュのチャージが可能*2になったことで話が変わってきます
【MIXI M→ANA Pay封鎖】Edyと楽天キャッシュの相互交換で還元率4%を達成するチャージルート│フルーガル・イノベーション
Edyから楽天キャッシュ交換で、3.2%還元ルート開通【2023年夏】 - FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記
(※ 当時の高還元ルート)
楽天Edyは楽天キャッシュよりもチャージ手段が多いため、複数の決済サービスを経由して高還元率クレカからのチャージが可能なのです!
(参考:現時点の高還元ルート)
それでは「まとめ」で紹介した推奨ルートについて、クレカから楽天キャッシュに至る各サービスごとに詳細を説明しましょう
各サービスの解説
三井住友ゴールドカード
基本還元率0.5%、自動リボ払い機能の利用で+0.5%*3、年間100万円の利用で+1.0%*4と、最大2.0%のポイント還元率が可能となります
三井住友カードのゴールドカードにはいくつか種類がありますが、au PAYへのチャージのためには、ブランドがMastercardである必要があります(例えば話題のOliveはVISAのみ)
また年間100万円の利用で上記の還元率アップに加え、以降の年会費が無料になるのですが、100万円に計上されない支払いが色々あるのが厄介なポイント
このためEdyやANA Payに直接チャージせず、間に別のサービスを経由する必要があります。てかこの2つは通常のポイントも付きませんからね*5
SBI証券の投信積立の還元率が0.5%しかないノーマルカードと違って1.0%あるのが利点でしたが、月の積立額が10万円に引上げられるにあたって上記の利用額100万円を達成してないと還元率が低下するのが…
クレジットカード積立上限額10万円への引き上げに伴う設定可能日・ポイント付与率について|SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA
(投信積立は利用額100万円の範囲外です!)
au PAY
ポイント還元率0.5%ですが、ANA Payへのチャージは対象外になったので悪しからず。更にありがちなことにANA Payへのチャージは要Apple Pay。直接Edyにチャージできないので甘んじて受け入れるしかない。それとクレカからのチャージは月5万まで*6なのが厄介だし、そもそもチャージ出来るクレカの条件がややこしい*7
それにしてもau PAYは分からないことがあって調べても、公式サイトがぐっちゃぐちゃでちゃんと書かれてなかったり内容が古かったりするので全然駄目
au PAYからApple Payでチャージするにはau PAYプリペイドカードが必要なのですが、発行手順も探し回ってようやく辿り着けました
そしてau/UQmobileの携帯/光回線かauじぶん銀行のユーザーじゃないと作れないっていう
余談ですがau PAYも3Dセキュアやクイックペイに対応したんですね(クイックペイはiPhoneのみなのがまた…)
ANA Pay
こうしてようやくEdyにチャージできるサービスまで辿りつきました。0.5%還元でバーチャルプリペイドカードとしてあちこちで使えます(iDやVASAタッチ決済、Smart Codeのコード決済も可)。Google Payを使ってSuicaにチャージできるのもナイス! とはいえリアルカードは無いし3Dセキュア非対応なので痒いところに手が届かない
自分はANAのマイルが貯まるロボアドを利用してるのでマイルの使いどころができるのも有難いですね。まあTポイント辺りに交換して投信を介して換金するのがベストですが(楽天ポイントは目減りするのでNG*8)
ちなみにANA Payは残高上限30万、1日のチャージ上限10万、1ヶ月のチャージ上限30万
楽天Edy・楽天キャッシュ
Edyからのチャージ、楽天キャッシュからのチャージともにandroidアプリ限定機能なのが要注意
投信積立(0.5%還元)の他にも、普通の支払いに楽天キャッシュを使うことで還元率+1.0%できるのも良い*9(とはいえルートが長い。エポスゴールドカード→MIXI Mの手軽さが懐かしい…)
Edyへ/からのチャージは2.5万円単位、Edyの残高上限は5万、楽天キャッシュへのチャージは月10万まで
環境変化への考慮
