近代を舞台にした歴史戦略シミュレーションゲーム、ヴィクトリア2 (Victoria II) のプレイ日記です。長くなってきたので分割しました。ロシアでアジアの覇者となれ!
目次
〇 3つの南下政策――③東方問題再燃(←現在のページ)
※見出しは[プレイ日]~ゲーム内年代・スコア(国別順位)
前回のあらすじ
世界最大の兵力を誇る「眠れる獅子」、大清帝国に挑むことのできる国など、インドに君臨する大英帝国を除いては西洋最大の陸軍を持つロシア帝国くらいなものだろう
できることは誰かがやらかす。ニコライ1世の南下政策はついに中国に牙を剥き、ツァーリの軍隊が東洋の遅れた軍隊を圧倒する。こうして見事に外モンゴルの地を手に入れたものの、世界最大規模の戦争は勝者にも大きな犠牲をもたらした。働き盛りの男達を十万近くも失ったことは、果たしてこの乾いた土地に見合うものだっただろうか? 皇帝はタタールのくびきがついに逆転したとご満悦である
こうしてロシアが疲弊の色を見せた途端に、動き出す者達がいた…
[8/19]~1843年・202点(3位)
というわけで、ロシアの同盟国エジプトに対してオスマンが戦争を仕掛けてきた
いやぁ、これロシアがAIだったら同盟履行を拒否するところだったってことですかねぇ? モンゴル攻めで滅茶苦茶兵士を失ったとはいえ、まだオスマンの倍近い規模の陸軍がいるんですが……
なのでもちろん参戦
とはいえ、確実に勝てるとしても相手は一応近代国家*1。兵の質にあまり差が無いのでまともに戦えば兵力が大幅に失われるのも確実…
そうだ、プロイセンにやらせよう(名案)
プロイセンはオスマンより若干兵力が下回っているが、軍事技術の差を考えれば互角以上。更に両シチリアも呼んだので余裕で勝てるっしょ(ペルシアは今呼ぶとオスマン軍に真っ先にボコられて陸軍が消滅するのでまだ呼ばない*2)
これに対してオスマンは予備役の動員を開始
成程これなら兵力でロシアにも対抗できるという腹づもりだったか?
ところでわざわざ戦争するからにはこちらに得るものが無いとね。なので参戦する前に開戦工作を始めておいた
これで戦争してる相手にも開戦事由が作れるw 戦争目的追加するときに悪評をもろに食らわなくて済むので有用
――――
鉄道の研究が完成。ようやく鉄道が作れる~
工場があるとこや産物の儲けが大きいところから作っていくぞ!
金は陸軍の予算を下げれば出てくる*3
次の研究は”医薬品”ね
補給限界が増えて出生率が上がって入植可能な土地が増えるとか、美味しいことだらけ過ぎる
――――
モンゴルと大南を勢力圏に入れたいんだけど休戦中は影響力与えられないんだった。関係改善だけ進めておこう
モンテネグロから同盟要請。最大の脅威であるオスマンと戦うロシアを見て頼もしく思ったか
スラブ人の仲間のためとあれば当然受諾だ(周囲のオスマン軍の動向を探る”目”にはなるからな…)
――――
オスマン軍が早速シリアの占領を始めた一方で、エジプトと両シチリアはリビアを攻めている
オスマンのリビア駐屯部隊がエジプト軍を攻撃。可哀想に、前近代の陸軍では数で互角程度では勝てまい
と思ったら勝ってるー!?(ギリギリ残ったエジプト軍部隊だったが、結局敗走したオスマン軍がもう一度攻撃してきて消滅しました*4)
ところでどうせオスマンと戦争するなら海軍を黒海に置いたままの方が良かったかと思ったが
オスマン海軍がかなり強力なので無理だこれ。真面目に戦うには海軍の予算上げる必要があるし
インド洋からはメソポタミアの港をすぐに封鎖できるのでそれだけやっておく。これなら予算上げずにできるしな
――――
ポルトガルがズールーに勝利
ロシアの対オスマン工作活動が発覚
悪評が少なくて助かるぜ
――――
[8/20]~1843年・220点(3位)
ロシア軍は黒旗になって補給限界も気にする必要無く中央アジアを突っ切って来た部隊が到着し、先に来た騎兵がオスマンにちょっかいかけては向こうが手出しできないペルシアに引っ込んで敵兵力の分散を図る
――――
兵士が減ったから国力傾注も兵士増加にしてしまえ
オスマンが予備役を動員してて気付いた。戦わずに占領だけさせるなら激雑魚動員兵でも事足りるじゃん!!*5
こちらの人口が犠牲になるのは変わらんが、兵士は全人口に対してなら貴重ではあるので
総動員すると85個連隊になるので兵力が倍になるぜ
――――
プロイセン軍も来たことだし、そろそろペルシアを参戦させても安全だろう
この辺りで借金を厭わず陸軍予算を最大にし、ペルシアに集めた軍をオスマン領内へ進める*6
何故かってーとこうして占領地の開放に来たプロイセン軍がオスマン軍に攻撃され、向こうはこの近辺に部隊が集中しているのでプロイセン軍だけだと数の差で負けるからですね…
上手く行くとプロイセン軍を盾にできるのでロシア兵の犠牲は少しで済むというかなり美味しい戦術だがそこまで上手く行かなかったな
恐らく動員兵と思われる敵の小部隊が単独行動を始めたのでこれ幸いと騎兵で狩りに行く
こちらの犠牲が殆ど無いあたり、やっぱり動員兵だったようだ
――――
目的はシュレースヴィヒ・ホルシュタインの解放
…それそんなにスウェーデンに得か??
