考察とは名ばかりで感想?

最近は主にゲーム(戦略系)と資産運用(FXで食ってくぞ!)

PRS投資の代替としてバイ&ホールドを検討

先日記事にしたようにPRS投資を辞めるわけですが

kurutto115.hatenablog.com

信用取引シストレするための証拠金をそのまま置いておくのももったいない気がするので、何かバイ&ホールドで保有しようかと検討しました

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タイミング投資できない

シストレで余力を使ってる間は代用有価証券が拘束されてしまい、PRS投資は投資対象のスイッチングに支障をきたしたわけですが、代用有価証券として差し入れてる分を売り買いしないバイ&ホールドなら、シストレと両立できます。ということで、シンプルにアセットアロケーションを考えることになります

しかしその前に一つ、ポジションサイズを考えておく必要があるでしょう。ひとまず、リスク資産のドローダウンが最大50%、許容できるドローダウンが10%とざっくり見積もれば、バイ&ホールドする資産のポジションサイズは全体の1/5になります

債券は不要?

最初は「先進国は低金利で債券の上昇余地小さい*1し、新興国は投資家の投資判断の関係で債券が株との連動性高いしで、債券いらなくね?」と考えました

さらに国内株はシストレの対象なので、バイ&ホールドしてる資産とシストレとの連動性を下げるため、国内株ファンドは対象外にしましょう

国内不動産やコモディティもそのうちシストレするとすれば、海外株+REITでいいんじゃないかと

ところが、レバレッジ投信の絡みで債券が意外とリターンに寄与するとの話を見かけました

www.tsumipara.com

うーむ。意外と債券をスルーするわけにはいかないのか? てかそれなら債券入ってるレバレッジ投信でいいのでは?

人気のレバレッジ投信だが

というわけで、「定番の三倍三分法ファンドでも買うかな〜 1種類で済むし」とか考えたのですが、よくよく考えたらポジションサイズ押さえてるのにレバレッジかけるのは、金利コストの無駄ですね

一倍三分法ファンドがあればよかったのですが、目論見書で過去のリターンを推計するのに話題になるだけで、実際にそういうファンドないんですよねぇ

そうなると、普通に株+REITと、その2~3倍の先進国債券買えばいいだけな気がしてきました。国内債券? さすがにそうそう上がらないのでは?

そもそも掛目で二割減なので

そうなると債券の分ポジションサイズ増えるなぁと考えてて気づきました。保証金から代用有価証券になると掛目で二割減だけど、その分をカバーできるほど期待リターン増えるのか?

とくればレバレッジをかけて投資信託として保有する量を限定するのは有効な戦略です。ただ、そうしてもやっぱりシストレの余力を減らした割にリターン上がらないみたいなんですよね

計算してみましょう。運用資産の1/5をバイ&ホールドするとして、対象となる資産の期待リターンが株式についてよく言われる5%なら、1/5の1%になるわけです。一方、保証金の1/5が代用有価証券になるので、実質的に保証金が1/5に20%を掛けた4%目減りします。んでもって、シストレの期待リターンを20%とすると、保証金が4%目減りしたときに目減りするリターンは、0.2×0.04で0.8%!

…バイ&ホールドで得られるリターンの大半を食いつぶしている! ていうかそもそも1%の時点で少ない! 仮にバイ&ホールドした資産の期待リターンがここ十年好調な米国株並みの10%でも、運用資産全体に対しては2%にしかならないわけで。しかも今後シストレのストラテジーを増やして、期待リターンが合計50%になったら代用有価証券で目減りする分で帳消しですよ

うん、もう全部証拠金のままで良いな!

今後の展望

やっぱりバイ&ホールドだとリスクの割にリターン上がらないんですよね*2。そうなると日記で紹介したPERモメンタム投資みたいに、多少は売り買いするような方法で考える必要がありますか。シストレで資金拘束されてもいいように、1ヶ月の間に売り買いできればOKくらいの緩い条件で検証するとして

*1:山崎元氏の著書でもそう言ってるし…

*2:シーゲルの緑本で論じられている、移動平均線投資のリスク改善を見よ!