この手のポイント多重取りはサービス提供業者の負担となるため対策されることが多々あり、自分も今回紹介するルートと似たようなことをやるにあたって警戒していました。その似たようなこととはau PAYではなくkyashを使うルート。kyashは今やポイント還元はろくにありませんが、色々と制限があるau PAYを避けることができ、更にApple Payが不要になるのでandroidユーザーに優しいルートだったのです。それもつい先日kyash→ANA Payのチャージが対応終了となり過去のものとなりました(せめて百万円修行が終わるまでは保ってくれないかと思ったんだがなぁ)
思ったより早かったですが、こういうことがあるのはむしろ予想通り。以前はMIXI MがANA Payへチャージできなくなったこともあったそうで。こういうときのために、代わりとなるルートを事前に考えておくべきなのです
(それとau PAYのチャージ制限5万/月を超える額を利用するためには別ルートが必須になります。5万じゃあ投信積立だけで埋まっちゃうからなぁ)
代替ルート
バンドルカード リアル+
- 三井住友ゴールドカード→バンドルカード→ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュ→投信積立(還元率3.0%)
kyashがルートに組み込めなくなった今急速に注目を集めているのがバンドルカードです。ポイント還元は無し。バーチャル、リアル、リアル+の3種類がありますがANA Payにチャージできるのはリアル+だけです。2種類のリアルカードは発行料が必要でリアル+は1枚600円。有効期限は5年です
既にau PAYやkyashなどはバンドルカードからのチャージができないので、ANA Payにチャージできなくなるリスクはやはりあるでしょうね
WAON
- 三井住友ゴールドカード→au PAY→ (Apple Pay) →WAON→楽天ギフトカード→楽天キャッシュ→投信積立(還元率3.5%)
ANA Payが使えなくなった場合にはこれ!という、WAON(1.0%還元)*10と楽天ギフトカードを経由するルート。WAONで楽天ギフトカードが買えるのはミニストップだけなのが難点*11*12
イオンカード以外でのチャージはMastercard/JCB/AmexのみでVISAは対象外なので注意。後は電子マネーの常で5万円が残高の上限
ところでクレカからApplePayで直接WAONにチャージするとポイント還元される説とされない説両方あって謎なんですよね。au PAY経由しなくて済むと有難いんですが…
(わざわざSuicaはApplePayでもNGと明記されてるのでWAONはセーフっぽい雰囲気もあるが…*13)
nanaco
- 三井住友ゴールドカード→au PAY→ (Apple Pay) →nanaco→楽天ギフトカード→楽天キャッシュ→投信積立(還元率2.5%)
WAONだとミニストップでしか楽天ギフトカードを買えないので、自分のように地方に住んでると東京行ったついででもないと無理! そこでWAONではなくnanacoにチャージしてセブンイレブンで買う(還元率+0%)という方法です
WAONと同様クレカから直接ApplePayでチャージしてよさそうな雰囲気もありますが、そもそも今ポイント付与されても後々対象外になる可能性は大いにありますからね
*1:まあネットで見かけて似たようなことやり始めて、記事にしようと思ってから半年は経ってますが…
*2:逆も可能
*3:毎月支払額を千円単位で増額してリボ払い金額を千円未満に抑えておけば、リボ払い手数料が毎月数円で済む
*4:1万ポイント付与なので100万円に対して+1.0%となり、それ以上の利用は還元率が上がらない
*5:他には国民年金保険料も対象外なので、この記事の方法で楽天ペイから支払いたいところだが…
*6:au PAYカードなら従来通り25万まで
*7:VISAとJCBは特定の発行元のカードじゃないと駄目。その他3つの国際ブランドなら発行元の制限は無し
*8:Edyに交換すれば目減りしないが、楽天キャッシュは積立にしか使えないので有難みが少ない
*9:Edyでの支払いは+0.5%と見劣りするのでほぼ使い道は無い。ただしアマギフへのチャージは楽天ペイでできないのでEdyが有用
*10:WAONへのチャージはau PAYの還元率0%
*11:EdyのギフトカードもあったりするけどWAONで買えるとこ無さそう
*12:ファミペイ使ってファミマで買うのはJCBのカードしかチャージできないのでNG
*13:ApplePayならセーフってんならEdyもApplePayに対応してくれりゃ楽なのに