――――
戦費のために借金が膨らむが、まだ8千ポンドだけか
戦争が終わって陸軍予算を下げれば1日数百ポンドの黒字となり、これまでも余裕で数万ポンド貯めてたので*7、戦争の終わりまで借金増えても余裕で返せるな
その頃フランスはブラジルに攻め込んでいた
――――
少ない兵力で懸命に占領地を解放していたエジプト軍が攻撃されたので駆けつけるロシア軍
そもそも兵力が少なすぎて再占領に時間がかかりすぎるので手助けしていたのだ(向こうは騎兵もいないし)
おかげで近くに居た(多分)動員兵の小部隊が孤立したので、そっちも叩いておいた
――――
上に書いた戦闘が終わるのを待って戦争目的を追加
ここからブルガリアを解放して、「国の解放」でもう一度オスマンと戦争すれば、衛星国大ブルガリアの完成というわけだ*8
――――
オスマン軍がペルシア軍を攻撃したが、これでペルシア軍を盾にしつつオスマン軍を攻撃できる
これを狙って周囲に集めていたロシア軍が突撃
敗走する敵に更なる追撃
戦勝点を稼ぐぜ~
――――
その頃、オスマン軍の主力部隊にシリア方面から離脱する一団がいた
こいつが急にイスタンブールに現れたら困るので騎兵で追いかけて監視する
首都周辺を占領されたら痛いだろうと思って動員兵で占領を進めているところなのだ。正規兵に攻撃されたらひとたまりも無い
って案の定こいつらイスタンブール行く気満々だよ。騎兵部隊で包囲して進軍を思い留まらせようとしたら、何と足止めに少数の部隊を残すという手に出た
追っ手がこいつと戦闘するか迂回してるうちに本隊がイスタンブールに到着してしまう。しょうがないので逃げられる前に本隊を巻き込んで決戦だ!
…勝てねぇ。攻撃側が渡河やらでペナルティ食らうからか。それなら向こうがイスタンブールの部隊を攻撃してるところに追っ手の部隊も合流させれば
ボスポラス海峡が封鎖されて通れねぇ!
ちょっと勿体ないが、トラキアは諦めてマケドニアに行き、プロイセン軍に盾になってもらおう
――――
これでやり直して無かったことになったんだけど、イギリスがアメリカと戦争始めてた
アメリカがブリティッシュコロンビアの空白地に入植しちゃう、ちょくちょくあるパターンが原因かぁ
そしてイギリス側の国を見て思い出す。そういやオスマンって序盤にイギリスと同盟してたな*9。となると、こちらからオスマンに仕掛けるにはイギリスの参戦が障害になってくるな…
――――
こちらがイスタンブール占領を諦めたため、そちらに向かっていたオスマン軍はシリア方面へ引き返し始めた
その頃シリアではオスマン軍とプロイセン・ロシア連合軍の戦闘が始まっていたが
イスタンブール方面から帰ってきたオスマン軍も合流しようとしてる~!
一方、イスタンブールには「オスマン軍も帰って行ったし、またイスタンブール包囲しようぜー」ということで、ドブロジャの占領を終えて手が空いた部隊が迫りつつあった
というわけで再び踵を返してイスタンブールへ向かうオスマン軍。た、助かった~
そっちに残ってた敵部隊を攻撃してたら指揮官が死んだー!
その割に大勝利
――――
プロイセンが戦争目的追加してるけど、そこまで戦勝点稼ぐ余裕は無いぞ
シリアでの戦闘に勝利(何かプロイセン騎兵がめっちゃ死んでる)
続いて敗走した敵を追撃したり
イスタンブールへ向かう敵軍に牽制してたこちらの騎兵が捕まったり
する2、3日前にオスマンが講和を受け入れるようになると気付いた
なら余計な戦闘は要らない。即刻講和だ
こうしてオスマンの奇襲から始まった戦争は幕を閉じた
――――
[8/21]~1844年・244点(3位)
そういや中断画面のランキングからオスマン消えてるな。そりゃ戦争して陸軍兵力削られて軍事点減った上に敗戦で威信削られたら、ギリギリ列強な国なんてひとたまりもないが、まさか二等国にも残らないとか…
ともあれこのまま半年経ったら列強の座はオランダにチェンジである。これで両シチリアが列強になったりしたら同盟打ち切り不可避で困るが、オランダとの点差を考えると大丈夫そうだ。ところでプロイセンはアメリカに抜かれるくらい兵力にダメージ食らって頑張ってくれたの本当にありがとう!
――――
戦争も終わったことだし動員解除
海上封鎖してた艦隊も港に戻す。ってこいつら何で港からそんな遠くないのに消耗してんだ??
物資の補給が0%ってあっ……
資金不足で補給物資が全然買えてない! 借金が限度額上限でもう借りられなくなってたのか。ともあれ貸してくれた主にフランスとプロイセンの銀行には感謝だな
もう戦争は終わって陸軍予算下げられるから返済は容易だ。っていうかたったの8千ポンドしか借りられないって酷くない?? これじゃあ工場の一つも建てられやしない。ロシア帝国の徴税能力を舐めすぎだろ
――――
戦争の終わったプロイセンがスウェーデンとデンマークの戦争に介入。そりゃシュレースヴィヒ・ホルシュタインに手を出されたくはないよね(ドイツ人の国を解放するってんだから利害は一致してる気もするが)
あー、プロイセンが他所で戦ってる火事場泥棒で戦争始めたのかスウェーデン
デンマークを上回る海軍で海峡を封鎖し、デンマーク軍を島嶼部に閉じ込めて悠然とユトランド半島を闊歩するスウェーデン軍であったが、
プロイセンの参戦で海軍は撃破され、自由に動けるようになったデンマーク軍がスウェーデン軍を撃退。逆に侵攻される事態となり講和に至った
――――
医薬品の研究が完了
これで補給限界が増えるし、発明で兵士の損耗も減るぜ!
(これ終わってから大国と戦争すれば良かったのでは???)
次は教育の効果アップのため実証主義を研究
――――
オスマンをボコった結果*10、我こそは東方教会の守護者であると宣言する「決定」ができるようになった
(そういやオスマンが列強落ちしてオランダが代わりに入ったな)
別にそこまで威信が欲しいわけでもないんだが、やらないと勿体ない気がするのでポチッとな
イギリスが反対しやがったー!!
まあでもイギリスも大兵力を抱えるロシアに攻めてきたりせんだろうし、開戦事由与えちゃうけど反対を突っぱねちまえ
――――
予算黒字にして貯まった金でガンガン鉄道作ってるんですけど、
作る場所決めるのに産物の利益の高い県を見てみると、人口密度高いところはすごいね…*11
(てか穀物や木材でこんなに儲かるんだ)
んで色々見てたら気付いたんだけど、地形で鉄道建設に要求される技術レベル上がるとかあったな!
(普段資本家に任せるから意識しないんだよな)
――――
鉄道ばっか作ってたら、そういや最近(戦争で金が無くて)工場作ってないけどいいのか?ってなったんですが、今の工場でも十分空きがあるんだから工場増やすより工員増えろって話では?と思ったところ
あれ、全然儲かってない工員大勢いるぞ? それじゃ当然工員増えんだろ*12
あー、一番従業員多いセメント工場がそんなに儲からないのか。鉄道どんどん作ってる間は儲かるが…。じゃあもっと儲かる商品の工場作ってそっちに工員が集まるようにしよう。良さげな商品は…
ワインがちょくちょく輸入品上位に出てくるな。元々国内での製造量も多いくらいだし、これは有望な事業だぞ!
原料の果物は国内でろくに産出しないから、どこか勢力圏に入れて*13輸入するとして、ガラスは工場を作ろう
蒸留酒も工場儲かってるし、こりゃ確実にワインも工場儲かるでしょ。てかガラス工場の製品を蒸留酒製造所でも使うからこっちも需要あるな
ところで他に気になってるのが、オスマンから割譲させたばかりのドブロジャ州に建ってた縫製工場(衣類工場)
ここも儲かってないんだけど、明らかに原因が原料のコストなんだよね
衣類は国内で作りまくってるし、需要も大きい
なので織物工場も作ろう。原料の綿は勢力圏のペルシアや青海から輸入できるし*14
――――
というわけで金貯めて工場作ったぞ
建てた場所はどれも人口トップ3の州
ガラス工場は石炭を産出する州に
他はあんまり国内で原料作ってないから単純に人口の多いところに*15
――――
国力傾注 (NF) で他国の土地の緊張を煽れたはずなんだけどどうにも設定できんなぁ*16
ブルガリア独立運動を煽りたいと思ってたら意外なところでアルバニア危機発生(惜しい!)
バルカン半島の問題はロシアに任せろ! 早速オスマンとアルバニアからお誘いが来た
スラブ人じゃないが、ロシアはアルバニアの独立を支持するぜー!(オスマンにはどんどん弱ってもらって、最終的にロシアの手下になっていただきたい)
だれもオスマンを支持しなかったので速攻で「危機」は終わった。普段のあの列強のつばぜり合いやらんのかい!
あんまり見かけないアルバニアがあっさり独立しててビックリだぜ
危機で独立した国は後ろ盾になった国の勢力下に入るよ。やったね!*17
ところで「危機」ではお馴染みのギリシアは解放運動による「くすぶり」の進捗が0.15程度
それに対してブルガリア独立運動はくすぶり度アップが0.2を超える*18
これは将来のブルガリア危機からの大ブルガリア独立が狙えますね…*19
――――
どんどん工場建ててしばらくは内政に邁進するぞー!と思ってたら
風雲急を告げすぎでは??(まさかの伏線回収)
――――
――――
次の記事へ続く
*1:ロシアが言えた義理じゃない気もする
*2:忘れがちだが近代国家VS前近代国家になるので歯が立たないのだ。史実と違ってエジプトがオスマンに一方的にボコられがちなのはこのせいだな…
*3:ちなみに兵士が減ったのを何とかするため、宣教師の代わりに軍人の給料をMAXにしておいた。下層階級の生活が苦しいと兵士に転職しやすいそうなので、関税も上げていいかもな
*4:残りのエジプト軍はどこ行ったんだろ?
*5:全土に陸軍部隊がひしめいてる中国に比べ、オスマンはエジプト攻めに行ったら本土ががら空きなので、正規軍の後ろで動員兵が安心して占領を進められる
*6:兵力に比べて金は惜しくないもんね~
*7:中国との戦争では結局1日数十ポンドの微妙な赤字が続いたが、貯金を切り崩して借金せずに済んだ
*8:悪評も下がるし一石二鳥
*9:だからこっちの戦争の展開でイギリスが戦争に乗り出すかどうか変わってくるのか
*10:条件を読んでもどういう意味かよく分からん。そもそもオスマンが列強落ちしないと出現しない?
*11:こういう数万ポンド儲けてるところはかなり豊かな県で、普通は数千ポンドもざら
*12:給料上げてるから高給取りの兵士にどんどん転職していくので、兵士を増やすという点では美味しいが
*13:まずはエジプト。同盟国を取られたくないのと、東アフリカへの入植を邪魔するためにスエズ運河を邪魔するために丁度狙ってた
*14:青海の綿産出プロビを産物マップで見ると緑に輝いてる… 中国やインドは人口多いから産出量がエグい
*15:ガラス工場と同じ州にワイン醸造所とか、縫製工場と同じ州に織物工場という手もあるが人口多い州にバランス良く配置するの優先で
*16:追記:攻略wikiみたら列強以外じゃないと出来ないそうな
*17:「危機」で独立運動の後ろ盾になるとか多分始めてなのでそこら辺全然知らんかった
*18:この前の戦争でガンガン占領されたのが影響してるのかな